![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/147231910/rectangle_large_type_2_a8b2345803022c85967961c0175fdf54.jpg?width=1200)
【前編】いい機会なので不倫について考えてみた。【スリーポイント不倫】
はじめに
元川崎ブレイブサンダースの藤井祐眞選手とグラビアアイドルの村島未悠さんとの不倫騒動が報じられてもう3週間ほど経つのか…早いもので。
本当にここ4、5年でアスリートの下半身系のスキャンダルは笑えないものになったと実感しています。
一昨年の坂本勇人選手然り、清田育宏選手然り、あれよあれよという間に、SNSを通じて問題が大ごとになっていくのを見ていると、やはり不倫、浮気などの不貞行為について、自分と世間一般との考えにズレがあるんだな、と再認識しました。
不倫や恋愛、結婚について、真剣に考えないといけないなあ、とぼんやり思っていたので、自分の考えをまとめてみることにします。
野球、サッカー選手とは少し違う、バスケット選手の下半身スキャンダル
野球選手の下半身問題が露出すると、やれ夜の三冠王だとか、下半身タイガースだとか、揶揄するようなキャッチコピーがついて、ファンが面白がってネットミーム化させたり、ネット上ではそんな文化がずっと続いてきました。
この騒動の記事にもスリーポイント不倫とか、ネタにするようなタイトルが付いていますが、私はバスケット選手のスキャンダルを野球選手のように笑うことができない。
そもそも、笑うようなことじゃないというのは別にしても、本当に笑えないのだ。
何故かというと、Bリーグは観客の半数を占めるほど女性ファンが多いのと、その中でクラブではなく、選手個人のファンも多数存在しているから。
いやいや、野球だってサッカーだって女性ファンは多いよ、と思われるかもしれません。
だけど、野球もサッカーも、あくまで贔屓チームの駒としての能力ありきで選手を推す人が大多数なはずなんですよ。
一昨年の坂本勇人選手のスキャンダルの時も、坂本ファンは「そういう人だって知ってた」って感じで、怒りを募らせてはいたものの、ファンやめます!なんて人殆どいなかったんじゃないですかね。
きちんと結果出してチームに貢献してくれれば別にOKみたいな。自然に別の選手に流れる人はいるかもしれないけど。
だけど、これがバスケ選手になると話が違ってくるんです。
Bリーガーの女性ファンは、プレイヤーとしての能力以上に、選手個人の人間性を見ている。
クラブに所属する選手数も少ないので、おのずと選手1人頭の熱量も大きいものになる。
会場が狭いこともあってファンサも認知も取りやすいことから、ガチ恋リアコまで発展する人も珍しくないのです。
どこかで前提を履き違えている気もするけれど、それ事態は全く悪いことじゃない。
そんなファン達が課金してくれているから、クラブが支えられているのも現実なんですよね。
それを踏まえると、川崎で3シーズンにわたって活動してきたアシスタントMCとの不倫は「一体何を見せられてたの…?」
「選手目当てなんだね」
と失望するファンも多いはず。
プレーとはなんの関係もなくとも、裏切られた気分になってしまうのは当然のことですよね。
こういうことがあると会場で働いている女性のクラブスタッフ、チア、アリーナDJなど、選手目当てじゃないかと疑いの目で見てしまうかもしれない。
しまいには自分のパートナーのことも信じられなくなる人も出てくるだろうし、男性嫌悪にも繋がるのではないだろうか?
彼女達の気持ちに寄り添うと、不倫問題ってやっぱり笑えない問題なのだ。これを軽いものとして、流すのはよくない。ちゃんと、考えていこうと思います。
不倫を断罪する人たち
反応を見て思ったことは…
他の有名人の不倫騒動でもそうだけど、
不倫浮気=悪 とする人たちが多いこと、多いこと。
そして、アスリートとグラビアアイドルの不倫ということで、世間様の無意識の偏見というやつが爆発している。
こんないい体で迫られたら、我慢できないよな、とか、村島さんがグラビアアイドルという職業だから、淫乱で男好きみたいなイメージで語っている人がいる。
他にも、25歳は分別のある年で、既婚者に手を出すなんて、倫理観に欠けるとか、みっともないとか、たとえ匿名のSNSだろうと他人の恋愛に遠慮なく口を出せる人間って、結局私生活に何も誇れるものもなく、たえず他人をジャッジしていないと正気を保てない人間なのでしょう。
こういう人たちはこの先、優しさも、思いやりも、本当の愛も、絆も、一生持つことができない哀れな人間だと、私は断言します。
自分の人生で一度も、ままならない恋愛に溺れて身を滅ぼさないと言いきれるのかな。
心にエラーが起きた際、時と場所に限らず襲ってくるのが恋というものです。
恋にコントロールは効かない。
分別も倫理もどこかに飛んで行ってしまう。
だから、とてもじゃないけどふたりが悪いだなんて、私には言えない。
不倫されるひとって被害者なの?
いやいや、された側、ここでは藤井選手の妻と子供達のことを考えろ、不倫って、いとも簡単に家族を壊せるんだよ、と世間様は言います。
ということは、皆、自然と被害者側に共感できているということなんですよね。
もちろん不倫というのは、タブーであり、違法行為だということは、私も重々理解しています。
でも、考えてみて欲しいんです。
あなたの夫が若くて美しい女性と不倫をした。
自分が子育てに、家事に、仕事に没頭している時に、不倫されてしまった。
許せない、と思いますよね。
プライドが傷つけられた。
他の女とセックスした夫なんて生理的に無理。
ひどい、許せない。
そして、夫を呪いながら、調停して慰謝料なり貰えるものを全ていただいてシングルマザーになったとする。
そのあと、別の男性と交際して、この人は私が頑張ってることを認めてくれてるし、今度こそ大丈夫と思って再婚したとします。
ところが、結婚した途端に態度が急変して、モラハラ、完全に育児も家事もワンオペ状態になってしまった。
そして、また、夫を呪います。
一度目のように、簡単に離婚するわけにもいかず、家庭と仕事にがんじがらめになって、ちょっとしたことでも人を許せなくなる。
夫だけでなく、ママ友、同僚、上司、些細なことで悪態をつく。
そして、夫や周りの人たちの被害者であることを強調して、周りの同情を誘うんです。
うーん、そっかー、かわいそうだねぇ……
私、こういう人山ほど知ってるんですよね。
やっぱり男なんて信用できない、とか悪態つきながら、優しい上司の言葉にほだされて今度は自分が不倫したりもするんですよね。
不倫される女にも、不倫する女と同じ特徴があるんです。
こういう女性は、傍目から見ると、優しくて健気に見えるんです。
だからかわいそうに見えてしまう。
でも、心の中で、夫を、男を、呪いながら生きている。
こういう女性は、他責思考で、人を認めない。
私って可哀想なんだといつも泣いている割に、かまってあげると、人の悪口しか言わない。
だから周りの人にまともな人として認めてもらえずに、いつも雑に扱われるんです。
こんな一生を送りたくないですよね。
配偶者の不倫は違法行為!と断罪する前に、夫側の性欲とか、一方的に決めつけるのではなく、どういう原因があって不倫なんかしちゃったのか、探ってみる必要があるんですよ。
夫婦の問題が夫の一方的な裏切りなんてあり得ない。
なんで不倫なんてするの?
さっき、恋にコントロールは効かないと言いました。
そして、心にエラーが起きた時に容赦なく襲ってくるとも言いました。
グラビアアイドルという仕事は心のエラーが起きやすい仕事だと思います。
自分の体が商品になるわけですから、やけ食いしたりするわけにもいかない。
ファンはやれ痩せただ太っただとグラビアが雑誌に載るたびに騒ぎます。これはストレスが溜まりますね。
だけど、バスケクラブのMCという仕事は、脱がなくていいお仕事なんですよね。これを3シーズンもやってるんですよ。
事務所が持ってくる仕事だと思うのですが、スポーツに興味ない子がこんな仕事をすると、オタクって、こいつバスケ興味ないなってすぐ気がつくんです。
男性バスケファンだって、可愛いだけのタレントに神聖なアリーナをを荒らされたくないと思ってます。川崎ブースターの反応を見ていると、女神的な存在だったんじゃないかと。
結果、こんなふうになってしまったけど、でも、こんな女神にまじめな選手が目をつけないわけないなと思うのです。
で、どんな時に男って不倫に走るかというと…
パートナーに必要とされなくなった時じゃないかな。
これはあくまで憶測なんですけど、藤井選手は10年目でそろそろ替えが効く年で、妻も子供も養っていかなきゃいけない。
でも、長いシーズン、できた奥さんだと夫のためを思って家庭のことを何もかも1人でやっちゃうようになるんですよ。
藤井選手がプライベートでどんな人か知らないけど、モラハラとかではなく、妻の思いやりです。
だいたい、不倫される妻って、優しくて強い人なんです。
だけど、男性は愛する女性に必要とされるために結婚するんですよ。
これは結婚の大前提です。
何もかも1人でやってしまうと、男性の女性に必要とされる欲が満たされなくなる。
なので、外に自分を必要としてくれる女性を別に作り出すんです。
周りにこんな夫婦はいませんか。
ねえ、お父さん、ゴロゴロしてる暇があったら庭に水撒いてきてよー、で、水撒いたらついでに洗車してきて。
みたいな、夫使いの荒い奥さんがいる夫ほど、レスっても不倫もしなければ風俗にも行きません。
で、夫の方も「うちの母ちゃんのせいでちっとも休まらない」とか同僚に文句を言いますが、だいたいコレって文句と見せかけたノロケなんですね。
こんな夫婦は幸せです。
妻側には、自分が夫使いが荒いからといって嫌われるとか、見捨てられるという意識が全くありません。
あんたごときに私以外の誰がいるのよ!
という意識で生きてます。
でもサレ嫁って、常に嫌われるのと、見捨てられるのが怖いから、夫に全力で尽くしてしまうのです。
反応を調べていく中で、川崎の関係者が文春にタレコミしたのではないかという他クラブブースターのポストを目にしました。
3シーズンMC務めたタレントと、10年クラブに所属している功労者の不倫騒動です。
不倫は良くはないけれども、これがスキャンダルになるということは、今までアリーナに通ってくれたファンを裏切ることになりますよね。
藤井選手の移籍は決まったものの、動員にも影響します。
できたら当人達の処分だけで済ますのが一番です。できればファンには知らせずにいた方がいいはず。
川崎は伝統ある名門クラブです。
アリーナに通うために日常生活を必死にがんばっているブースターの夢を醒ますようなことは、絶対クラブ側はしないと思う。
でもね、クラブのことも、ブースターのこともどうでもよくて、むしろ可哀想な自分に浸りたい人間が、登場人物の中に1人いるんですよね…。
不倫はいけないことでも、当人達の問題であって、他人が口を挟むことじゃないのです。
物事を大きくする人には、何かしらの原因がある。
さっき、不倫される妻は優しくて強い人と言いましたが、表向きそう見えるだけなんですよ。
心の中では、虚栄心とか承認欲求がうごめいて、被害者のふりをして他人を攻撃するタイプの人間じゃないかと私は考えています。
あまり、そういうタイプの女性に、騙されないようにしてください。腹の中は真っ黒ですので。
長くなったので、一区切りします。
次は結婚の意味について、不倫の影響について考えてみることにします。