【レポート】野木青依「マリンバさんのお引越し」@京島駅(元米屋)
こんにちは。「マリンバさんのお引越し」制作担当のゆりえる(宮﨑有里)です。
みなさんは「マリンバ」を実際に間近で見たり、演奏を聴いたことがありますか?
「身近に聴く機会の少ないマリンバを、気軽に見て・聴いて・体験してほしい。」そんな想いからはじまったのが、マリンバさん(マリンバ奏者の野木青依とマリンバ)が墨田区内の施設を巡る音楽プロジェクト「マリンバさんのお引越し」です。
2021年11月19日(金)〜11月21日(日)に実施した、3つ目のお引越し先「京島駅(元米屋)」での滞在の様子をレポートします。
京島駅(元米屋)にお邪魔します。
今回お引越し先としてお邪魔させていただいたのは、元お米屋の建物を「街の駅」として、人々の交流や待合の場所としても定着していくことを目指し改修を続けている「京島駅(元米屋)」です。
古い木造家屋の落ち着いた雰囲気と、解放感のある空間は、これまでお引越しさせていただいたWISE OWL HOSTELS RIVER TOKYOや、喫茶ランドリーとはまた違ったマリンバのひとつひとつの音の心地良い響きを聴くことができました。
来場された方の中には、マリンバを聴きつつ、建物に興味を持たれる方も多くいらっしゃいました。
この空間でどんな3日間が訪れるのか、、、野木さんも私もドキドキしていましたが、快く迎えてくださったヒロセガイさん、後藤大輝さん、長谷川春菜さん、そして地域住民のみなさまに感謝申し上げます。
マリンバに触れてみよう!
お引越し先では毎回、たくさんの子どもたちにマリンバに触れていただきました。
近隣の小中学校や公共施設にチラシを配布していたので、チラシを見て足を運んでくださった方もいらっしゃいました。
子どもたちは、野木さんに「自由にやさしく叩いてみてね」と促され、マリンバの演奏を楽しんでくれました。
マリンバは音の位置がピアノの鍵盤と同じなので、ピアノに親しみがある子は「猫ふんじゃった」やゲーム音楽の一節を披露してくれることも。
これらの「感想カード」は、野木さんのインスタライブで野木さんが読み上げ紹介しています。
そのなかで、野木さんが考えるマリンバを身近に触れてもらうことの重要性などについても話されていたので、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。
手が4本?!
本企画はマリンバの即興演奏を披露するだけでなく、野木さんが来場者の方と直接お話ししたり、来場者が演奏を体験できることも特徴の1つです。
野木さんの演奏を見て多くの方が驚かれるのが、持っているマレット(マリンバを演奏するバチ)の本数。
野木さんは片手に最大3本持つことができ、演奏に合わせて持つ本数を変えています。
片手2本持ちに挑戦したい!と、野木さんに持ち方を教わる方もいらっしゃいました。
弦楽器とのコラボレーション
最終日の出来事。
会場のすぐ近くにある、オリジナルのブレンドハーブティーなどが楽しめるカフェ「サテライトキッチン」の店主・小畑亮吾さん(ヴァイオリン)と、お店に偶然来ていたという大学生の西山隼平さん(チェロ)が遊びに来てくださり、急遽即興演奏を披露してくださいました。
夕暮れ。木造家屋に響く弦楽器とマリンバの音色は、これまでの旅のすべてを癒すようにやさしく、そして「マリンバさんのお引越し」の新たな旅立ちを祝福するように聴こえました。
小畑さん、西山さん、すてきな演奏をありがとうございました。
「マリンバさんのお引越し」はこれで決まった3拠点のお引越しは終了しました。
ただ、現在も次のお引越し先を1箇所募集中です!(12/26までにお引越しできること、そのほか諸条件がございます。)
ご興味のある方は、私または野木さんに直接お問い合わせくださいませ!
快く受け入れてくださった「京島駅(元米屋)」のみなさま、そしてご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。
●みなさまからいただいた「感想カード」はこちらからご覧いただけます!京島駅(元米屋)では55枚集まりました✨
感想カード①
感想カード②
感想カード③
執筆・写真:宮﨑有里
写真:アベトモユキ