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【中国コラムご紹介】親戚間でのお年玉、どう渡すのが正解?

こんにちは。
日本でも年の瀬が迫り、お正月に向けて準備が始まる頃。
中国のお正月(旧正月)はもう少し先ですが、こんなタイトルのコラムを見かけました。

『親戚がうちの子に500元お年玉をくれた。親戚のうちには子どもが3人、うちはどうやって返すべき?義理の母の機転の利いた答えがとても参考になった!』
(亲戚给我娃500元红包,她家3个孩子我咋给?婆婆的回答太机智了,值得借鉴!)

以下、義理の母の「機転の利いた答え」の一部を抜粋します。

・もらった500元に対し、同じ額を3人分返したら1000元の損になってしまう。どうするべきなのか、義理の母に相談して見た。
・義理の母の答えは"親戚との関係が近しいものかどうかによる”というもの。
・「その親戚との関係が近いのであれば、500元ずつ返して、1000元多く払う。もしくは、200元ずつ返して、100元多く払う。近い親戚は普段から助け合う関係なのだから、多めの出費にはなるけど、それよりも余計な心理的負担を持たないことが大事。」
・「関係が遠い、お正月ぐらいしか会うことがない親戚であれば、もし親戚の方が子供が多いのであれば、多く包むことはない。100元で十分。3人なら300元。もし、相手が遠慮したら、無理して渡さないこと。もしも相手が受け取ったらあとは相手次第。気の利く相手であれば、きっと300元を返してくるはず。もしも100元だったとしても、200元損しただけ。大したことはない。もしも相手が先に渡してきた金額が大きかったらお断りしなさい。関係が遠い親戚なのだから、お互いマナーを守ることだ大事ね。」

コラムの中では、他の家庭の例なども引用した上で、以下のようにお年玉に関するマナーをまとめています。

・(上記例に見られるように)子供の少ない家庭から先にお年玉を渡す。そうすることで、子供の多い家庭はその金額に合わせて同額となるよう返すことができる。
・お年玉の本来の意義ーー子供達に対する新年の祝福ーーを忘れないこと。何千元もの大金を渡すことはない。比べたくなる気持ちを引き起こさない金額に納めるべき。
・自分の子供には礼儀を教えること。いただいた時には両手で受け取り「ありがとうございます。新年おめでとうございます。ご健康をお祈りします!」と言うこと。また、目の前で袋を開けないこと、両親に渡して保管してもらうこと。

お正月も近いということで、中国のお正月の雰囲気の一端をお伝えできたらとご紹介させて頂きました。

日本でも、親戚間のお年玉について同じ心配を持っている方もいらっしゃると思うので、ひょっとして参考になるかもしれません。

ご感想などコメントの方に頂けましたら嬉しいです。

中国のマーケティング専門家やコラムニストの文章は日本人のそれとはまた違った視点があります。新鮮な視点や考えを、このnoteでお届けできたらと考えております。

本日はここまでとさせて頂きます。
お読みいただき、ありがとうございました!

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