見出し画像

お金持ちに聞いた!ベトナム追い風の話

カフェで読書してたら、たまたま近くの席に座っていた高齢のカップル(女性は若く美人)と雑談をするうちに、ベトナムの経済の話などを聞けたのでこの週末に図にしてみました。

前回の大統領時にベトナムで大人気のトランプ氏
秘密はベトナム投資でした(笑

ポイントは

  • 民主党は中国に投資している人たちのグループだったが、トランプ家はベトナムに投資をしているグループなのでベトナムでは人気が高い

  • トランプの息子さんはベトナムに投資

  • バイデンの息子さんはウクライナビジネス

  • 今回の選挙でトランプが勝ったのでベトナムには良いニュース!

  • ベトナムでも金持ちは美人を連れている

ということでした。色々とお話を伺うと、ビジネスマン(ビジネスパーソンではないw)は「お金」の流れ、トレンドを真剣に注視してそのために世界をみているのだな、美人はお金持ちを見つけるのに余念が無いな、というのが伝わってきました。

典型的なベトナム富裕層?

ちなみにそのお金持ちの方は現在はポジションを変えベトナムの自分の家は売り払ってホテル住まいなのだとか。聞けばハノイではコロナ後に20%〜50%も値上がりした不動産は加熱感が高い一方で、地方都市は閑古鳥が鳴いている状態。 まさに変化に備えてる感がビンビンです。

聞けば過去にはオーストラリアにわたり、稼いだお金をベトナムに投資し、現在はベトナムに戻って投資の傍ら仕事をしているということでした。

メディアとの違和感

メディアが直前まで実態と違うハリス押しで報道し続けていたのは、「知識人=リベラル=民主党びいき」の裏には「旧メディア」な古い知識層(文系)と新しい「本当の知能が高い集団」(ITなど理系の新ビジネス)の抗争でもあるのだな、というのが話からなんとなく想像されました。

メディアや大学のセンセイなど「知識人」と言われる層は、利害だけでなく価値観・知性の質が同質の人たちがグループになっているわけで、一概に政策とか現実の経済問題、外交など問題解決のために声を上げているというよりも、「自分の立場(お気持ち)」を守りたい人がかなり多いんじゃないかな、というのが今回の大統領選では透けて見えた気がしました。

メディアのの情報では優勢だったはずなのに(笑

この図は私個人が考える左右の代表的な性格のステレオタイプです。
米大統領選挙ではメディアの左の悪い所がバーンとでたように思いました。

左の特徴に「モテない」というもありますね。
理由は自分が好きだから?

右よりの人たちは少年ジャンプなので「勇気友情勝利」、左の人たちはガリ勉東大・官僚一直線から脱落した数学苦手マン、というステレオタイプです。
ちなみに半世紀の人生で俯瞰して個人的によく思うのは(特におじさん勢で)右寄りの人は活動的・働き者、左寄りの人は怠け者・口だけ、というのがあります。


なんかローマ帝国の話と似てる

IT企業、理系マンをメディア・センセーが嫌うのと、イノベーターなユリウス・カエサルを良識と既得権を「牛耳る」元老院議員が憎む構図は、ピッタリ当てはまりますね。

アメリカの対外政策も古代ローマと酷似しています。マッカーサーの利権がフィリピンでソコから追い落とされたり、何かしら覇権地図には有力者の欲望や野望と凋落関わっているようで、これが元で今回のような抗争が起きています。ChatGPTに聞くと、サラッと以下の5つを出してくれました(笑

  • ロックフェラー財閥とサウジアラビアの石油利権

  • ビル・クリントン政権と中国貿易

  • ブッシュ家とサウジアラビア王室の関係 (石油会社ファミリー)

  • ナンシー・ペロシと中国ビジネス

  • ジョン・ケリーとイラン核合意 (イランでのビジネス)

ナンシー・ペロシは初の女性下院議長となりました。また、民主党の議会運営を主導した女性親分です。ロックフェラー財団は共和党寄りでリチャード・ニクソンジェラルド・フォード大統領 が支援を受けたことで有名です。

歴史は繰り返す

古代ローマでも属州・植民地の支配利権で度々内紛、内戦が勃発しています。

・東方属州とポンペイウス vs. ルキウス・リキニウス・クラッスス
・ガリア属州とカエサル vs. 元老院派
・シチリア属州と穀物供給問題
・エジプトとアントニウス vs. オクタウィアヌス
・アフリカ属州とヌミディア戦争(ユグルタ戦争)

(ユグルタ戦争の例)

ユグルタ戦争の頃の地勢

アフリカ属州(現在のチュニジア周辺)も肥沃な農地と豊富な資源があり、ローマにとって重要でした。ヌミディア王ユグルタとの戦争(紀元前112-105年)では、属州内での利権を巡り、ローマの有力者たちがユグルタと裏取引を行い、不正を行っていたことが発覚。結果的に内部の腐敗が露呈し、内紛の火種となりました。この戦争をきっかけに、マリウスとスッラの対立が表面化し、後の内戦に繋がっていきました。

中国とポスト中国の利権交代の話を聞くと、アメリカの大統領選はまさに「歴史は繰り返す」そのままな感じがします。

上記のように大きなもの以外に属州総督が変わるたびに処刑、はもっと多く任期満了後に処刑、というのは現在の韓国にも通じるところがあると思っています。

ちなみにローマで死刑は街道沿いに磔、ですが
偉い人は毒飲んで自死、とかだったらしいです
映画「スパルタカス」(1960)のシーン


属州総督、横領で死刑宣告

ローマの場合、権力抗争で弾劾されるので必ずしも死刑宣告される側が悪ではないようで、いわば同じ穴の狢。 しかしメチャクチャなことをした人が多かったのも「時代」だったのでしょう。サイコパスなシリアルキラーみたいな執政官もいます。

アフリカの属州総督ルキウス・セルギウス・カティリナ

属州総督は今の日本でいうと知事、でしょうか。
アフリカ属州総督として現地で収賄や不正な財産の収奪を行い糾弾され、ローマに戻り政界で活躍の道が絶たれると「共和政転覆だ!」となり、2万の兵を集め反逆罪に。最終的には3000人の私兵と共に討ち死にしたそうで、こんな最後の句をのことしています。

敵に捕まって家畜のように屠殺されるよりは、
戦士として、力の限り敵を屠ってから果てようではないか。

この人は青年期にローマ内戦を経験し、自ら政敵やその家族を多数殺害したり壊れてしまっている黒歴史がある人でもありました。なんというか、日本の戦国時代のようですね(汗



日本の情報で答え合わせしてみると

脱線しましたが、聞いた話をググって答え合わせをしたら似たような話の図がみつかりました。

どうやら、この「なんでも図解」の販促記事なようです。出版社だなぁ(笑

流石にズバリ利権の話は書いてないですが、こんな図解のやり方を説明したふりをしないと海外の政治情勢について書けないなんて。と、活字メディアに多そうな腰抜けリベラル風味を感じてしまいました。

考えすぎでしょうか?(笑

アメリカ共和党と民主党の争いは、覇権国家で国体がかなり右なアメリカでは、日本が考える左右の対立ではなくて極右と右翼の戦いです。リベラルの移民問題に関しても、もともと移民の国なので移民受け入れ自体は保守本流の右翼的な行為なので日本の左右で考えると逆。米国は日本と比べるとわからなくなるので、ローマになぞらえて考えるほうが遥かに理解しやすい気がします。

日本はどうすべき?

激動の世界の中で日本はどうすべきか? 有識者がトランプはダメ、民主党ハリスに決まっている、と間違った分析をしたこともあるでしょう、岸田政権は民主党よりの政策、たとえばLGBTなどを(恐らく国会のセンセイは頭文字の意味もわからずに)機械的に法案通したんじゃないか、という気もします。意味もわからずにトランプアンチな方向性のことばかりを風見鶏的にしてしまったらまさかの民主党敗退…。
現政権はトランプ政権と今後付き合うのも負債付きのスタートになるでしょう。

対米政策がこういうことになるのは前述のセンセー問題からのバイアスがありそうですが、そもそも国の方向が無いから、というのが大きいと考えています。言われたら反応する「下っ端」は責任がなくて楽なのですがリーダーは方向と計画を持たないといけません。税金たくさん使ってるんですから。

21世紀はAI政府とAIメディア

わたしは右とか左とか言う考え方自体が100年くらい前の発想で意味がないと思っています。特に日本の左右はねじれがあり、資本主義国の国体の上での話というより、大昔の社会主義を基準にした考えだったり本当に不毛です。

最初の図の通り、左右の例えは各自のプレーヤーのメリットと敵対関係から生み出された対立構図でしかありません。すでに大量生産ほか多くの「産業経済」の力を身に着けた現代においては産業革命直後の「生産と分配」の基準では対応できませんし、社会や市民の全体の幸福を増やす軸の対立ではないのは明らかです。

ムダの塊

日本は国会議員1人に2億円、全体のコストでは議員年金や経費を含めると数千億円規模の費用がかかっているそうです。これが生み出すサービスの価値、求められる機能は

  • 行政の監督、改良

  • 法律を時代にあったものに改正

  • 外交

などですが、実際にはほとんどの労力は次の選挙ための活動に使われているのは周知の事実です。 数千億円を毎年捨てているのとさほど変わらず、このリーダー決めを何千年やっても同じことの繰り返しなのも歴史が証明しています。

秀才止まりのメディア、先生たち

本来はこのムダを含めて政治や行政の機能をチェックするのがジャーナリズムを担当する建前のマスメディア、放送電波利権、学校利権であるはずですが、残念ながらこの人たちは学校では「優秀」な部類に一応入っていますが21世紀、コンピュータの世紀の観点では殆どは落ちこぼれ。特に理数が苦手で覚え教科でギリギリな人ばかりで理数系視点でみると論理的な話も難しいのが現実です。地頭が微妙なので得意分野なはずの倫理・哲学や法律ついても言葉遊びに終止してしまいます。更にこの人たちは「我」が強く能力以上の自尊心を持て余して露出を求めてメディアに来る悪童ですが、自分で商売をする才覚はありません。頭を下げるのが嫌いだからそもそもが無理なんです。
この人たちが左翼を形成する日本では知的=胡散臭い、になりがち。
恐らくこのことも原因で教育改革も進まず1990年代以降、知的生産において国際競争の面で非常に不利な状況になってると考えています。

昭和に20年代の日本農民

戦後、ともすれば社会主義革命が起きたり戦前や敗戦の不満で暴動が起きたりしかねなかった時代には、国の体を作るためにこうした人達を活用しOOセンセイと呼ばれる人たちを量産し、免許商売で「スタンダード」をやり直して国のシステムを固めていく必要があったでしょうが、もうその次代は過去のことです。 当時は小作人が7割近く戦争で沢山死んでもなお食い扶持のない農家の子弟が大量にいた(そして農業下働き以外の技能知識がない)という、現在のベトナムに近い状態だった日本とは違うのに、意識だけは昔のままの人がいます。それが色濃いのが地方議会や農業基盤の村社会でその「村」から代議士が出てくるのが諸悪の根源です。代議士と免許商売は反目しているようでおなじ村の人なのでいがみ合いながらも実業に対しては協力する、既得権層になります。

あまり知られていませんが100年前は
日本人の大半は土地に付随する動労奴隷に近かったのです

しかし、それでは強い国には程遠いため、エリート層をどういう人で固めるか、というのを真剣に行ったのがシンガポールであり、欧米諸国でしょう。


時代は理系

こういう「センセー」たちが使う無駄な金と権力をやめて、「普通に」様々なことを決めて実行する社会が21世紀の本流だと思います。中国やベトナムのような日本より「遅れた」社会主義国がコロナのときに、より合理的に判断をして政策を実行している「優れた国」のように見えたのはこれらの国が特別に優秀なわけではなく、日本で私欲やバカが横行していたに過ぎません。だって私欲と分けて論理的に社会について考えるのが苦手なセンセイかテレビで毎日解説してるんですから、そうなりますよね。 

これは会社経営・社長同士で話になりますが、プログラマー集団の会社で「理由のわからない会議」とか「議論」ってまず起きないです。理屈がメチャクチャな人はそうそう居ないし、恥ずかしいので知らないことで強く発言しないですから。逆にデザイナーの会社は分裂解散や倒産がすごく多いのです。理屈より我が先なので話がまとまらないとか計画ができない,と言う話をよく聞きます。

ナポレオンがフランス政府を作り直し欧州を席巻したときに作った土台で現在のフランスでは高級官僚は数学が出来る人を重要しています。日本では悪役になったカルロス・ゴーンはレバノン移民のフランス人ですが理系トップ校エコール・ポリテクニークとパリ国立鉱業学校で技師免許を持つバリバリの理系です。日産の役人みたいな談合サラリーマンの嫉妬を買い、彼が追い出されたあと日産がどうなったか、日本の文系役人な方向性のヤバさはこのニュースが象徴しています。

同じく昔体質、役人天下り会社な三菱もこんな感じです。三菱自動車はホンダ傘下の1部門として国益産業担当会社になるのが個人的には良いと思っています。

今後はどれだけ情報収集と統計、数値解析を洗
練させ様々なムダを省いて機械化を進めて、「利権」で生きる人を減らし、その人達のために働く時間を短くして幸福の総量を増やすことが人類の当面の課題になると良いな、と思っています。

なんて考えていたら、この映画が見たくなってきました。

マスク氏を政府効率化省トップに起用へ、トランプ氏表明

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/11/524039_1.php

最新のニュースではすでに世界はこの方向へ動き始めていますね…。北欧諸国が先にやると思ってたのに(笑


ブレードランナーのあとに作られたと聞くと、あぁぁ。ってなります(笑


サポートありがとうございます😊 ベトナムにお越しの際はお声がけくださいね🌻