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【地域猫活動の話】

#地域猫活動 
#大阪府 #高石市

地域猫活動とは、『地域の環境整備公益活動』です。猫は器物として位置付けられますが、命ある存在に鑑み、動物愛護法指定により愛護精神を育みつつ、「人の子ども達への情操教育観点も折り込み」(楽しく手伝ってもらいましょう)、 また、人道的な措置を講じなければなりません。『動物との共生』ですね。

まず、野良猫(飼い主のいない猫)問題はまだ全国に山ほど残っており、猫はひとつがいあたり1年で20頭増えるような計算になってきます。 実際には手付かずの場合、半数弱の仔猫は命を失うでしょうから、もっと数は減る計算になると思いますが、人間の都合で繁殖させられ、『遺棄』された命に対してどう向き合うか私達はよく考えないといけません。

『遺棄』させた責任は何処にあるのか。トラブルを避け他人事とした地域住民全員にあります。他人事は、『遺棄』への注意監視が損なわれ隠れた遺棄が見逃される訳です。 
※なお、猫の『遺棄』『虐待』は立派な犯罪です。地域の目があるとそれは許されないでしょう。

『飼い主のいない猫』を人道的に管理するなら、地域住民の目が必要です。加えて地域のコミュニティが充実する効果もあるでしょう。

次に、野良猫が繁殖しないように、何はともわれひとまず不妊去勢を施し一代限りとするしか手がありません。何故なら里親探しが追い付かないからです。

猫1頭生涯飼養費はおよそ263万円という試算が出ていました。誰しもが飼える訳ではなく、地域住民全員が猫好きという訳でもありませんので、不妊去勢した猫は必ず何頭も外に残ります。

全頭今すぐ一斉屋内収容は不可能なのです。

そうなると一部ないし大半は外に残さざるを得ません。しかし何も管理しないと糞尿被害が少し収まるだけで、他の被害はまだ残ります。

【重要なポイント】
定所定時給餌拠点を設け(担当者がお皿であげて下さいね、直置き、後片付けよろしく)、新鮮な水の常時供与、トイレも設置しておき整理整頓、安全な環境であると不妊去勢猫(どうぶつ基金さんでは、不妊去勢済みの記である耳の形から、『さくら猫』とされています)達の行動半径は狭くなります。また安心感により、気性も穏やかになり喧嘩も減るので邪魔さ加減も減少。給餌拠点が出入り自由な餌やりさん宅だと猫達の行動半径は更に狭まります。猫達も楽に生きたいのでしょう。一部、冒険したいお年頃になる猫もいるようですが、その辺りは人の子と同じように感じられますね。猫達は安心で暇なので、探検や見回りが趣味なのかもしれません。女子はあまり動かない気もしますけども。

個体健康確認を兼ねた生態観察をしていると面白いですよ。十猫十色です。地域猫写真家さんなどもよくご存知ではないでしょうか。集まった猫達は弱い個体を皆で守る姿も見受けられます。 管理をせず繁殖させると、メス猫を発情させる為にオス猫が仔猫を殺してしまうような事もあります。メス猫は何度も出産させられ、身体がボロボロになります。そのような凄惨な場面に遭わない為にも、しっかりとした管理サポートが必要です。

管理体制を整えれば被害は軽減するのです。

また、犬飼いさん達も意外に「猫ちゃんびっくりするから吠えないの」など、気遣って下さってます。 このような様を子ども達に見せるのも大切な事だと思います。 動物を大切に思える方に悪い人はいません。何故なら言葉を持たない動物達への共感力が高い、つまりそれは言葉少なき子ども達への理解と健全な精神の育成に役立つでしょう。女性の皆さん、宜しくご指導お願い致します。

私達大人は、動物への虐待行為を見せてはなりません。凄惨な現実を見せると多くの方が感情を凍らせる事によって優しさやいたわりを失い、知らない方に妄想による偏見を以て攻撃性を増すと推定されるからです。何れ子どもに手を掛けます。

毎日優しくありましょう。 心無い人達には厳しく反意を示しましょう。 

※過去、私の家に居た子はハースという名前でした。棄てられた仔猫でした。屋根に昇って降りられない、フードの器を鳴らすと鈴を鳴らして帰ってくる可愛いヤツでした。 

「かわいい」「ほっこり」「ユーモア」こそ正義。

唯一無二の融和の手掛かり。他者を認めない蔑視者には手には入らないものですけどね。 今はもういないこのキジくんは、いっそクロムくんにしましょうか。キジ猫設定なんですよね、ハースがモデルです、守ってあげたかった。 姫君はどうしましょうか。親族が飼っていたシロでいいかな?生まれ変わりなのかもしれませんね。

保護猫活動者は他所の地域の複雑な事情に口を出されませんように。地域猫活動はとても複雑で高度なコミュニケーション能力が必要です。野良猫被害者と猫に寄り添う力を求められますので、「かわいい」や「可哀想」だけではやっていけません。時にはトリアージのような選択も迫られるので、医療的な分野にも含まれるかもしれません。

我が子ら(日本にはいないストリートチルドレンのようなもの)である猫、犬が決めるのです。私達は庇護者として責任ある行動、本人達の生き様を尊重しなければなりません。

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