今更ですが「君の膵臓をたべたい」を読みました
これまで読んだことがない作者の本には、なかなか食指が動かず、巷で話題の本となると、ますます読む気がしない私ですが、コロナの影響で急に明日から図書館が閉まる!というタイミングでたまたま目についた、住野よるさんの「君の膵臓がたべたい」を借りてしまいました‥
読み始めてみると「甘~い」。不治の病だけど普通に生活できる女子高生のワガママを、人との関りを避けていた同級生男子(よく見ると、きっと格好いいに違いない)が文句を言いながらきいてくれて、だんだん心を開いてくれて‥って女子なら誰もが一度は夢見るシチュエーションですよね?!少女漫画?!と一人で通勤バスor昼休みの職場で悶えてました。すみません。なのに最後になって「恋とかそういうのじゃない」みたいな‥マジで?!また、取り乱してしまいました。すみません。(2回目)
私が気になったのは「爪の垢を煎じて飲む」っていう言葉を好きな人に使いますか?っていうこと。私は使いません。この言葉を、意味は合っているけど面白くないから使わないという場面で「あれ?」と思いました。偶然ですが、私は昨年、職場の後輩(男)に「あなたの爪の垢を煎じて飲みたい」とよく言っていました。私は心配性で、仕事についても、早めに取り掛かかったり、上手くいかなかった場合の対策を考えたり、気苦労が絶えない訳ですが、後輩はのんきなもんで、見かねた私が注意しても「何とかなりますよ~」と意に介さず。いや、本当にうらやましい。イヤミとかじゃなくて。あんなふうになれたら、どんなに楽だろうと思って、先ほどのセリフが思わず口に出た次第。ということは、やっぱり真反対の考え方をする人間に対して、あなたみたいになりたいと思う時に使う言葉なんだなぁ。じゃあ恋じゃないのかもね。ちなみに私は後輩には恋していませんでした。(キッパリ)
恋って、尊敬とかあこがれはあるけど、「あなたになりたかった」とは、思わないかな~。ということは胸キュンはあるけど、お互いがお互いになりたかったと思っていて、テレパシーで通じ合っている二人は名前が付けられない関係で、あえて言えば「君の膵臓をたべたい」?!お~、読み終わったときは、よく分からなかったけど、今、腑に落ちました。