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Awakenings

オリバー・サックスの著書を内容を再構成し、フィクションとしてペニー・マーシャル監督が作成した映画「レナードの朝」(原題:Awakenings)を見て感じたことを残しておきます。

まず最初に言いたいことは、レナード・ロウ役で出演していたロバート・デニーロ含め、出演した役者全員の演技が素晴らしかったと素人ながらに感激しました。

映画自体もすごく良いものですが、優秀な役者達の演技が観れるということだけでも、この映画を観る価値はあるのではないかなと本当に思います。


art of life

この物語をから感じることとして、この物語に接する機会があるという現状に対する感謝かもしれません。

人体の複雑さや、生きることへの恐怖を感じるかもしれないし、結果的に患者が助かったわけではない、という理由からバッドエンドと考えるかもしれない。
人付き合いが苦手であった医者が様々な経験により、勇気を出し、一歩踏み込むことができた。または科学の進歩により、一時的に症状を回復に導けたことに対し、ハッピーエンドであると感じるかもしれません。

感じ方は人それぞれで、正解があるわけでもない。
何が幸せで、どのような境遇に置かれていれば不幸であるのか。

そんなものは当事者でなければわからないのではないかと思います。

この映画を見て私が感じたことは、直接この映画に関係していることではなく、もっとたくさんの考えや、体験をし、自分の人生を、幸福を自分自身の手でアレンジしていきたい。と言う思いでした。

知的好奇心や探究心を忘れずに、幸せな日々が送れている現状に幸福感を感じる。もっとたくさんの映画を見て、本を読んで、話をして、考えて、体を動かして。

各々が日々当たり前だと思っている物事に対し、認識をあたらめる良いきっかけになるのではないかと。

「art of life」について自身で考えるきっかけとして、ぜひたくさんの方に見て欲しい映画だなと感じたわけです。

この映画は誰かが意見するのを見て、聞いてではなく、直接見て考え、楽しむのが一番ではないかと。





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