顔も知らないあの人は 〔6/4)

知らないけど 知っている
全部は分からなくても
同じ時間を 下手くそなことばでも
感情を言葉に乗せて
言葉を交わしたから。
だから、願うんだ。
どうか元気でいて欲しいってさ。

はいはーい、もう本当は寝たいんだけどさぁ
えー?やっぱり言わなきゃダメぇ?
はーい、仕方ないなぁもう、、じゃあちょっと失礼して。


ものしりな あおいもむしさんへ
やぁ、こんばんは。お元気ですか?今日は僕はベッドの上で書いてるから いつもみたいに煙たくて顔が見えないなんてことはないから 良かったです。

ごほん、今日はいろんな国の人と話したんだ。あおいもむしさんは、いっつも本を読んで物知りだから物知りだよね。そうやっていろんな本の中の人とたくさん出会って考え方や歴史に触れてるから あんな風にお説教っ、、じゃなかったね。えーと、えーと深み?そう深みがあるよね。

僕もいつか本に出てくるような人になれるのかなぁ。いつか消えてしまったとしても、無事に何事もなかったかのように 花が咲き乱れて歌ってる道を抜けてさ、大好きな不思議の国に戻れたとしても そんな僕がもし本の中に入れたら きっとページをめくった人とこうして話せたら素敵だと思うんだ。

僕いつもぶわぁって書いちゃってるけど、頭の良い貴方なら「ふぅぅ」って聞いてないようなフリして煙吐くんだ。ちゃんと聞いてくれてるのにね!知ってるよ!笑 それじゃあね!
                                              愛を込めて」

はーい、おっけい。本を読むのが好きな人は
きっとサラサラと読んでくれるはずさ。

僕は正直、世間の雑音や動乱は嫌いなんだ。
でもニュースをふらっと たまに見てると
(そんなことがあったんだーふーん」

くらいの認識だった。どこか他人事だったんだ。だけど、この世界はいろんな国があって、言語も文化も違う ある意味不思議な国がいくつも存在しているんだよね。

でも最近、そんな世界あちこちの人と言葉を実際に交わして話を聞いたり、文化を知ったり好きなことを知るとさ 今まで知らなかった国と急激に心の距離が近くなるのを感じた。


顔も知らない友達が その国にいるから
平和でその文化や 笑顔が、幸せが
その不思議の国の住人たちが元気でいて欲しいとリアルに感じられた。
そのために いろんな人が動いてるけど 住人たちがどんな考えで声を上げているのか、本当に求めてることは何なのか


誰もが楽しく 自分らしく 幸せに生きたい
自分がいるこの場所も含めて 自分の不思議な国を愛おしいと思いたいって ただそれだけのシンプルなことでいいと思うんだ。本当はさ

だから、言ってんじゃんか
僕はもともと雑音や政治の動乱なんて苦手なの
でも、ちゃんと相手を理解して気持ちを寄り添いたいから 知ることが大事だと思ったんだ。


だって、笑顔でいて欲しいからさ。それだけ

なのに 事実とから情報におまけで付いてきた感情が、本当に重くなっていくんだよないつの間にか。そうして純粋な心にむしゃむしゃ穴を空けていくんだ。腹ペコなのかい、パンでも食いなよ、心に入って傷つけちゃだめなの。これは僕のもの!!入ってくんなー!やーい!って秘密の押入れに飛び込んで仕舞えばいい。


そこから、いろんな人を見て知って 距離を取りながら 勇気と優しさと敬意を持って触れてみるんだ。あなたを知りたいんだよ、もっと、教えてっていう純粋で優しい心には、とびきりの笑顔で手を差し伸べたい。

2020.06.04

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