ヤングケアラーのGW

【声優 佐原誠って?】

●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役
●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役
●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役
●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役
●真心が届く「チェユンヒョク」役
等のボイスを担当しております。
宜しくお願いいたします!

*この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。
*動画を観る時間取れないよー!という超絶お忙しい方向け。
*あるいはテロップがわりとしてどうぞ。

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どうも、佐原です。
【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます!
ではさっそくサハラジオ、始めて行きますよ、というわけで今回のテーマはこちら

「佐原さんとGW」

ジー・ダブリューと書いてゴールデンウィーク。
ガンダムウィングじゃないですよ?
そう読み間違えた方、相当「末期」ですね(笑
良いと思います。僕は好きですそういうの。
ガンダムウィングをご存じない方に、ネタの説明を簡単にしますと…

「およそ20年くらい前にやっていたテレビアニメのタイトル」です。

正しくは「新機動戦記ガンダムW(ウィング)」というんですけども、その作品の主人公が乗っているのがウィングガンダムというロボットなんですね。
タイトルは「ガンダムウィング」だけど、作中に出てくるのは「ウィングガンダム」。

うーん、ややこしい。

間違えないよう要注意ですね!
僕が学校の先生なら、ひっかけ問題としてここをテストに出しますね。
ひっかけどころか「そもそもそれを知らないからどストレートに間違えそう」って話ですけども。

冗談はさておき、そんなわけで今回はゴールデンウィークのお話をしていこうかな、と思います。

そもそもなぜGWの話をしようと思ったかといいますと…
GWの一週間前に行きつけの歯医者さんで、「来週からGWですね!」というお話をお医者さんからされまして。

佐原さんがしている声優というお仕事は、GWとかお正月などの、世間様で言う「祝日」はほぼほぼ関係がないんですね。
おまけに佐原さんが以前していた飲食店でのアルバイトは、むしろ祝日や連休こそ売り上げ時。
お店からも「もちろん出勤するよね?」という圧力がかかってくるくらいなので、佐原さんも当然そういう時程働いてました。
学生アルバイターさんは、そういう時に実家帰ったり遊びに行きたいでしょうからね、そういう所を穴埋めするのもフリーター佐原のお仕事かなとね。
まぁそんなわけで、今も昔も平日祝日関係ないスケジュール感で生きてますから、祝日を意識することがほんとにないと。
ですから、今回のGWもその延長線上でごく自然にスルーして過ごしていたわけです。

役者同志で会話しててもそういう話題、まぁーでてきませんので、気が付くきっかけもない。
みんな当たり前に祝日もお仕事ですからね。
ですのでお医者さんからGWの話題を振られたとき「あ、来週からGWなんですか?」と思わず聴き返してしまったのですが、
これについて帰り道で振り返った時、ある不安が頭をよぎった。
お医者さんに「佐原は無職かニートなのかしら」と思われたんじゃないかと。

学生さんも社会人さんも、普通はみんな楽しみにするものですからね、連休!!
そんな連休を気にしない人なんて、赤ん坊かお仕事引退された方か無職くらいしかいませんからね。
で、佐原さんは、赤ん坊にもお仕事引退後にも見えませんから、そうなると消去法で無職しか残らないぞと。
まぁ中身は赤ん坊みたいなものかもしれませんけどね。でもそれを言い出すと話がややこしいので置いときます。
ですから「佐原は365日年中無休で休日だから、休み慣れしすぎて今更連休なんぞに反応しないんだな」と、お医者さんに思われたんじゃないかと。
次回お会いした時「あ、無しょ…(げふんげふん 佐原さん、こんにちはー」みたいな感じになったらどうしようかなと。

まぁ、割と正解なんですけどね。

声優のお仕事はプレッシャーも半端ないのでいっつも緊張するし、仕事中もがっつり集中するので疲れはするのですが、
やはり基本的に楽しいお仕事なので、これが仕事なのか遊びなのか趣味なのか何なのか、いまだに自分の中で明確なカテゴライズがされておりません。
ですから、無職ですよねと言われても、「あーたしかになー」なんて思いかける自分がいる。
友達の話とか聞いていても、世間様の感じをみてみても、どうも「お給料は苦痛の対価である」という考え方が基本にあるように思われると。
実際仕事って、お金を払う側からしてみたら「自分がしたくない事をお金を払ってしてもらう」といったものが基本だというお話もありますから、
「お給料は苦痛の対価」という考え方はある意味自然ではある。
そういう視点から自分の事を見ると、声優業は楽しいから「世間一般的に言う仕事」とは違うよなぁなんて思ったりなんかしたりもして。
そこにどうやら、自分は仕事をしているという感覚が希薄になる原因があるんじゃないかなーなんて思ったりもしますが、
まぁこの話はまた別の機会にするとして、いずれにせよ、そんな理由で、GWなどちっとも気にしておりませんでしたから、お医者さんからその質問をされてはじめて、今回GWだと気が付いたわけですね。

ちなみにお医者さんは「緊急事態宣言で旅行とかいけなくてつらいですよねー」とおっしゃっておりました。それに対して
「あーそうですよね、羽伸ばせないですよね。せっかくの連休なのに。外出れないと息が詰まりますよね。」などと佐原さんは訳知り顔で答えたのですが、
趣味がゲーム・アニメ・音楽・海外ドラマや映画という「完璧インドア派の佐原さん」ですから、
そもそも「連休があっても外に出ないわー」というのが正直なところ。
でかけるとしても、いつもファンタジーの世界の中。
お医者さんの話を聞きながら「僕はエオルゼアの別荘で羽を伸ばしますよはっはっは」と心の中で思ったりしておりました。

ちなみに「エオルゼア」とは、FF14というオンラインゲームの舞台の事ですね。そして別荘とは、そのゲーム内に建てたマイハウスの事ですね。

まぁそんなわけで佐原さんは、GWだろうと緊急事態宣言だろうと、どのみち家から出ない事には変わりがないので、正直そこまで連休というものに関心がない。
でも考えてみれば「連休を利用して日ごろのストレスを発散する人」というのはきっと多いのだろうと。
佐原さんが学生の頃、家族で旅行とかしてる友達たくさんいたなぁ。
社会人やってる友達も、連休利用して他県に赴いたり、イベントにいったりしてるなぁ。
佐原さんの出身地岐阜の友達も、それを利用して会いに来てくれたりする人もいたなぁ。
やはり一般的には「連休は普段できない事をしてストレス発散をする機会」であるのだろうなぁと。

そこで「おや?」と疑問が頭をよぎる。
「そういえば自分は、今まで連休をどう過ごしていたんだろう?」と。
ちょっと考えてみたのだけども、特にエピソードが思い浮かばない。

おやおや?おかしいぞ、?何もないってことはないだろう。
自分だって連休に何かした思い出があるはずだ…
だがしかし、ぱっと何も思い浮かばない。
これは「ちゃんと思い出す作業」というものをしないといけないなってなわけで、佐原さんの過去の連休について、時間取ってそこそこ真面目に思い返してみたんですね。で、今回はそのお話をしようかと思いました、とそういうお話ですね。

いつも前置きが長くて本当にごめんなさい。
ここからが本編です。

思い返した結果、その結論から申しますと
「佐原さんはGWなどの大型連休の思い出がほぼありませんよ」とそういうお話でございます。

無い!?
無いってどういう事!?
シンプルに佐原さんの記憶力がアレすぎて覚えていない、というのもあるかもしれないんですけど、それでも無い頭絞って、割と真剣に思い出そうとしたんですよ。でも、とうとう何も出てこなかったんですよね。

でもこれだと本編始まって1分でこの話終わっちゃうので、一応、子供の頃から順を追って説明していきます。

まず幼少期、ここはまだ、だだっぴろい公園に行ったとか、長良川の河原で遊んだとか、そういうレジャー的な体験をした事を思い出したのですけど、ただそれらは基本的に「連休なのかどうなのか判別がつかない」ので却下。
子供の頃の思い出ってカレンダーと連動してませんからね…これは仕方ない。
まぁ他にも、幼稚園の頃とかに、当時住んでた岐阜から関東地方に住んでるおじいちゃんおばあちゃんの家に遊びに行ったりした記憶があるので、これはおそらく連休の思い出だろうなと予想。
んで、これが「大型連休の思い出がほぼありません、の中のほぼの部分」。
あれ?言い方あってる?
「ほんのわずかにある連休の思い出は以上となります」って意味ね。
それ以降はどうかといいますと…。

まず小学生時代。
僕は小学生低学年の頃からそれ以降、理由あってほぼ親と一緒に暮らしてないんですね。
そんなわけで、年齢一桁台から、掃除洗濯などの家事をほぼやっておりましたので、基本的に学校生活と家事に奔走する毎日で、それらに謀殺されてはい終了、といった感じでした。
そんな感じの生活スタイルだったので、日々の生活の忙しさにやられちゃって連休どころじゃなかったんですね。

ただ、その合間を縫って友達と遊んだりしてましたけど、連休になると友達がみんな旅行とかでいなくなるので、
むしろ連休中ほど家にいたか、一人で遊んでいたような?なので連休っぽい思い出がない…。
そもそも誰かと遠出した覚えがない。
「真冬の朝、食べ終わったお皿を水道水で洗ってる時、その水があまりに冷たくて手が痛いなぁー」なんて
その類の事はよく覚えてるんですけどね、でも連休は関係ないぞと。

中学生の頃はですね、最初の1年半弱は家事と学校と部活動と色々頑張ってたんですけど、やはり生活が大変でしたから、途中からは特例で部活動を免除していただいて、家事をしておりました。
本当は、部活動やめられないらしいんですけどね。
部活動も義務教育の一環なので、どんな人もひとしく部活動に入ってないといけないと。
しかしながら佐原さんはやむを得ない事情という事でそれを免除していただいたので、大人たちがそう判断するくらいには、大変でございましたよと。
ですので中学生活も、それらに謀殺されて終了。

小中学生はそんな理由で、周りに連れ出してくれる大人もおりませんでしたから、連休でも友達のところに遊びに行くのがせいぜい。
昼間は家事して、遊ぶ時間が夜しか作れなかった時は、自分で考案した謎の遊びをして過ごしておりました。
他の動画でお話させていただいた「自作のカードゲーム」も、こういう環境、背景の元、作られた遊びだったわけですね。

また、その当時は今と違って、家事をするための道具が性能高くなかったんですよ。
今はどの道具にも当たり前にタイマーなどのCPUがついてたりして、全自動と言っても過言ではないレベルで勝手にやってくれますけど、当時は、少なくとも佐原家のにはついておりませんでした。
ですから、白米食べたかったら食事のたびに洗米しなきゃいけなかったし、洗濯も、洗濯機にホースで直接水を入れて、排水も手動、みたいな感じでしたから、
今より全体的に家事するのも面倒だったんですね。
今なら苦なく楽々スマートにこなせる家事も、その当時はそうもいかなかった。
そして便利な道具に買い替えるお金など当然佐原さんにはなかったですし、そもそも、家事のやり方も知らないわけですからすべて手探り。
ですから最初は本当に大変でしたね。わからないことだらけすぎて。

とか言いながらも、慣れてくると、家事をぱぱっとやって外に遊びに出たり、でなければこそっとアニメみたりとか、最終的には、意外と自由な時間を満喫していたりしたんですけどね。
どんな時も楽しむことを忘れない、佐原さんはそんなやつでございます。

高校に入ってからは、今までの生活スタイルに加えて、生活費を稼ぐためにアルバイトをしていたので、連休はむしろ稼ぎ時というわけで、連休中はずっとバイトしておりました。

いやもう当時はアルバイトが楽しくて楽しくてねぇ。
だって働いたらお金もらえるんですよ。
家事はやっても1円にもなりませんけど、アルバイトはダイレクトにお金に変換されますからね!
おまけにバイト先の店長さんや先輩はみんな可愛がってくれるし、後からできた後輩たちも慕ってくれて。
なので高校生活はアルバイトばかりしてた記憶があります。特に連休は人手不足なので、進んでお店に出ておりました。

まぁあの…実は、アルバイト禁止の高校だったんですけどね。
働かなきゃいけない環境なのになぜそんな高校を選んだの佐原は?あほなの?と思われるかもしれませんが、
あほなのはその通りなんですけども、そもそも最初は、高校に行かずに地元の岐阜で働く線が濃厚だったんです、佐原さん。
でも、とある事情で、中学3年の秋?くらいに急遽東京に引っ越さなくてはならなくなり、そして何故か、就職せず高校にも通う事になったんですが、その時点で受けられる高校がほぼ存在していなくてですね、選択肢がそこくらいしかなかった、っていうそういうお話。
なのでこそこそとアルバイトして生活費稼ぎながら高校生活をおくっておりました。
でも後から「そういう事情がある人は届け出ればアルバイトできたらしい」みたいな話を聞きましたね。だが時すでに遅し…。
そこらへんちゃんと調べないところが佐原さん。当時から頭が悪い。

「学業が学生の本分」なんて言葉がありますけども、現実には、シンプルに生きるの必死という学生も世の中にはいるんですよ、そして佐原さんはそういう学生でありましたよ、なのでそういう学生にとっては「連休なにそれ美味しいの?」とそういう話になるわけですねぇ。

ちなみに、こういう若者を、今は「ヤングケアラー」と言うらしいですね。
ケアラーってなんだかRPGに出てくる回復魔法使いみたいで佐原さん胸熱。
そうだったのか、自分は子供の頃、白魔導士だったのかーなんてね。
すみません、すぐにゲームで例えるのが僕の悪い癖…。

で、そんな生活をしていた佐原さんは、
高校を卒業する頃にはすっかり心身ともに疲れ切っておりましてね、大学には行かず…

すみません見栄を張りました。
大学には「行けず」。何故ならば頭が悪いから。進学校だったのに。
なんか今「本気出したら勿論大学いけたよ?」みたいな言い回しになりかけてましたけどね。
実際はアルバイトに全力出しすぎて学業をおろそかにしまくったので、学力が全く足りずに大学には当然行けず。

そんなわけで、高校卒業後はしらばくフリーターをしておりました。
その時ももちろん、GWなどの大型連休は無関係ですね。

その後いろいろあって「エンターテイナーの世界に入ろう!」と決心してそういう学校に通い始めてからは、
その勉強に必死すぎて休みの日はトレーニングや稽古に励んでおりましたので、旅行に行くとかそういうのはまったくなく。

プロになってからは、休み関係ない業種ですので、そのまま今に至る、と。
お金も稼がなきゃいけませんから、アルバイトも並行してやってましたからね。
「プロになってからお金稼ぐためにバイトをする」ってどういう事?とんちかな?と思われるでしょうけども、佐原さんのような木っ端声優はそういう感じになりがちですね。
「現実は厳しい」というよりかは、佐原さんがまぁまぁ無能、とそういう話でございます。

そんなわけでして、ざっくりと過去を振り返ると、GWや大型連休、そして年末年始も…「連休らしい事はなにもしていなかった」とそういう事に気が付きましたー!!
やったね!!
いやぁ思い出せてすっきりしましたね。

とはいえ正直なところ、思い返してみても「そういえばそうだったなぁー」くらいにしか思いませんでしたね。

そもそも本来の佐原さんの性質として、
「自分の部屋が大好き!」な事と「オタク趣味」な事で、やりたい事は自室回りで完結してますしね。
おまけに今かろうじてやらせていただいている声優業も、とても楽しくてやりがいのあるお仕事なので、休みが欲しいとも思わない。
このGW中もお仕事やオーディションが平日と変わらないスケジュールで入っておりますけども、正直まったく問題なし。
むしろもっとスケジュールを埋めてほしい。
「スケジュールが埋まっていることが自慢」という、なんとも不思議なお仕事でございます。

そんなわけで、「佐原さんとGW」いかがでしたでしょうか。
これを聴いて下さってる方は、良いGWを送れたかな!?
まぁその「良いGW」とはなんぞやって話ですけどね。
人によってその答えは違うでしょうし、違ってよいと思いますが、でもひとつ大事な事は、「自分なりに満足いったかどうか」でしょうかね?

そんな佐原さんは今回のGWは、仕事歯医者仕事仕事仕事みたいな感じで、まぁ平日とまったく変わりありませんでしたね。
きっと次回の連休も、そのまた次回も、こういう感じなんじゃないでしょうかと。
むしろもっと忙しくてもいいのよ!?いいのよ!?ってくらいでしてね。
佐原さんはこんな感じでまったく問題なし。
何故ならば、充実しているから。

強がりじゃないですよ!?
この手の発言は、客観的に聴くと強がりにしか聞こえないのは考え物ですねえ。
本心なんだけど、それを強調すればするほど嘘くさいのはいかがなものか…

そんなわけで佐原さんはよかったのですが、今回のGWはコロナ禍でしかも緊急事態宣言中ですから、外に出たいーって方には辛い連休になったと思います。
一刻も早く、日常が戻るといいんですけども。
まぁここまでこの状態が続いちゃうと、むしろこれが日常なんじゃないかな…なんて不穏な事を言ってみたり。
冗談はさておき、一刻も早いコロナの終息を願うと同時に、これを聴いて下さってるあなたも、できるかぎり健康で健やかに生活できることを、お祈り申し上げます。
まだまだこの戦いは続きそうです。油断せずに、お互い頑張りましょう!!

今回も最後まで聴いて下さってありがとうございました!
それでは、またね。




【了】



佐原誠のTwitter
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