言葉は軽く、行動は重い ~時事ネタから見るマネジメントの基本~
時事ネタは基本的に扱わないのですが、直近で「マネジメントの基本」とも言える要素が詰まった騒動があったので、取り上げたいと思いました。
いわゆるフワちゃん騒動です。
この騒動をマネジメントの観点から見てみると、我々が気を付けるべき教訓も見えてきます。
ちなみに、この騒動の詳しい経緯については、申し訳ありませんがスキップします。まとめサイトなどをご覧ください。(^^;
フワちゃんの謝罪文
騒動の後に本人が投稿した謝罪文は、X にて現在も確認可能です。
この文面を添削して「ここの書き方がダメ」と指摘している人は多いのですが、私が気になったのは、そういった観点ではありません。
「反省文の書き方」の連載
以下のページは、フワちゃんが過去に投稿をしていた「反省文の書き方」を指南する連載です。
要するに、連載の内容はビジネス書でありがちな「上手い文章の書き方」です。
確かに、文章が上手く書けるにこしたことはありません。国語力は大事です。
しかし、これには落とし穴もあります。
人から信頼を得るのに、「言葉」というものは非常に軽いのです。
特に、マネジメントをする人は、この事実を心にとどめておく必要があります。
やす子さんの投稿
今回、被害者の立場になってしまった やす子さん の投稿が、以下です。
なんてことはない投稿に見えるかもしれませんが、実はフワちゃんの謝罪文とは対照的です。
フワちゃんの謝罪文は「言葉」が主になっているのに対して、やす子さんの投稿は「行動」が主であり、その行動を言語化したものになっています。
言葉は軽く、行動は重い
私は、以下の記事で
「ビジネス本に書いてある台詞をいくらリピートしても、現場からの評価には繋がらない。」
といったことを書きました。
上手い文章や台詞は、確かに反論しづらいです。
ただし、「反論しづらい」というだけで、聞き手の心には もやもや したものが残ります。
その言葉は、ただのテンプレートかもしれませんし、生成 AI で作ったものかもしれません。はたまた、単なるウソかもしれません。
周りが何も言ってこないからといって、信頼されているとは限りません。
しかし、人間は「自分の本音と異なる行動を取る」のは非常に難しいです。
自ら行動を決定し、自ら行動を取れる人は、周りから必ず信頼されます。
今回の騒動を見て、どんなに不器用でも「行動が主、言葉が従」であるべきだと改めて思いました。
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