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L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ

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L'Arc〜en〜Cielの楽曲全曲制覇を緩く目指していきます
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『forbidden lover』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ)

ここからはアルバム『ark』辺です。 『ark』、『ray』の順番については諸説あるところですが、ここでは敢えて触れずに『ark』から語っていこうと思います。 まずは一曲目の『forbidden lover』。 シングル曲でもあるこの曲。 改めて考えてみると、この曲がシングルの表題曲になったというのは驚きの一言。 歌のメロディがメロディアスではありつつも、全編を通して非常に暗く思い雰囲気に支配されていますから‥ この曲をシングルとして切れるあたりに、当時のL'Arc〜en〜

『metropolis』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ)

前回に引き続きカップリング編です。 今回は『winter fall』のカップリングとして収録されている『metropolis』。 この曲はカップリング曲の中でも人気、知名度ともに随一なのではないでしょうか。 先日のhyde誕生祭で演奏されたのも記憶に新しいところです。 前回の『THE GHOST IN MY ROOM』がシングル曲『虹』に対しての”外し”的な位置付けに感じられたのと同様に、この『metropolis』もTHE王道のシングル曲『winter fall』に対して

『THE GHOST IN MY ROOM』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ)

hydeの誕生祭にも参戦できたことですし、この辺りから少しずつ投稿を再開していきたいと思います。 今回取り上げる楽曲は『THE GHOST IN MY ROOM』です。 どうでしょう、これはかなり知名度低めの楽曲なのかもしれません。 正直私も、今回改めて聴き直すまでは存在を忘れかけていました(失礼!)。 この楽曲はシングル『虹』のカップリングとして収録されています。 A面の『虹』がバンドにとって大きな意味を持つ、いわゆる重たい楽曲であるのに対して、カップリングのこの『TH

『あなた』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ)

『HEART』編もついにこれで最後! 今回は10曲目の『あなた』です。 この曲も『虹』と並んで、アルバム『HEART』の中でも特別な位置付けの曲ですよね。 ここぞというタイミングのライブの締めは基本『虹』か『あなた』かというイメージがあるくらいです。 個人的には『あなた』は7daysの本当の大トリで演奏された時のイメージが強く、例に漏れず特別な思い入れを持っています。 なんというか、なんでもない時に気軽に聴けないくらいの重さが謎にあるんですよねw そんなことを言いつつ、今回

『milky way』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ)

『HEART』編もラスト2曲まできました! 今回は9曲目の『milky way』です。 この曲はtetsuyaが作曲のみならず作詞まで担当しています。 他曲のhydeの作成した歌詞と比べると、どこか違いを感じる人も少なくないのではないでしょうか。 改めて読んでみても、特に深読みすることなく受け取ることのできる、ストレートな歌詞だという印象が強いですね。 そもそもこの楽曲自体が、アルバムにおける軽めの曲といった位置付けで作成されているようなので、その意図通りの作品に仕上がってい

『fate』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ)

『HEART』も残り3曲! 今回はアルバム8曲目の『fate』です。 『fate』も非常に人気の高い楽曲の1つですよね。 ファンからの人気が高いのはもちろんのこと、ライブで演奏される機会がアルバム曲としては多いことから、メンバーにも特別な思い入れのある楽曲だということが伺えます。 また、なんの雑誌かは忘れてしまったのですが、tetsuyaが過去にライブで演奏していて楽しい(気持ち良い?)曲としてこの『fate』を上げたこともありましたね。 筆者としても、この曲は特別な世界観

『Promised Land』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ)

久々のラルク回です。 今回は『HEART』7曲目の『Promised Land』いきましょう。 この曲もなかなか変わった曲ですよね。 いわゆる往年のHRで稀に見られるハーフタイムシャッフル(?)的なリズムにUK的な演奏が載っているというか。 個人的にはL'Arc〜en〜Cielの楽曲の中でも捉え所のなさを感じる曲の一つです。 楽曲の構成順で見ていくと、まずはイントロのインパクトが大きいですよね。 yukihiroのタムをベースにして刻むリズムからは既に若干の跳ねたリズムが感

『birth!』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ)

アルバム『HEART』も後半に入りましたね。 今回は6曲目『birth!』です。 今まで気づいていなかったんですが、タイトルにエクスクラメーションマークがついていたんですねw 『birth』とすると何だか勢いがなく感じてしまうので、この曲の勢いを象徴するには『birth!』としておいた方が良いよなぁと今回改めて思いました。 前半5曲のシリアスな印象からここでガラッと雰囲気が変わり、底抜けな明るさを感じさせてくれるのがこの曲『birth!』です。 メンバーもこの曲がアルバムに

『虹』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲についてひたすら語っていくシリーズ)

今回は『HEART』の五曲目『虹』です。 いやぁ、ついにここまで来たのかといった感じで感慨深いですね。 まだまだ楽曲はあるので先は長いのですが、一つの区切りを迎えたような気になります。 何と言ってもこの曲は、バンドにとってもファンにとってもただならぬ意味合いを持つ楽曲ですからね。 この楽曲が発売された背景等については語り始めるとキリがないと思うので、ここでは触れないでおきます。 ただこの『虹』というタイトルについてはどうしても触れておきたいところ。 L'Arc〜en〜Ciel

『Shout at the Devil』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ)

『HEART』四曲目は『Shout at the Devil』です。 これはライブでも演奏されることの多い人気曲の一つではないでしょうか。 メンバー4人の直球バンドサウンドを味わうことのできる、L'Arc〜en〜Cielではある意味異色の楽曲の一つでもあると思います。 そもそもこの楽曲はパートを分けて録るのではなく、楽器隊3人が一度に演奏をする一発録りの手法で録音が行われているそうです。 その効果は顕著に表れていて、同じアルバムに収録されている他の曲と比べても、音の生々しさ、

『Singin' in the Rain』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ)

今回はアルバム『HEART』の三曲目、『Singin' in the Rain』です。 この曲も初めて聴いた時は驚きました。 これまでにもジャジーなテイストの楽曲はありましたが、この曲に関してはもはやジャズじゃんと。 もちろん、ジャズを愛する方からすればジャズ風の楽曲という域を出ないのかもしれませんが、素人耳にはもうジャズというジャンルに纏めてしまいたくなる楽曲です。 それくらいの異質さを感じます。 『HEART』というアルバムは割とわかりやすい直球の楽曲が多いイメージがある

『winter fall』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ)

今回はついに来ました、『winter fall』です。 大 名 曲 といって差し支えないのではないでしょうか。 私も並々ならぬ思い入れのある、大好きな曲です。 この曲、実はL'Arc〜en〜Cielがシングルチャートで初めて1位を獲得した曲でもあるんですよね。 そういった広いマス層に刺さるキャッチーさもありつつ、聴き込むとスルメ的な様々な要素も兼ね備えている至高の一曲だと思います。 まずこの曲のタイトル『winter fall』についてですが、これはhydeの造語らしいです

『LORELEY』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ)

しばらく怠けてしまっていましたが、ついに『HEART』編に突入です。 ここからはドラムがyukihiroにチェンジしており、後にまた触れる『DUNE』編まではしばらくsakuraのドラムとはお別れになりますね。 さて、まずは一曲目の『LORELEY』です。 この曲、私はめちゃくちゃ好きです。 一般的な評価ってどうなんでしょうかね? 次の『winter fall』をいち早く聴くためにスルーしてしまう人もいそうな位置にあるこの曲ですが、そうしておくには勿体無い超名曲ですよ本当に。

『賽は投げられた』(L'Arc〜en〜Cielの楽曲をひたすら語っていくシリーズ)

『True』期のカップリングシリーズはこれでラスト。 今回は『Lies and Truth』のカップリング『賽は投げられた』です。 このタイトル、初見では読めませんでしたね。 賽はさいと読みます。 『賽は投げられた』というのはカエサルが言ったとされる故事成語的な言葉で、後には引き返せないという意味のようです。 歌詞と照らし合わせると、世界が終わっていく、待ったなしだというような意味なのでしょうかね。 結構重めのメッセージ性を感じる歌詞なのですが、曲調は非常に明るく、若干コミカ