解けない謎はトイレに置き去りにされたまま。
「わたしとべんきと、ときどき。」
本当のところタイトルにすごくすごく迷ってしまった。
それほどこれから綴る現象は長い期間わたしの心を乱し続けてきたし、なんてことはないたった一つの出来事なのに様々な角度から物事をとらえることの大切さを教えてくれた大事な出会いでもある。
この現象に出会ったのは確か小学3、4年生の頃。
小学校生活の中の代わり映えのしない日常の中で使い慣れたトイレに向かい、いつものように空室を表す青いマークを確認してドアを開くとヤツがいたのだ。
漆黒の、ヤツ。
そ