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DAY1-② 骨折日記 救急車〜救急病院

家の前で滑って転んで右足を骨折してしまった私
救急車で家から15分程の救急病院に搬送されて、ベッドに横になったまま大部屋の待機部屋のような所に運ばれて待つ
ノルウェーの病院はとにかく待たされる
部屋には骨折仲間が次々と運ばれて来た
中にはスキーウェアを着てスキー板を持ったまま来た人もいた
彼はスキーで転んで手を負傷したようだった

しばらくしてレントゲン室に移動して、足をレントゲン撮影
私も自分の足がどんな風に折れてしまったのかレントゲン写真を見たかったけど、見せてもらえなかった(聞けば見せてもらえるのだろうか?)
待機部屋に戻って、また待つ
医師がやって来て「2本(脛骨と腓骨)とも折れている。本当に氷で滑って転んだだけ?脛骨(太い骨)は高い所から落ちた時などに折れやすいけど、転んだだけではあまり折れないはず。最大限に不運ですね」と言った
さすがドジの極みの私…

そして待っている間、体がガタガタ震え、歯がガチガチと鳴るシバリングが何度か起こった(モルヒネが切れたせい?)が、数分で収まった
別室に移動して、看護師にギプス包帯を巻いてもらった
ギプスは昔は石膏だったが、今は軽くて強いグラスファイバー製が主流だ
包帯状の繊維にグラスファーバーが付着していて、水を付けて骨折部に巻くと数分で硬くなって固まる
ギプスの上に伸縮テープを巻いて更に固定された

待機部屋に戻って、また待つ
転倒し骨折してからもう6時間程が経過していた
翌日に別の大きな病院へ行くことになり、今日は家に帰れることに
病院から松葉杖を借りて、車椅子に乗って出入り口へ
ロビーでタクシーを待っている間に急に具合が悪くなった(これもモルヒネのせい?)
外に出て冷たい空気を吸ったら少し気分が良くなったので、タクシーに乗って家へ向かった

大変だったのは階段だ
我が家は古いアパートメントなので、エレベーターが付いていない
私は松葉杖を使って階段を上ることが出来ず、階段に後ろ向きで座り両手と折れていない左足の力で上ることにした
途中でまた具合が悪くなってしまい、水を飲んで休み休み階段を上って、どうにか家に辿り着いた

ありがとうございます!