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連休最終日と美園湯のこと

起床直後、味噌汁が飲みたいという衝動に駆られたが、そんな時に限ってインスタント味噌汁のストックが切れていた。
こうなると、ますます飲みたくなる。

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調味料の棚には顆粒の味噌が鎮座している。自分で作ろうかと思ったが、具になるものがない。
具なし味噌汁というアイディアは浮かんだものの、休日の朝にはあまりにも哀しすぎる。
というか、素の味噌汁はもはや味噌汁でない。それはもう、味噌味のお湯だ。

そう考えると、味噌汁を味噌汁たらしめているのは具ということになる。これは哲学だ。

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味噌汁という名前でありながら、主役は味噌でなく具。

天才バカボンというタイトルなのに、主役はバカボンでなくパパなのと同じシステムだ。
ゼルダの伝説というタイトルなのに、主役はゼ(以下略)

哲学的思考を巡らせていたところ、ラス1のインスタント味噌汁(あおさ)を発見し、ことなきを得た。

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念願の味噌汁をすすりながら
「『あおさ』ってよい名前だな」
と思った。

風味高く、青々としたその特徴を端的に、的確に表している。
他の海藻たちが「もずく」「ひじき」など、いかにも「地方から来ました」といった名を冠されている中、「あおさ」は都会的ですらある。

人名にしても違和感がない。
「夢海 あおさ」
ぼくの考えたセクシー女優。

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朝食を済ませ、布団乾燥機を稼働させた。連休ラストナイトは、フカフカお布団でぐっすりスヤスヤという魂胆である。
「ダニ対策コース」でしっかり90分。

しかし、安眠のためとはいえ罪なきダニたちを一網打尽にするのは心が痛い。
90分間、傍で数珠を握りしめ読経していたのはいうまでもない。

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ダニを成仏させ、DAZNでJリーグを観戦。
宇佐美、すげーな。

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Jリーグを堪能した後、連休の締めくくりとして美園湯さんへ。

美園湯さんは湯もサウナも割とマイルドなのだが、どういうわけか「全体的に熱っちぃ」という日がたまにある。今日はそんな日だった。

レア熱っちぃの理由はわからないし知りたいとも思わないが、今日は「連休終わるし明日からまた頑張れよ!」というメッセージが込められているような気がした。

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味噌の湯で始まり、美園湯で終わった連休最終日でした。
お後がよろしいようで。

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