良い上司の話。
「良い」って何を以て「良い」と言うのかは分からない。
でも、私が「良い」と思った上司の話をする。
「水崎さんは、求めることが多すぎる」
「指示されたことには従わなきゃいけない」
「理解できないから、納得できないから指示を受けないっていうのはだめだ」
大体、そんなような話を個人ミーティングでされた。
それに対して、私はというと、めちゃめちゃ猛反論した。
相手は取締役なのに。
信頼し切っていたんだと思う。
私としては反論はしたが、考えを否定したつもりはないし、飽くまで「私はこう思う」「私はこの方がいいと思う」「私はこうだ」を主張しただけなんだけど、上司を困らせてしまった。
ぶつかれるのは心を許しているからだし、自分の主張をできるのも心を開いているからこそだった。
上司は私の病気というか、特性のことを知っている。
「友達に同じような人が居るんだけど、その子が『その子、大変だと思うから頑張って欲しい』『力になってあげて』と言ってた」と言われてしまった。
「自分が苦しいでしょ?」
「そうですね。苦労しました」
「それなのに、結果出してるのが凄いよね」
結果出してるって、凄いって、今回の言葉で初めてちゃんと認められたような気がした。
そして
「○○さん(私の前にミーティングしていた寡黙な内勤さん)が水崎さんはできているのにできていないことばっかり見ているから、できているところもちゃんと認めた方がいいって言ってたよ」と言われた。
泣きそうになった。てか、ちょっと泣いて取締役をより困らせた。
「水崎さんって面白いね」
「黙って『はい、やります』の人より全然面白いよ」
正直、「変わってる」とは言われる。「面白い」ともたまに言われる。
「何が凄いって、全部前向きなんだよね」
「反論する言葉ができない言い訳じゃなくて、こうした方がいいからこうだとか、より良くなる為に考えてるんだよな」
「そのまんまでいいよ。駄目なときは駄目って言うし、いいから聞けっていう時は言うから」
「そのままで頑張ろう」
そう言ってくれた時、この人はちゃんと個性だって認めてくれてるんだなって思った。
信頼して、お話して良かった。
理解がある人で良かった。
この後、正直職場でどう転ぶのか分からないし、自分で自分の首締めるかもしれないけれど、それでも頑張っていきたいなと思った。
ということで、発達障害に理解のある上司のお話でした。
失礼なことをたくさん言ってたらすみません。教えてください。
私も頑張ります。
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