原動力は「女性を元気にしたい」の熱い思い！仲間や家族と夢への一歩を【修了生インタビュー】
「リラクゼーションと薬膳カフェが一緒になった女性専用のサロンを作りたい」と話すのは、医療関係のお仕事をしながら「MyWorkわたしの仕事プロジェクト」に参加されたKさん。プロジェクトに参加して、たくさんの刺激を受けたと話してくださいました。お忙しい中、時間を調整しながらとても熱心に取り組まれ、たくさんの収穫を得た様子。
KさんがどんなMyWorkをお持ちなのか、そしてプロジェクトに参加してどのような刺激を受け何を学ばれたのかご紹介します。ご家族や周りの方とのエピソードも素敵なので、ぜひご覧ください。
MyWorkは女性を癒す複合型のリラクゼーション施設
＿＿まず、Kさんが考えているMyWorkをお聞かせください。
マッサージやエステ、お風呂などのリラクゼーションと薬膳カフェが一緒になった女性専用のサロンを作りたいです。そこに行けば何でも揃っているような、例えば複合型温泉施設みたいなイメージです。
私自身、リラクゼーション関連のお店に行くことや薬膳が好きで。そういう所が一か所に集まっていたら自分も行きたいのに、全部揃っている所がなかなかないんです。それにリラクゼーションを受けた後はゆったりしたいのに、それも難しくて。一日中、ゆったりできる施設があったら良いなと思っていました。
＿＿リラクゼーションの施術や薬膳料理がお得意なんですか？
私は普段、医療従事者として仕事をしているのですが、休みの日にはマッサージを習いに行っています。
あとは栄養士の知り合いがいたり薬膳料理のお店の人と仲が良い人がいたりで、「薬膳のメニューの提案や薬膳の調達とか協力しますよ」と言ってもらえています。
医療従事者からリラクゼーションの分野にキャリアを転換する人は多いので、情報ももらえるんです。栄養士や薬剤師など資格を持っている人との繋がりを活かして、みんなで集まってできたらいいなって。
＿＿医療関係の資格を持つ方がリラクゼーションサロンや薬膳カフェをされていると心強いですね。「MyWorkわたしのプロジェクト」に参加されたきっかけは何だったのでしょう？
以前から知り合いと「リラクゼーション関連の複合施設が鳥取にないなら自分たちで作ったらいいんじゃない？でも、現実的じゃないよね。」と話していました。
そんな時に、SNSで「MyWorkわたしのプロジェクト」の募集を見つけて、「経営学などを教えてもらえるのなら良い機会だな」、「学べたら夢に一歩近づけるかもしれない」と思ったのがきっかけです。
＿＿サロンは、どんな場所に建てたいですか？
リラクゼーションサロンってゆったりした場所にあるイメージだと思うんですけど、私が考えているのはそうではないんです。
「今日一日は自分だけの時間」と決めてリラクゼーションやおいしいカフェに行っても、「晩御飯は何にしよう？」「子どもを迎えにいかんと……」とかが頭のどこかにあると思うんです。サロンを出た後に、スーパーや家までの距離が遠いと移動も大変。だから、できればスーパーの敷地内に建てたいんです。
サロンで食べた薬膳料理に近いものを家でも作れるように、薬膳の調味料やレシピも置いて提供すれば、あとはスーパーで野菜やお肉を買ってそのまま家に帰ることができます。
特に家庭を持っている女性は、サロンでくつろいでいても子どもや家のことを考えていると思うので、「生活圏から離れ過ぎない場所に作りたい」ということが私のこだわりです。
知識や人脈が増えて、プロの話を聞けた充実の受講期間
＿＿「MyWorkわたしのプロジェクト」に参加してみてどうでしたか？
楽しかったです。仕事以外の知識が増えたし、人脈も広がりました。このプロジェクトに参加しなければ出会えなかったような年代の人や遠方の人とも出会えました。
講師の方のプロの話を直に聞けたこともすごく嬉しかったです。「起業は縁遠い」から「できるかも？」という意識に変わりました。
＿＿仕事や習い事、家のこと、プロジェクト参加など時間調整が難しかったと思いますが……
子どもたちはもう自分のことはできるから家のことは大丈夫なんですけど、仕事のほうは感染症が出ると外部との接触を控えないといけないので、感染症との兼ね合いには悩みました。
マッサージを習いだしてまだ数か月ですが、勤務状況で定期的に通えないので、他の人の半分の日数で済むように詰め込んで、他の人が半日のところを丸一日習っています。
さらにMyWorkの講座も入ったので、去年の10月頃からは忙しかったです。
＿＿印象に残っている講座や内容を教えてください
どの講座も良かったけど、特に「マーケティング講座」が印象的でした。市場調査くらいだろうと簡単に考えていたのに、交渉術や自己アピールの仕方だとかが学べて奥が深かったです。経営をするならマーケティングは重要だと感じました。マーケティングの講座はさらに何回かやってほしいくらいでした。
あとは、「お金・資金計画講座」の講師をされた鳥取銀行の方が優しかったので、お金の相談に行こうかなと思えました。
＿＿ご家族の反応はどうでしたか？
現実主義の娘は「起業は無理だ」と言っていたのですが、私が「MyWorkでこんなことを習った」と話したり講座内容の復習をしていたりすると、「お母さん、いけるんじゃない？」と言ってくれるようになったんです。「自分も大学卒業後に手伝いたくなった」とか、「こうしたら？」と今からアドバイスしてくれます。
もともと応援してくれていた夫も、さらに応援してくれるようになりました。
＿＿受講生や講師の方の言動で印象に残っていることはありますか？
やりたいことは違っても一から始めたいという思いのある人の集まりだったから、意気投合しやすかったです。受講生のSさんがおっしゃった「自分がやったことや作った作品が誰かの癒しになるきっかけになったらいいなという思いでやりたい」という言葉が印象的でした。
それから、佐々木 よしみさん（プロジェクトの企画運営を担う「合同会社cocoto」と「一般社団法人スペースソラ」を運営）が医療関係の仕事を経て起業されていることに刺激を受けました。それと、佐々木さんが起業された当初からメンターや支援をされている講師の方々が佐々木さんを見る目が温かかったんです。優しい目で見てもらえるくらい、苦労を乗り越えて頑張ってこられたんだなと感じました。
みんな私利私欲のためではなくて、生活の中で気になることを人任せではなく自分の手で改善していこうとか、誰かのちょっとした幸せのお手伝いをしたいとか、受講生も講師も優しいメンバーばかりでした。
女性に元気や勇気を与える存在になる！
＿＿今後の目標や夢を教えてください
4、5年後を目標にサロンを作りたいので、それまでは勉強したり人脈を広げたりしたいし、サロンの規模なども具体的に考えたいです。今は勉強の時期だと思っています。
MyWorkで繋がった佐々木さんたちにもアドバイスをいただきながらやっていきたいです。
＿＿疲れている女性を癒したい、スタッフが働きやすいような環境にしたいと話してくださいましたが、実際にサロンを作ったら、どんな人に、どうなってほしいですか？
私は「社会の中心は女性！」だと思っています。女性が元気じゃないと職場も家庭も元気がないんです。社会や家庭でストレスを感じている35歳以上の女性たちを心身ともに美しく健康にできるサロンにしたい！
医療従事者ならではの知識があることが強みなので、問診票もちゃんとしたものを作ります。リラクゼーションや薬膳で体質改善できるものもあれば、病院にかからないといけないものもあります。医療の知識があるからこそ、専門性を活かしたアドバイスをしたいんです。病院と連携もとれたらいいですね。
＿＿最後の質問です。MyWorkを実現したら、Kさんご自身はどうなっていると思いますか？
私は今よりも心身ともに健康で、元気でハツラツとしていると思います。
年齢のせいにせず、「何歳からでもチャンスを掴みに行って、自分の心が喜ぶような仕事をすることは不可能ではない」と発信し、いろんな女性に勇気を与えたいですね。
＊
とても熱く語ってくださったKさん。お話を聞いているだけで、私も元気になれました。
すでにさまざまな人脈をお持ちで、家族や周りの方も応援してくれています。Kさんには人を惹きつける魅力があるようです。これからも周りからもっとたくさんのサポートを受けて、夢を実現されることでしょう。
Kさんのサロンを訪れた人は、リラクゼーションの効果だけでなく、パワフルなKさんのお人柄にも癒されるはず。たまに出る鳥取弁も、Kさんの魅力だなと感じました。
娘さんが大学に入学する頃にサロンを始めて、大学を卒業したら手伝ってもらう予定だそうですが、娘さんからは「その時の経営状況を見てから」という条件を出されたとか。こんな頼もしい娘さんがそばで支えてくれるなら安心ですね。