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生胡椒のススメ

ベトナムは胡椒の名産地

歴史で習った、ヨーロッパの国々の大航海時代から20世紀の植民地終焉までアジアに(強奪に)来ていた大きな目的の一つは香辛料!という有名な話の舞台に、実はベトナムも含まれていたりします。
ずーっとインドの話なのかと思ってましたが😅🌴

南北統一鉄道で車窓を見ていると中部エリアでは延々と続く胡椒のプランテーションを今も見ることができます。
フランスその他にどれだけ略奪搾取されたのか知りませんが、その名残?として今も胡椒の生産は世界一、なんだそう。

(下のURL記事より抜粋。)

世界で最も生産量が多いのはベトナムで9万5000トン。続いて、インドネシア5万9000トン、インド5万トン、ブラジル3万4000トンなどとなっている

diamond.jp

なので!ベトナムでは生の胡椒、質の良いのが割と簡単に手に入り料理でも豪快に房ごと入ってたりします。

生の胡椒と生こしょうは別物(紛らわしい)

おそらくは商品名として誰かがつけたものがTVで紹介されてなんとなく定着(ってほどでもないけど)したのだと思いますが、生胡椒は生じゃなくて塩漬けの胡椒です。

茹でてから塩漬けにしたものなので火も通っていて保存が聞きます。自分で作ったものはかれこれ数年作っていますがまだ1年以上経ってもカビたり駄目になったものは無いので段々と風味が落ちるとかそんな程度かと思います。
ただ、作るためには生の新鮮なものが必要なので日本ではなかなか難しそうです。

Vietnam人はグリーンペッパーがお好き?

おそらく色や香りが良いから生で料理に使うのだと思いますが、市場で生で手に入るのはホボホボ緑の胡椒。すこし良いレストランだとコレが炒め物とかに枝まるごと入ってたりします。 ハノイとか北のほうでも普通に売ってますしツーリング中に民家の畑にうわっていたりもしたのでベトナム全国どこでも買えるんじゃないかと主マスが料理で使われている生の胡椒は緑が圧倒的に多いです。
特にステーキソースでグレービーソースに緑のツブツブがたくさん入っているやつはよく見ます。欧米の人が喜ぶのかもしれません。

胡椒の木。5mくらいで下から切って木ごと収穫するようですが10mくらいのも車窓から見たことがあります。

入手方法ですが、ベトナムでは市場に行くとたまに遭遇するのでおばちゃんに500gほど分けてもらい、もっと作りたいときには電話番号を教えてテキストしてねーん、とヤレヤレ市場でおばちゃんナンパ?な事をして生胡椒を作っています。
おばちゃん、面倒なのかなかなか電話してこなかったり連チャンで連絡してきたり村がありすぎるのでお付き合いが長く続きません。(笑

売ってるのは写真のように房ごとなのでこれを枝から外し、よく水で洗って数分塩ゆでして水気を切って30%ほどの塩と混ぜて冷蔵すれば生胡椒の出来上がり!

とれたてのグリーンペッパー。ツヤツヤ〜

リクエストもあり、たまにまとめて作って親戚や日本の友達にもおすそわけしていますが毎回これが好評。

ステーキのお供に、クリームチーズとあえてワインのアテに、パスタのアクセントに、とお好みで。料理に添えるだけでワンランク以上手っ取り早くグレードupしてくれます。

そして日本から使ってるよ!と送られてきたのが↓の写真…フレンチですかそうですか…ハイソすぎる。😅

屋台のバインミーにねじ込んで食べてる私とのこの差🙈😆

やはり大企業の方は地力が違うんだな、と思い知らされました。(笑

産地とされるインドシナ半島やインドネシアに住んでいる方、せっかくなのでぜひお試しを。肉や魚はもちろん、お粥に入れても美味いですよー😋😋😋

サポートありがとうございます😊 ベトナムにお越しの際はお声がけくださいね🌻