教育と躾についてこんなに誤解があったなんて|HSPは考える③
ある意味グレーゾーンは人間らしいのかもしれないなとおもった。
現代は共同というコミュニティーの考えが強く、今の日本の教育も「産業革命」を基盤に作られている。
が、その基盤の産業が私たちが社会人になった時に問題なんだよね。
つまり、教育は、みんな産業労働者として食いっぱぐれないように教育された経緯があるけど、今の社会に産業労働者って何%なんだか?
つまり、社会科学的にいう「社会化」の大失敗が「今」
教育|国語、数学、社会、理科、体育、(こんなところからだっけ?)
教育の中の躾|
・時間を守ること
・命令に従うこと
・反復作業を嫌がらないこと
教育カリキュラムは各学校変えることができるけど、「体制」として「躾」部分(教わらないと身につかない行動)として工場労働を見据えた形態がいまだに誰も疑わず、学校教育にはある。別にそれ自体どうでもいい。
1番タチが悪いのが大人たちが
・時間を守ること
・命令に従うこと
・反復作業を嫌がらないこと
を自然に身につくものだと思っていること!!!
これは教えて反復させて身につけてるもので、自然には身につかない。
とある田舎の幼稚園で、シュタイナー教育を導入させたら、小学校に上がって誰も席にじっと座らず授業がままならず、シュタイナー教育はダメだと廃止した事例をきいて爆笑してしまった。
「席にじっと座って授業を受ける」は身につけさせた「躾」能力なのだ。
自然に身につく人間的要素じゃない。練習も必要だし。笑
怖いよね。「躾」られてできたものを自ら人間として自然に獲得したものとしてる大人が最近一番の「毒」だと思う。
一応、今の社会にあっている教育の方向性も書いておく
現代は評価経済社会なので
・約束を守ること
・質問に答えること
・自分や他人に正直であること
が現代社会に必要とのこと(by 岡田斗司夫)。
都市部の人間なら経済活動がすでにそんな感じだから、実感としてあると思うし、今更?的な感覚もあると思う。でも、
田舎に来ると。。。マジでリアル!!!
・約束?長いものには巻かれるよあるある
・質問はわからないと答えないよ、なんなら逆ギレ
・自分の正直さは、目先の調和からしたら優先度低い
現代に全くヒットしてない
だけど、産業革命教育と照らし合わせると(特に村の役場)
・時間を守ること(公務員も12:00きっかりGoogleマップに記載するほどはっきり休むよ、いやいや、納税者はその時間大事だから、配慮なし)
・命令に従うこと(上がそういったというと、それに合わせて道理も曲げるよ、なんなら嘘つくの結構普通)
・反復作業を嫌がらないこと(そのまんまかな)
今や産業革命は、地方公務員としてクビにならず、収益を自らあげない人種がきっちりばっちり、履き違えながら伝統のように受け継がれている。
同調性の必要のない評価経済社会では、今まさに、グレーゾーンのような人間性に従順な感覚の人を軸に教育の「躾」と言われる部分の改善も進めていく方がいいんだろうなと思う。
ただ、TPOだけは、事前に子供達にも教えてあげないといけない。
いつも自分の神経の赴くままでいい時と悪い時がある。
ちょっとした空気が読めないことにちくちくする時代じゃないけど、社交場のマナーや伝統の流儀まで、敬意を払えなくなると「文化や生活」がなくなる。
少々、息苦しくても形を整え、美しさを求める品位という「躾」は日本として残していってほしいなと思う。
特別な機会にちゃんとできる日本人でありたいとHSPは常々思う。