法務×営業で、勉強会をやってみて気づいたことの話。
こんにちは!
仕事が楽しい社会人7年目ののんです!
前回は法務が依頼を受けたとき、
こういうことが嬉しいとか
こういうことは辞めてほしいみたいな
記事を書いたんですが‥
私史上最強に反響をもらっていて‥びっくり。
なんと、公開から3日で1,000PV達成しました!
え、レベル低いかな‥なんか私なんぞの記事が
1,000PVも読まれたと思うとびびっています‥
(けいのイラストのおかげ‥いつもありがとう‥!)
そしてたくさんの人に共感いただけたので
嬉しいなと思いつつも、
やっぱりフロントの人がいてこその
バックオフィスなので
その気持ちを忘れたくないなとも改めて思いました。
さあ、前回の話から一転、今日の話は法務から、
営業さんとどこまで距離感近くやりとりできるかに
チャレンジしているお話ができればと思います。
バックオフィスと営業との
距離感を埋めるために。
こないだの記事もそうでしたが、
基本的に法務と営業(バックオフィスと営業)は
対立しがちな立場だと思っていて。
お客様のニーズに応えたい、売上をあげねば!
タイムリーに対応したい!という
モチベーションが基本の営業さんと、
会社のリスクを低減したい、慎重に判断せねば、
イレギュラーを減らしたいというモチベーションの
法務(バックオフィス)って、
そりゃ対立しがちかなと・・汗
でも、本来根本の想いは同じなはずで、
その会社が届けているサービスを
目の前のお客様に利用していただきたいし、
未来、より多くのお客様に
サービスを届けたいということだと思う。
となると、
どうやったらこの距離を縮められるかというのは
結構私の働いている中での課題でもあります。
事前アンケートからの勉強会内容の企画。
規約についての質問って、
エンドレスでチャットで流れてくるので、
ほんっと対応してられない!てのが、
キッカケではあるのですが
営業サイドでも同じ問題意識を
持ってくれてる子がいたので、
巻き込んでまずはその子の
所属しているグループ(20人くらい)
向けに勉強会を企画させてもらいました。
マネージャーの方にも許可をもらえ、
業務時間内での実施になったので、
事前にアンケートをとって、
どんなことが求められてるのかって
GoogleFormでヒアリングしました。
そもそも自社の規約、
読んだことある?って聞いたらこんな感じ。笑
全く読んだことがないって答えた強者は
もう逆に素直で褒めたいと思いました。
(あ、ちなみに無記名です。笑)
お客様から質問の多い条項について重点的に教えてほしい
で、複数回答可で聞いたらうちの営業さんたちは、
規約について知りたいことって、こんな感じでした。
上からテキスト消えてしまっているので補足すると
1「そもそも規約や覚書についてわかっていないので
基礎から教えてほしい」
2「そもそも条項ひとつひとつの意味を教えてほしい」
3「お客様から質問の多い条項について重点的に教えてほしい」
4「お客様から質問があったときの社内のフローを教えてほしい」
5「どの段階から法務に相談すればよいか教えてほしい」
6「自分が何を学ぶべきかもよくわかっていない」
7「特に規約や契約について現状の課題意識はない」でした。
やっぱり多かったのは圧倒的に3番。
お忙しい営業さんたちにとっては、
やっぱり業務直結の勉強会が良いんだなあと痛感しました。
お客様から質問があったときの社内のフローを教えてほしい
その次は以外にも4と5。
社内のフローが周知しきれていないのも
問題なのかーと思い勉強会の前半は
社内のフロー説明に終始しました。
まず自チームで上長に確認しようね、
法務はいいか悪いかは伝えられるけど、
営業さんの方が絶対カウンタートーク
上手だからね という感じ。
でもこのアンケートほんとに取って
良かったなあと思いました。
エリアによってやっぱり指摘の多さが違ったり、
新人が多いグループは
やっぱり基本的な質問が多かったりと
営業部が抱えてる課題にも少し突っ込めた気が。
Zoomを使って双方向の研修に。
そして、当日。
1時間枠で、Zoomで実施しました。
1回あたり20人くらいの3回開催。
欠席した人向けの録画もしながらやりました。
20人くらいの開催にしたのも
結局良かったかなと思っていて
遠慮なく当てたりとか、話しかけたりとかできたので
意外と和気あいあいと実施できました。
社内フローの説明に10分、
実際によくある質問を例にした一問一答を、
参加してくれた営業さんに話しかけながら30分、
あと残りの20分でアンケート回答+質疑応答で
ちょうど1時間くらいでした。
過去のチャットを半年分くらい遡り、
よく質問の来る条項をさらって、
ランキング形式にして、発表したあとに、
「お客様にこうやって言われたらどうする?」を
一緒に考えてもらいました。
画面オフにしてる人にも頑張って話しかけたら
ミュート外して話してくれたりして、
社内の人のあったかさを感じました・・ぐすん
で、結果事後の満足度アンケートがこちら!!!
みんな優しい・・・そして嬉しい・・・
なんか、自分の研修がどうだったかの
フィードバックをもらう機会なかなかないから、
成果が図れずどうしようと思っていた中での
事後アンケートだったのですが、
自分のモチベーションになるという副産物ができました。
あとは色んな事を聞いたのですが・・こんな感じ。
なんなんだ。みんな。嬉しいじゃないか。
こないだの記事に、
こんな依頼の仕方はイケてないみたく書いてましたが、
みんな知らなかっただけで、
こちらからも伝えられていなかったんだと
反省しましたし、
営業さんから見たときに、法務やバックオフィスが、
どんな対応をしてくれたら嬉しいかというのも、
キャッチアップしていきたいなと思いました。
ただ、アンケートはやっぱり主観なので、
客観的指標で効果をどうやって図るかは
今後も継続課題です・・
こういう業務の効果測定って難しい・・・
からの、2時間のもくもく会の実施。
その後、また嬉しいことに
一部の若手の営業さんたちから、
規約読み込みのもくもく会を実施したいから、
一緒に参加してくれないかってお声がけがありました。
泣ける。
もくもく会という名前でしたが、みんなからは
「責めに帰すべき事由」ってなんだ。とか
「期限の利益」ってなんだ。とか
規約上はこれってどう定義されてるんですか?とか
質問の嵐で、声が枯れるまで話し続けました。
やっぱ上司のいる前では
聞きづらかったのかな・・と思う反面
どうやってわかりやすく伝えるかに頭を使ったので
凄く自分のためにもなった気がしました。
タイムリーなやり取りが怖くて、テキストベースばっかりだった。
今までわたしは、
自分がわからないことばっかりだから、
その場で質問されても答えられないと思って、
営業さんからの質問も、確認しまくってから
テキストベースで返してたけど、
そのせいで距離感もやっぱり生まれてた。
話してみたら、相手の理解度も伝わるし、
全然直接でも伝えられたし、
わからないことはわからないって言えた。
いつもわたしのnoteに出てくる大好きな先輩が、
ずっとわたしに「一度口頭で話を聞いてみないと、
チャットじゃ全部わからないよ」て
言ってくれてたのは、
伝えない方が悪い!と思ってたけど、
そうじゃなくて話を聞き漏らすよってことで、
法務には、それをヒアリングする技術も
必要なんだとも思った。
皆の役に立つためにレベルアップしたい
次に私が目指すのは、気軽に相談される法務。
ぶっちゃけこれってどう?って聞いてほしいなと。
そして、法務関係なく、
営業さんの持つ色んな課題に触れることが
結局法務で相談を受けたときの
レスポンスの質を高めるんだとも思いました。
うーん、いろいろ学んだなー!!!!!!!!!
自分の学びもすごくあった研修でした。
また、皆さんの思うところも聞かせてください!
それではまた今度ー!!!