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82年生まれ、キムジヨンを読んで。

 この前購入した「82年生まれ、キムジヨン」やっと時間を作ることができ、先日読み始め、読み終えました。読み始めると、ついハマってしまい、その日に一気読みしてしまいました。

女性の誰にでもありふれた"日常"は、"日常"だと自分でさえ思い込んでしまった非日常で、この"日常"という名がつくだけでその生活には恐怖しかないと感じた。

どの国でも話題になる"フェミニズム"について深く言及していて、女性が1度でも経験するような事が沢山描かれており、胸を打たれました。

この本を読み、まず考えたのは結婚について。

私は中学生の時、結婚したくないって思っていた。嫌というよりかは、興味がないに近かった。

女性はいい就職先に就かなくても、良いお給料が貰えなくても結婚すれば良いから。

この言葉がずっと引っかかっていたからだと思う。中学生の時は単純だったから、女でいるためにしなきゃいけない結婚ならしたくないと思っていた。

しかも、良い歳して結婚しないでいると、

問題があるんだよ、人間性に。独りで死んでいくんだよ。子供欲しくないの?

そんな言葉を沢山聞きずっと違和感を覚えていました。

この本を読ませて頂き、ひとつ、私の中で出た答えがあります。

結婚と幸せを結びつける事が多くて、出産と幸せを結びつける事が多くて、そうなったんだっていうことです。

人にとっての幸せはバラバラだし、幸せの形は人によっても違う、時によっても違う。

結婚していなくても不幸せとは限らない。

 その人が結婚しないでいると、人間性に問題があるって言うのはその結婚しないでも持っている幸せを壊してまで、結婚するためにわざわざ人に選ばれるような性格、容姿にならなくてはならないの?ただ単に気が合う人に出会わなかった運命かもしれない。結婚、未婚かどうかで人を判断するのはナンセンスだと思う。「世間一般的に見て結婚した方がいい」と言う言葉が嫌いで、この言葉のせいで個性を潰して何かと結婚に焦るのは、ほんとに吐き気がするほど嫌です。(一個人の意見です)

私は結婚したくないの?と聞かれたら今は結婚について何も思わないけど、将来は分からない。思ったより早く結婚するかもしれないし、今は何も分からない。

ここまで熱く語りましたが、まだまだ未熟な18歳の私的な意見ですので、サラーっと見てもらえれば有難いです。ただ日本でも世界でも女性にとってもっと生きやすい社会になることを祈って。

色々な事に気づかせてくれたこの書籍には感謝します。

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