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【ゲーム業界よもやま話】社長「仕様追加は開発に断られそうだ・・・せや!」

2000 年代初頭のゲーム開発現場のお話・・・



《仕様追加を◯◯で知る》

ゲーム開発に仕様追加は付き物です。

ちゃんと人員増加なり、開発延期なりしてくれればいいんですが、一切なしでの仕様追加は、さすがに開発現場も反発します。
例え、社長の要求と言えども。

そして、あまりに無茶ぶりが繰り返されていると、経営側と開発側の信頼関係が壊れていきます。

無茶なスケジュールを達成するように決められたプロジェクトは、
妥当なスケジュールで開始されたプロジェクトに比べ、完成までに時間がかかると思われる。

トム・デマルコ『デッドライン』より


開発現場には、ゲームの品質を守るために「経営側からの要求は断る」という脊髄反射が出来上がっていました😅

最初は、プロデューサーが間に入ってくれていたのですが、最早それもままならない状態・・・。
そんな、ある日。

先輩「なぁ、◯◯(ゲーム雑誌)の最新号は見たか?」
「まだですが。」
先輩「社長のインタビューが載ってるぜ。」

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社長:このゲームでは、~~ が出来るようになるんですよ♪
記者:それは楽しみですね!


あの野郎、やりやがったな。Σ(゚д゚ )

開発中のゲームの仕様を雑誌で知ったのは初めてでした。
現場の混乱具合は、想像にお任せします🙂

素材提供:Adobe Stock


ちなみに、開発現場との信頼関係が修復不可能なレベルになるので、
もしゲーム会社の社長になっても、やったらダメですよ🤗




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