ひとめぼれを信じてくれて救われた。そしていまも私はひとめぼれを続けている。
初投稿です。
"心に残ったゲーム"のお題を見て、アカウントだけ作っていたnoteへ、はじめて投稿しようと思い立ちました。
ときめきメモリアル
心に残ったゲーム、それは「ときめきメモリアル」(略称は"ときメモ")というゲームです。
恋愛シミュレーションゲームで、高校三年間で自分の能力をあげて女の子に"告白される"ゲームです。後の世にいわゆる"ギャルゲー"が増えた要因の一つとして挙げられるゲームでもあります。
1994年に発売されたPCE版をはじめとして、PS版、SFC版、SS版、Windows95版、ゲームボーイ版と多くのプラットフォームから発売されています。
出会いは偶然、いや必然?
当時、このゲームを知ったのは、PS版のTVCM。
「きて」「こないで」「いや きて」というセリフと、後ろで流れていた
長沢ゆりかさんの歌「My Dear...」が非常に印象に残っています。
しかし、ゲーム好きではあったけど当時は恋愛シミュレーションに「は」さほど興味がなかったため、購入には至りませんでした。
PS版が発売された翌年、今度はSFC版が発売されました。
PS版が人気でプレミアがつき始めていたので、『SFC版も持ってたらプレミアつくかな』くらいの邪な気持ちで購入しました。
SFC版はハードの関係で声がついてなかったので、初回特典の付属ドラマCD(タイトルは「ティストイズアップルタルト」)の音声でプレイ前に脳内補完していました。
そのドラマCDの中で、気になる声がありました。
めちゃくちゃ可愛い声。
でも、その時はあくまで声が可愛いなーくらい。
そして、天使(エンジェル)に出会えた
そしてSFC版をPlay。
しかし、初回プレイだから"爆弾対処"なんてよくわからない。
なので、能力値は高いが女の子からの好感度は最悪。
毎週ボンボンと爆弾の音が鳴り響き、出て来るヒロインたちは嫌そうな顔。
「うわぁ、なんだこのゲーム。へこむなぁ...」
リアルでもモテないのにゲームでもダメなのか、なんて頭によぎる。
そんな中で告白してくれたのが、隠しキャラの館林見晴ちゃん。
・・・惚れた。
もう、何か色々と壊れた。
爆弾処理でヒロイン達の扱いに疲れていた心に、ひどくささってしまった。
Play中にこの娘の声を聞きたい。
そう思いたったら、PS版を買いにいきました。中古ゲーム屋を数件またいで購入。SFC版を一旦置いて、PS版でプレイ開始。
いやー、みはりん、マジ天使。
エンジェルボイスと表現されるのもわかるわー。
そして、PS版ときメモといえば、「222イベント」。
正式イベント名は「最初で最後のデート」。
勇気を振り絞ってデートはするものの、想いだけは言葉にできずに終わってしまった、最初で最期のデート。
・・・泣いた。
切なすぎて、全自分が泣いた。
多分ゲームをして初めて泣いた。
このイベントは、みはりん以外の娘に告白される時にしか発生しないのだが、この時告白してきた娘のことなど、微塵も記憶にない。
「少しだけ・・・、
このままで・・・。」
このシーンを動かしたくなくて、10分くらい眺めてたこともあった。
「そこは、追いかけるべきだろ主人公よ!」とゲームにツッコミもした。
ゲームおたくがギャルゲーおたくにもなってしまった。
その後、みはりん関係には随分お金を使ったと思う。
SS版ときめきメモリアルはもちろん購入。イベントはPS版準拠で新規イベントは無しだったのは残念だった。SS版の売りである"自分から告白"も隠しキャラのみはりんには行けなかったのは残念でした。222イベントを発生させたら自分から告白しにいけるんじゃないか、と勘ぐってプレイした。ダメだった。そこはこだわれよコナミ、と思いました。
原点であるPCE版も中古ゲーム屋を巡って買いました。当時は地方都市に住んでいたのでなかなか見つからずな日々。購入できた時は小躍りしました。
アニメイトで初めて予約して買ったのも、みはりんのアルバムCDでした。商品の受取時に予約商品名を店員さんへ伝えた時に「アーティストはどなたですか?」と聞かれたことはいまだに覚えている。
内心『あんた、アニメイト店員なのにときメモの館林見晴ちゃんを知らんとはどう言うこと!?』と憤ったが「あ、館林見晴です」としか言えなかったのはいまだに記憶しています。
コナミから出ていたときメモドラマCDも全巻購入しました。現在は、大半は処分したんですが、館林見晴ちゃんが出演しているCDだけは手元に残しています。
ドラマシリーズのヒロイン投票では、滅多にしない読者投票もやりました。見晴ちゃんが投票1位になったにも関わらず、大人の事情でドラマシリーズ2のヒロインになれなかったのは非常に悔しかったなぁ。
でも、ドラマシリーズ3でダブルヒロインとして主人公と結ばれることができた時は、本当に嬉しかった。やっとみはりんを幸せにしてあげられたと思いました。もちろん、彼女がヒロインの「ときめきメモリアル ドラマシリーズVol.3 旅立ちの詩」は初回特典版のSS版で購入しました。
見晴ちゃんが好きすぎて、中の人の菊池志穂さんのファンにもなりました。
彼女が演じたキャラのゲームは、内容をあまり確認せずに買ってたような。
そして、現在に至る。あの頃の想いは...
さて、ゲームをプレイしてから20年以上の月日が流れました。現在は結婚して、妻もこどももいる身になりました。
その間に"ときメモ"と言うジャンルからは離れてもいましたが、心にはいつもみはりんがいました。ちょっと前にプログラミング関連の本を出す際に、みはりん似のキャラを表紙にしてとイラストレーターさんへ依頼するくらいには。何より、20年以上経っても"ときメモ好き"な人をTwitterでみかけるとつい関わってしまうくらいには。
つまり何が言いたいかというと、いまでも館林見晴は二次元の嫁No1、忘れられないキャラクターということ。
「好きなゲームキャラは?」ときかれたら迷わず答えます。
「館林見晴ちゃんです」と。
そんな素敵な娘に出会わせてくれた「ときめきメモリアル」と言うゲーム。
私は"心に残ったゲーム"として、このゲームをあげておきたい。
素敵な想い出をありがとう。