クイズをやらない僕がクイズブームに思う事！
●アルビン!&しまっピーズ「サイモン」役
●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役
●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役
●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役
●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役
●真心が届く「チェユンヒョク」役
等のボイスを担当しております。
宜しくお願いいたします！
＊この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。
＊動画を観る時間取れないよー！という超絶お忙しい方向け。
＊あるいはテロップがわりとしてどうぞ。
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どうも、佐原です。
【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます！
ではさっそくサハラジオ、始めて行きますよ、というわけで今回のテーマはこちら
「クイズブームに思う事」
今回はもうタイトルのまんま、クイズについて個人的に思う事を述べさせていただこうと思いますよと。
まずですね、佐原さんは、クイズをみるのは好きです。面白いので。
クイズ番組を時たま観ては「なんでそんな問題わかるん！？すごいー！」ってきゃっきゃしてるんですけども………クイズを自分でやるのは、もう大の苦手。
なぜなら知識がないし、頭も悪いから。
仮に僕がクイズに参加するとしたら、1問も正解しない事は確実なので、完全に人数あわせと化す。陰キャなのでにぎやかしにもならない。
できれば「世界ふしぎ発見」でいうところの野々村真さんのようなポジションを狙いたいけど、それは無理。
ですのでおとなしく、クイズは完全に娯楽として、イチ視聴者として、完全にお客さんとして楽しんでます。
しかしながらですね、世間では空前のクイズブームとか言われているとかいないとかで、テレビだけでなくYouTubeでも、クイズを扱ったチャンネルが凄い人気を誇っているのだとか。
そんな大人気のクイズ、佐原さんの身近なところでいうと、声優の先輩の石狩勇気さんや、個人的に交流のあるダブル東大卒芸人「あかもん」のおべんさんが、
クイズを積極的に行っておりますね。
石狩先輩はご自身のYouTubeチャンネルにて楽しそうにクイズ動画あげてらっしゃいますし、おべんさんは、今はコロナ禍なのでおこなっていない様子ですが、
その前は、カズレーザーさんなどの他の芸人さん達と、定期的にクイズ同好会的な事をされていたのだそう。
なので佐原さんも「やりたーい！」って言えばすぐ石狩先輩やおべんさんが「どうぞー！」って言って温かく迎えてくれるんだと思うのですけども………佐原さんは絶対に手をあげません（笑
何故ならば、アホなのがバレるから（笑
いやでもね、クイズを楽しんでらっしゃる方がみんな仰るのは、
「知識なんてなくてもいいんだよ！正解なんてしなくていいんだよ！みんなで問題を持ち寄って、知ってたらおぉーすごい！だし、知らなかったら、へぇー勉強になるー！それでいいんだよ！だからもし、クイズに興味あるんだけど、足引っ張るかもーとか考えて二の足を踏んでるんだとしたら、そんなの気にしなくていいんだよ！」
ってな感じの事なので、まさに佐原さんが思ってるような心配は無用の長物であると。「そんな理由で（クイズを）やらないのはシンプルに損だよ」そういうお話ですね。そんなわけで、クイズに興味があるけど踏み出せないあなた、踏み出しましょう！その一歩を！！
ここでちょっと「突然何の話？」っていう話をし始めるんですけど……
佐原さんはですね「優秀な人の条件」という事について以前考えたとき、ある仮説を導き出しました。その仮説というのは「好奇心がある事」ですね。
好奇心というのは強烈な原動力で、これがあれば、誰に何も言われなくても勝手にその分野について調べたり試したりのトライアル＆エラーを繰り返しますから、どんどん成長していくわけですね。しかもそれをやりながら、また新しい疑問が湧いてきてそれを調べたりなんかもしたりして、木から枝が伸びていくように、ジャンルもどんどんひろがっていくと。
（これについて語ると長くなるので割愛しますが）
そんなわけで好奇心というものが、優秀な人間を作り出す上で外せない要素だなぁと思っておりますよと。
で、クイズをやる人は、この好奇心、間違いなく持ってますよね。
いわゆる知的好奇心というやつですね。知らない事を知りたい。わからないものを解き明かしたい。うやむやなものをうやむやなままにしない、その姿勢がもう優秀そのものだなぁと。
だからですね、佐原さんは、クイズが好きですークイズやりますーみたいな人、めっちゃ尊敬します。かっこええなぁーーと。
僕、そういう好奇心ないですからね（笑
でね、僕がクイズやる人にもうひとつ思う事があって…それは「彼らにしか起こせないイノベーションがあるのではないか」という期待ですね。
今から、改めて口にする必要もないくらい、非常に当たり前の話をするんですけど…人間って「自分の中にある知識と経験からしか考える事ができない」じゃないですか。
攻殻機動隊みたいに、人間がサイボーグ化されているのが当たり前で、人間の脳がネットとつながってて、必要な知識をいつでもネットから脳にダウンロードできます、みたいな世界だったら話は別なんですけど、少なくとも僕が知る限りでは、今現在そのような技術は地球上には存在しないじゃないですか。
であるから人は、何をやるにも、自分の中にある知識と経験の中から最適だと導き出された方法で、事に当たりますよね。
これはいわば、「自分の知識と経験の檻」にとらわれているという事であり、逆に言えば、「自分の知識と経験以上の事は考えられないし、できない」という事であると。僕はそう考えるんですね。
「新しい発想は、ゼロから生まれるもの」と考える人が一定数いるという話がありますけど、新しい発想で世界をわかせて来た人の、その自叙伝を読み解くと、新しい発想はいつも「既存の知識と既存の知識の組み合わせである」事が見えてくる。スティーブジョブズさんとかそうですね。
で、イノベーションが既存の知識と知識の組み合わせで起こる物だとしたら…
大量の雑学をもつクイズ王的な人は、そのイノベーションにものすごい近い位置にいる人なんじゃないかなーなんて、そう佐原さんは思うわけですね。
いわゆる専門家は、その専門分野についての知識は膨大ですけども、他ジャンルはどうかというと、必ずしもそうではない。何故そう言えるかと言うと、「時間は、人類全員に平等だから」ですね。何かの専門家になるという事は、イコール、それに多くの時間を費やした人です。
例えば…今わかりやすい例でいうと…オリンピック選手。選手の皆様も、各種目の専門家と言えると思います。オリンピックに出場する選手というのは、それこそ4歳や5歳からそのスポーツ一筋、という人が少なくないですよね。
あるいは勉強や、友達付き合いや、青春、そういった同世代が多く経験するような体験に時間を使わず、そのほとんどをスポーツに費やしたからこその、あのクオリティですね。
なので、優秀な専門家であればあるほど、その分野に特化する事になり、それは逆に、他ジャンルへの知識と経験が薄くなる要因にもなるよと。その結果、専門家は、専門分野内の知識の組み合わせはできても、他ジャンルとの組み合わせが起こりにくいのかなーと思ったりもするのです。
ですがクイズやる人って、もちろんジャンルに得意不得意はあると思うんですけど、基本的に幅広い雑学を取り込むじゃないですか、その頭に。この「ひとつの頭に多くの知識が入っている」という所が凄いポイントで、その理由は先ほども申しました通り。そんな人が生活をおくる中で、ふとしたタイミングで、すごい良い事を思いつき、イノベーションを起こす、なんて事あるんじゃないかなーと思ってます。
もちろんそういうの（新発見等）が無い可能性もありますけど、でもそもそもね、新発見ってそういうもんじゃないですか。青色発光ダイオードを発明した時だって、発明するぞーって研究した研究者たちの99.9%は発明に至らなかったんですから。新しい発見をするというのは、99％の失敗の上に成り立っているのが常なのですね。
じゃあイノベーションが起こるか否かはまったくの運任せじゃないかって思うかもしれませんが、そうでもない。
イノベーションを起こす可能性を高める事はできると思っていて…それは何かというと「分母を増やす事」ですね。つまり参加人数を増やすってことです。クイズをやる人数が増えれば増えるほど、知識を持つ人の数が増えるという事で、そしてその分、イノベーションが起こる可能性も高まる。
ですからね、このクイズブーム、是非ともブームで終わらずに、このままどんどん人口を増やしていって、知識人が増える事を、わたくし願ってます。
さっきから佐原さん、イノベーションイノベーションって言ってますけど「それって何のイノベーション（ジャンルやその内容）なんだよ」って思った方もいらっしゃると思います。
それにお答えすると、「知りません」（笑
どんなイノベーションがどの業界にいつどんな風に起こるのか、さっぱりわかりません。ただ、そういう良い変革が起こる「可能性の種」をあちらこちらに植えておくことがとても大切な事だと佐原さん思ってます。
ここら辺の話もすると長くなるので今回は割愛しますけど「その種のひとつは、クイズの世界にあるんじゃないかなー」と、昨今のクイズブームをみて思いました。
ここまで言っといて、佐原さんはクイズをやらないっていうね（笑
だって、頭悪いんだもん！ 覚えらんないのよ、ほんと！！
ダブル東大卒芸人「あかもん」のおべんさんは「教科書を絵のように丸ごと覚える」とおっしゃってましたけど、そんな芸当ほんま無理。
単語一つ覚えるのに三日かかりますからね、佐原さん。
そして覚えた単語、1週間後には忘れ、1か月後には忘れたことを忘れるという、もうほんとどうしようもない。
誰か助けて！
ってなわけで、「クイズブームに思う事」いかがでしたでしょうか。
途中、謎の持論を展開してしまいましたが、大丈夫だったでしょうか？（笑
いやぁほんと、クイズやってる人、尊敬しますよ…。すごい。
そんなわけで、最後まで聴いて下さってありがとうございました！
それでは、またね。
【了】
佐原誠のTwitter
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