長続きしない子ども
保育園に通っていた頃、4〜5歳だろうか
自分がやりたいと言ったのか親がさせたかったのか
今となっては全く分からないのだけれど、おそらく、私がやりたいと言ったのだろう。
保育園のお迎え時間が遅いためオルガン教室が行われていたのを見て『やってみたい』と言ったのだろう。ところが、私はオルガン教室でどうしても寝てしまっていたようで、教室の先生から母親に状況説明があり、保育園が終わってからはいつも大きな教室で、[おかあさんといっしょ]を見て過ごすことが当たり前になっていた。
実は、私は母子家庭で母親が仕事をしていた為、当時子どもを預かってくれる所(子守さん)があってそこに預けられていた。
保育園が終わって母親が帰ってくるまでの間預かってもらう、今で言うシッターさんのような家族に預けられていた。
シッターさんはとても優しい人だったのだろう そして、色々なことを教えてくれる大人だったのだろう。
預けられていたことは所々覚えているが、かれこれ半世紀前の事 ほとんど記憶に無い。
しかし、小学校に入学してから読み書き等にあまり困った覚えが無いから、きっと良くしてもらっていたのだと感謝している。
私はとっても身体の弱い子で、高熱を出しては熱性痙攣を起こしていた 肺炎になりかけたこともあった。
少食で偏食 さぞかし育て難い子どもだったと思う。
小学校に入学してからは親戚の家に預けられた。
預けられて泊まらなければならない日の翌日は学校を半ばズル休みをした。腹痛になるのだ そしてサンダーバードを見て過ごした。家から通える日はちゃんと通っていたと思う。
小学3年くらいから習い事も始めた。
習い事は興味があってやってみたくて始める。
そろばん 習字 ピアノ お花 英語 ガールスカウト
ガールスカウト以外はほとんど3〜4か月ぐらいで飽きてしまうのか、やめてしまう。
唯一ガールスカウトだけは何故か続けていた。
おそらく、じっとしてなくて良かったのと、いつも違うこと(新しいこと)をしてたのが功を奏していたと考えられた。
頭を使うこと身体を動かして何かをすることが、飽きなかった理由だと思われた。
本当に飽きっぽい長続きがしない子どもだった。
あと長続きした唯一のことは、小学○年生という雑誌はひと月の間に隅々まで読破していた。これは読む物や娯楽が他には無かったこともあるが、よく読んでいた。
本だけは、不自由なく読ませてくれる親に感謝している。
そして、飽きっぽい子どもに習い事をさせてくれたことにも感謝している。
長続きしない子は、それぞれの色々なことを少しずつ学んで広く浅く知識を得た。
知りたい学びたいという欲求は未だ衰えず
時間が足らないと思い始めている。
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