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自衛のための箱
【本文】
今日は自分の部屋を掃除した。
過去の私にはガジェット類や音楽機材などの外箱をそのままの形で保管しておく習性があったので、それらを選別し、ぽいぽい捨てていった。
なぜそのような無差別保管をしていたかといえば、そのガジェット/機材が必要無くなったときに売却するためである。
ただ、今になって整理のメスを入れると、気に入って毎日使っているイヤホンやヘッドホンの箱など、「これは絶対に手放さないだろう」というものもたくさんあった。
回想すれば、箱の保管という行為は、自分(の一部)を形作る過程での自衛だったのではないか。「not for me」を感知した際に、それをすぐに自分の巣から追い出せるよう防御の準備をしていたのだ。
いらなくなった箱を一つずつ解体しながら、形成途中だった頃の自分と現在の自分との距離に思いを馳せていた。
【自由記述欄】
2時間以上ある映画をヘッドホンで鑑賞するとかなりしんどいことがわかったので、みなさんは気をつけてください。