一本のけやきからサバンナを夢見る
近所に、小さめの雑木林と公園を混ぜ合わせたような不思議な空間がある。
そこは、小学校に通う道の途中にあって、周りは一軒家ばかりだから、小さい森のようなそこは、いつも少し違う時間軸で進んでいるような気がしている。
一見すると木がたくさん生えている公園、なのだろうけど、大小さまざまな木が生えている様子は森のようで、ずっとあそこは私にとっては一番近い森だ。
小学校の頃って、みんなクワガタとか、芋虫とか、ザリガニとかを飼っていて、生き物が苦手な私はなにも飼っていなかったのだが、小