![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/94080900/rectangle_large_type_2_26730fcbbf2e04b1abd1189014f5edff.jpeg?width=1200)
「入院生活」4 世界は変わる
私は信じている。
「世界は必ず変わる、良くも悪くも。
書くことは、新しい世界の設計図を書くことだ」
具体的合理的で人を動かすものを書ければ、世界を変えることができる。
私の信念のうち、世界が突然変わることは、また痛感させられた。
今朝寒い。私のベッドは4人部屋の窓際のせいもある。昨日平野部で初雪だったが、看護師に聞くと、まだ積雪はないらしい。しかし退院日に数十センチの積雪だと車庫に入れるか心配だ。
と紙パックのヨーグルトドリンクを飲みながら書いた。紙パックのドリンクは、同じ階の談話室に自動販売機がある。今日は談話室まで歩いてみた。
コロナ感染予防のため別の階への移動は禁止されている。1階の売店での買い物は看護師に頼むと、見繕って品物を病室まで届けてくれる。
ヨーグルトの味がする。味覚はしっかりある。食欲は弱いが美味しいと感じる。病院食を全部食べきることができる。
嗅覚はあまりないが、鼻詰まりのせいかもしれない。視覚・聴覚に異常はないが、高熱が出た時右耳で耳鳴りがして、それはあるあるだから良いが、その耳鳴りがサウンドに聞こえた時は怖かった。
意識障害が始まったか、と思った。
精神病患者に事欠かない、わが家系、自分もそう遠い場所にはいない。