なぜ生まれてきたの?
今までもずっと書いてきましたが、
物心ついた頃から、なぜ私は生きているの?誰もかまってくれないのに。
と思っていました。
だから、子どもの頃から生きること死ぬことについて
とても長い時間考えてきたと思います。
霊など見たこともないし、霊感も全くないけど
なんとなく守られていると感じながら生きていました。
自分にトラウマがあると知ってから、
いろんな本を読み、私の生きづらさは何なのか?
私の思うことは全部間違っているのか?
と答え探しをずっとしていました。
私なりの答え探しの結論は、愛を学ぶために生まれてきたということ。
人は愛がなければ生きていけません。
今まで私は、ギリギリのところで生きてきたけど、
お母さんが可愛がってくれた、伯母さんたちが可愛がって心配してくれた。
お母さんのことは記憶にないけど、どんな人なのかどんな声なのかすら憶えていないけど、
『お母さんに愛されていた』
それだけで私は今まで生きることができました。
何年か前に、私と同じ父子家庭で中学生くらいの女の子が自殺したドキュメンタリーが
テレビで放送されていました。
そのお父さんも淋しそうでしたが、
私の父も、忙しいのと娘とどんな風に接したらいいか分からなくて
娘からしたら、お父さんに愛されている実感が得られないところが
同じだったんじゃないかと思いました。
でも、私はなぜ自死を選ばなかったのか?
選ばずに何とかギリギリを生きてこれたのか?
その女の子の詳しいことは分かりませんが、
お母さんは、私のために必死に病気と闘ってくれたと伯母さんから聞いたこと。
病院のベッドで、私に会いたがって名前を何度も何度も呼んで泣いていたこと。
それだけで、なんとか自死を選ばず生きることができたのだと思います。
私もその女の子と同じように、自死を子どもの頃から考えていましたが
「お母さんが生きたかった命を自分の手で無くすことはできない」
「せっかくお母さんが生んでくれた命を、私が無くしてはいけない」
これだけで、自死をギリギリのところで思いとどまっていました。
それがなければとっくに自死していました。
私のようなお母さんが病気で亡くなったのではなく、
父のモラハラに耐えられず家を出てしまったなどの理由だったら、
お母さんに捨てられたうえに、ネグレクトや父親からの暴力で子どもの時とっくに自死していたと思います。
トラウマについて考えるようになってからは
父にも愛されていたこと。
父の愛は不器用で、父自身もトラウマを抱えていて娘に対してどう接していいのか分からず、素直に愛情表現ができなかったこと。
私が大人になり、父の家庭環境を考えた時に
父の愛情も分かりましたが、子どもの頃は分かりませんでした。
だから言葉は本当に大切です。
親の行動で愛情表現しているのを理解しろと思われても、子どもには無理です。
そして、やっぱり人は愛がないと生きていけないのだと思います。
心配してくれる人が1人でもいてくれたら
それだけで生きていけるから。
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