こんなに気を付けているのにミスをなくせない…。

【声優 佐原誠って?】

●アルビン!&しまっピーズ「サイモン」役
●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役
●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役
●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役
●CallofDuty:ModernWarfare:Warzone「アズール」役
●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役
●真心が届く「チェユンヒョク」役
等のボイスを担当しております。
宜しくお願いいたします!

*この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。
*動画を観る時間取れないよー!という超絶お忙しい方向け。
*あるいはテロップがわりとしてどうぞ。

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どうも、佐原です。
【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます!
ではさっそくサハラジオ、始めて行きますよ、というわけで今回のテーマはこちら

「どうしてそんな時に限って!?」

先日ですね……物を紛失したんです。
他人から袋で物を受け取り、その袋ごとカバンに入れて持ち帰ったんです。
そして家で、袋の中味を確認したら…入っているはずのものが入っていない事に気が付いたんですね。

「あれ、受け取ってすぐカバンに入れたはずなのに何故入ってないの!?」
となって、しこたま焦ったわけですが、結論から言うと。
その「入っているはずのもの」は袋を受け取った場所に落ちていたらしく、最終的には無事手元に届きました。

つまりどうも、袋をカバンに入れる際に中身がぽろりと飛び出して下に落ちた、という事のようなんですね。そしてそれに気づかないまま佐原さんはその場を後にしてしまった、とそういう事なわけです。

拾って下さった方、心から感謝いたします……。

また、何年も前の話なんですけど…
他人との約束の時間を1時間間違えて、待ち合わせに大幅に遅刻する、という事がありました。厳密には25分の遅刻をいたしました。

何故時間を勘違いしたかというと、待ち合わせの時間が決まった段階で、頭の中で謎の勘違いが起こって、1時間ずれて記憶してしまったからなんですね。

この、「落とし物事件」と「時間を間違えた事件」。本当に重大な事件なんですよ。何故ならば、そのような事件を起こさないために、自分なりに常日頃から徹底して気を付けているからです。勿論、気を付けるという精神論だけじゃなくて、そうならないような環境づくりや仕組み作りもしています。

佐原さんは超絶ビビりですから、仕事の時はもちろん、近くのスーパーに行く時でさえ、家の鍵とか、お財布とか、必要な持ち物を何度もチェックするんですね。

ポケットの中やカバンの中を、家を出る前に数回、家を出た直後に1回。買い物する前には所持金やポイントカード、クーポンのチェック。仕事に行くときは最寄り駅の改札に入る前に一回、持ち物をチェックします。

買い物にでかけた際は、お店に入った段階でスマホのポイントカードアプリを起動。そして、レジに並ぶ前に今一度所持金の確認をします。「所持金くらい覚えておけよ」という話なんですけど、不安になるんだから仕方ない。だって佐原さん記憶力やばいんだもの。3歩歩いたら忘れるんだもの。

さらには、電車などで移動して降車する時などは、さっきまで自分が立っていた場所、あるいは座っていた場所に物を落としてないかチェックします。他人から物をいただいた時も同様です。カバンに入れた後その場を立ち去るとき、物を落としていないかその場を確認してから移動します。

というかそもそも。

物が落ちた事、あるいは物がない事にすぐ気が付くように、日頃から持ち歩くものは厳選し、無駄なものを持ち歩かないようにしているんですね。何故ならば、無駄なものを持っていなければ、異変に気が付きやすいからです。

時間も同様です。
スケジュールが決まった段階で、お仕事のスケジュールはまぁ当然としても、友人との待ち合わせについても、即スケジュール帳に書き込みます。次の日のスケジュールが確定した段階で、起きる時間と、それに気づかず寝過ごしてしまった時ようの時間と(寝過ごしたことは過去一度もないですけど)、外出する時間の30分前と5分前にはアラームがなるようにセットします。

「その時間にきちんと到着できるか」のシミュレーションも数回やるし、検索した移動時間はもちろんスクショし、何度もチェックします。その上で、出発する時間が近づくとそわそわしだすので、結局予定より早く家を出ます。その結果まぁ、だいたい待ち合わせ時間の30分くらい前には到着します。

佐原さんは、そんなヤツなんですね。
何故ここまでやるかっていうと。

「自分の事を信じていない」から。

佐原さんロースペックすぎて、我ながら信じるに値しないんですね。

佐原さん、「5S」というものを日頃大切にしています。何を隠そう、5Sは座右の銘のひとつでございます。これについては以前別のところでお話させていただきましたが、今一度簡単にご説明いたしますと…

5Sとは「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「躾」の頭文字のSを取って、5Sと。

整理は「必要ものと必要ないものをわけて、必要ないものを捨てる事」。
整頓は「必要なものを使いやすいように場所や状態を整えておくこと」。
清掃清潔はそのまんま「掃除してきれいにしておくこと」。
躾は「それらを徹底して守る事」。

これは工場などでよく使われるスローガンで、そういう場所で働いた経験のある方は耳にした事がある言葉かもしれません。

この5Sというのは、働く環境や、自分の家やら部屋やらはもちろんなのですが、当然引き出しの中や、スマホの中、カバンの中にも適応されます。ですから佐原さんの身の回りは基本的には常に整っているわけですね。

で、なんでそんな事しているかというと、その方が家事も仕事も勉強もトレーニングも趣味も、すべて効率的にできるからなのですが…それ以外に。忘れ物や落とし物、時間の勘違いなどをしないようにするためなんですね。

何せ非常にびびりな性格ですからね、そこまで日頃から徹底しておかないと、安心して生活が送れないんです。なるべくストレスは抱えて生きたくないじゃないですか。そのためにできる事は色々としておこう、とそういう事なんです。

実際佐原さんは、その手の間違いや失敗をすることは、ほぼありません。
ほぼありませんが……それでも「ほぼ」なんですね。
数年に1回、ミスります。

今回の落とし物もその「数年に1回」なわけですね。
ちなみにこの前の落とし物は、およそ10年くらい前。ガラケーのストラップをなくした事でした。大切にしていたストラップだったんですが、ふいに電車の殺人的ラッシュに巻き込まれた時、引っ張られてちぎれてそれっきりでした。あの時も超絶ショックでしたね…。

そんな佐原さんが、今回はなぜ落とし物に気が付かなかったかというと。「他の人も一緒にいたから」でした。人のせい(にする)っていうね(
一人だと幾重(いくえ)にもチェックするところを、他の人と一緒にいる場合は端折りがち。

なぜかというとですね…
「日頃自分がビビりすぎてる自覚はある」ものですから、人様をそれにつき合わせるのも申し訳ないし、とか、挙動不審に思われても恥ずかしいし、とか、なんか色々ごちゃごちゃ自己保身的な事を考えちゃってその結果いつもと違う動きをしてしまう。

今回はまさにそれでした。
いつもと同じ動きをしていれば絶対落とし物に気が付いたのに、しなかったその時に、よりにもよって落とし物をしたという。いつもと違う動きをしたときに限って、日頃まずしない落とし物をするなんて、どんだけだと。

時間の勘違いに至っては、その「数年前の勘違い」以前だとずいぶん前……あれ……いや……ちょっと思い出せないですね。記憶にない……ないかも。時間の勘違いをした事はその1回だけかもしれません。

じゃあなんでその時は時間を勘違いしたかというと、よく覚えていますよ。めったにないことだから。

その理由は、猛烈に疲れていたからでした。

その頃はまだアルバイトもしていましたから、昼も夜も深夜もずっと働きづめで、基本的にいつだって疲れてはいたのですが、仕事が重なったかなんかして、その時は特別疲れていたんですよね。たぶん2徹とかそんな感じだった。

その時、いつもなら多重チェックするはずの待ち合わせ時間を、疲れのあまりその気すら起きず、放置していたのが原因でした。
心の中で「時間間違いなんていつもしないんだから、今日も大丈夫だろう」そう思った事をはっきり覚えております。そうやっていつもと違う動きをした時に限って、時間勘違いしてるっていうね!!!

ほんと「どうしてそんな時に限って!?」
今回はそんなお話でした…いかがでしたでしょうか…。

これって共感されるのかしら…?

もうめっちゃくちゃショック。
落とし物も時間の勘違いも。
これだけ気を付けてるのに!!!
これだけ気を付けてるのに、それでもするの、そのミス!?
もうほんと自分が信じられない。
あまりにショックすぎて、トークテーマにしてしまいました。

あ、時間といえばですね。

今現在もコロナの影響で、基本的に収録スタジオにはオンタイムで行くようにと通達がきているんですね。他の共演者の方と濃厚接触しないこと、3密を作り出さない事、等々がその理由なのですが…コロナ前は、収録開始の30分前に現場に到着するというのが、普通でした。こと自分のような木っ端底辺声優は。

でもこの道40年の大先輩ですらも、30分前にスタジオにきて集中力を高めてから仕事にのぞむ、なんて方もいらっしゃいましたから、それがかっこよすぎて佐原さんもそれを真似していたんですね。

しかしながら今は「オンタイムにきてね」という状態になっているので…なるべく早くスタジオについて安心したい佐原さんにはとても辛い。

だって東京って毎日のようにどこかの電車が止まるから。

そんな「万が一」を考えるととてもじゃないけどオンタイム前提の移動なんてできないので、苦肉の策としてスタジオ近くのパーキングエリアとかでぼーっと突っ立って時間調整するなんてことしております(

パーキングエリアにずっといるって「車かよ」と。「一応人間」がなにしてんだ。駐車じゃなくて駐人(ちゅうじん)か?と。佐原のために用意されたスペースじゃないんだぞと。

まぁとにかく、佐原さんはそういうやつですよというお話です。

しかしながらですね、人間というのは多様性を持って生まれてくるようにできている生き物ですから、自然と僕のようなビビり以外の性格の人もたくさん生まれるわけですね。生まれるわけですねというか、実際いらっしゃいますよね(
いらっしゃるというか、僕以外は全員僕みたいな性格じゃないですよね。

日頃良くしていただいている知人友人もそうです。

例えば、待ち合わせ時間に必ず30分~1時間は遅刻してくる人とか。そもそも日ニチをしょっちゅう勘違いする人とか。また、頻繁に泥酔しては、気が付いたらゴミ捨て場とか、駐車場で目が覚め、仕事道具やお財布が入ったカバンをよく紛失する人とか。

どれも佐原さん的にはやったことない事ばかりなんですけど、こういう人と佐原さん、相性悪そうな感じするじゃないですか。時間とか厳守人間と、時間とかルーズ人間。水と油な感じしかしない。

でも意外とそうでもないんですね。

むしろ逆に、そのおおらかさを「いいなぁ」なんて思うんです。そういうゆるい人と一緒にいると、気が楽でいい。万が一自分が遅刻したとしても、日頃遅刻してる人はきっと怒らないだろう、そう思えるのが良い。

それにそういう人相手の攻略法もなくもない。

待ち合わせ日時をよく間違える人には、前日と当日に1回ずつ連絡しておけば済む話です。そもそも自分は遅刻されても、本を読んだり調べものしたりと、待ち合わせ場所で有意義な時間を過ごせる奴なので問題ありません。泥酔して記憶と所持品をなくす人も、自分が一緒にいる時はいくらでも対処できますから、さほど問題でもありません。

社会というのは色々な性格の人達が混在して形成しているものです。その性格もそれぞれメリットデメリットがあるわけで、そういう人たちが互いの長所を出し合って、あるいは短所を埋めあってできているこの社会。色々な人がいていいじゃないか、と佐原さんは思うわけです。

ただ、やはり「隣の芝は青い」ってな事はありましてね…、おおらかな性格に生まれたかったなぁなんてたまーにビビりな自分をみて思ったりもしてしまいます(

しっかし本当に…日頃これだけ持ち物と時間に気を付けているのに、それでも「完璧」にならないんですよ。

いや完璧な人間なんて一人もいませんからミスして当たり前なんですけど、でもミスはしない方が良いに決まっているわけで。

なので、できるだけミスしないように「できる努力はしておこう」と思って日頃あぁだこうだと取り組んでいるにも関わらず…やはりミスるんですよね。

まぁ、このミスは佐原さんがスペック低いからかもしれませんけどね(

スペック低いからこそ、工夫でそれを補おうとしてるんじゃねー--かあああああああ。

そう思ってる今日この頃です。

……世の皆様方はどうしてるのかしら?
これを聴いて下さってるあなたはどうですか?

佐原さんはほんと、今回の落とし物は「とほほ」でしたわ…。
今回はそんなお話でした…!

そんなわけで、最後まで聴いて下さってありがとうございました!
それでは、またね!



【了】



佐原誠のTwitter
https://twitter.com/this_is_makotoS

佐原誠のYouTube
https://www.youtube.com/channel/UCHa8f1Jojqwt_oPHP0V0Gvg

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