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キンコーズでコピー本作ったらつまずいたところをまとめてみた

先日、印刷所が確保できずコピー本を作ることになり、キンコーズを利用しました。

その際に情報があまり出てこなかったので、備忘録がてらその時知りたかったことをまとめていきます。

※全て2022/12の情報なので、タイミングによっては変わっているかもしれません、悪しからず。

キンコーズでできること

  • 印刷(特殊紙あり)

  • 製本(中綴じ・無線綴じ

  • 裁断


コピー本作成にあたって必要な機能、全部あると言っても過言ではないでしょう!

ただし、いくつか留意点等あるので、項目ごとにまとめました。

キンコーズでできること、できないこと、留意点

1.中綴じは「紙原稿からコピー」しないとできない

キンコーズで中綴じするには、中綴じ専用の機械があるようで、その機械に「紙原稿」を読み込ませて印刷することになります。

表紙から中の原稿まで全てです。(ただし表紙は特殊紙に変えられるので、もしかしたら別刷ができるかもしれません)

私は今回中の原稿が源暎こぶり明朝8.5Ptの小説だったので、クオリティが気になってこの機能は使いませんでした。(自分でホチキスとめました)

やり方自体は、キンコーズが出してる動画でわかりやすく出ていますので是非。(同人系まとめページのようです)
https://www.kinkos.co.jp/column/saddle-stitching-function-copy-machine/

アクスタとかも気になるんですよね。そのうちやりたい。 

2.冊子印刷はできるが、冊子印刷とは出力形式の話で綴じてはくれない

ここが中綴じ機能と相まって混乱したポイントでもありました。

冊子印刷:原稿を冊子形式で保存していなくても、中綴じに適した状態で出力される

これなんですよね。

最近セブンとかでもある機能なので、ご存知の方は多いかもしれませんが。

大学とか会社の複合機はホチキスまで止めて出してくれるタイプなので、あれあれ?と。

いや十分便利機能なんですけどね。

ワードなくて冊子形式保存できなくても大丈夫なので!

基本小説本文はNola+縦式の人間で、Wordの原稿設定詰んだのでもうやりたくないのです。
クリスタはできるっぽいですが、画像化した原稿をクリスタに…と思うとげんなりします。

Word上手くいかなかったの、Macの古いバージョンのWordだからかもしれないですが…ほかに使わないのにサブスクもなーという感じなので…


3.セルフコピーでも、紙を変えると全部お店の人にお願いすることになる

正直これが一番頭を抱えました。

紙にこだわりある人間なので、本文を生成加減と薄さが気に入った再生紙、表紙をキラキラがきれいだったきらびきに変更したのですが。


お店の人に印刷をお願いすることになるではないですか。


ええ…表紙はつたない絵を描いているし、本文もなんか…チラ見えしたらとても恥ずかしいのですが…。(きっと見ないようにしてくれてると思いますし、慣れてるだろうとも思います)

流れとしては、割り当てられたPC(Windows)にファイルを入れ、指定の紙にファイル名と希望の紙と部数を書いてお店の方にお願いします。

印刷完了次第、お店の方が持ってきてくださいます。

ちなみにデータはGoogleドライブ等で入れることも可能ですよとお店の方に教わりました。

ログイン情報等は使い終わったときに削除されるようになっているようです。

私はありがたくドライブ使わせてもらいました。(一応ログアウト→アカウント情報削除もしておきました)

原稿はiPadで作成しているので中々手間なのと、古いMacを使用しているので、WindowsでUSB認識するかが怪しかったんですよね…ありがたいです。


4.先に会員登録をしておいた方がスムーズだが、初めての人はお店で書くものがある

キンコーズさんでコピー本制作に必要な機能がある「セルフコピー」を使えるのは会員限定です。

初回はさらに書くものがあるので、さらに時間がかかります。

スムーズに進めるには、先に会員登録をするのがベターです。

ちなみに私は以前登録したアカウントを忘れて再登録したので、めっちゃ時間かかりました。

並んでいる人いなくてよかった…。(その時は多分先に後ろの人対応されたのでしょうが)

5.キンコーズの紙の追加料金は、紙の料金に印刷料金を足す

ちゃんと読めば書いてあるのですが、極道原稿明けの頭だと一瞬勘違いしたので、備忘録代わりに。


(紙の料金+印刷料金)×枚数

これ、紙の料金のところだけ見て計算しそうになったんですが、印刷料金足す必要があります。

冷静になると、モノクロなのかカラーなのかとかで料金変わるので、当たり前ですね。

私は冷静じゃなかった…という方のお役に立てたら幸いです。

6.キンコーズの紙は案内された席で見られる(店舗による可能性はあります)

行ったらまず受付のところに紙見本置いてあったので、「ここで決めるんだな!」と店員さんが作業されてる隙に慌てて見ていたのですが、席にちゃんとありました。

紙オタクなので、実際に紙の質感を確認してから!と思っておりまして。

そこできらびきに一目惚れしたんですが、印刷したらさらに綺麗でした。

印刷所にお願いするとあんまり扱っているところが少ないので(特にオンデマンド)、オススメです。

7.表紙や中綴じの裁断ができる

表紙を印刷した際、お店の方に提案されたのは裁断でした。

「大き目の紙に刷って裁断すると余白をなくすことができる」とのこと。

これはセルフで裁断機を借りて自分でやるか、キンコーズで「断裁」にあたるサービスを利用するかのどちらかになります。

裁断機を借りる場合、プリントサービスを利用していれば無料で貸し出してもらえるようです。


「断裁」は公式サイトによると、「1cmまでの厚さの紙をまとめてカット、一辺200円」のようなので、最安で

200×4=800円

かかるようです。

私は結局このサービスを利用しなかったのですが、今度時間がある時はセルフ裁断してみようかなと思っています。

ただ、昔裁断やった時下手だったのと、PCのレンタル料金は時間制なので、そこが迷いどころですね。


中綴じを整えるのは、「中とじ製本の小口断裁/冊」のサービスにあたるようです。

これは、一冊につき22円でお願いできます。

正直これは使用したかったのですが、お店に中綴じホチキス持ち込んで止めたのをお願いするのはどうなんだろう…という気持ちで断念しました。

中綴じサービスある以上、それが求めるものと違うとはいえ、ちょっと…。

8.実はできます無線綴じ

キンコーズ、無線綴じまでできるんですよ。意外ですよね。

ただ、コピ本としてはお値段跳ね上がるのが難点です。

(350円/冊 + 印刷代(+紙代))×部数

上記になるので、同人のコピ本みたいなのには向かないかなーと。

多分表紙断裁つけるとまた+800円以上つきますしね…。(セルフならともかく)

さらに、納期が即日一時間~翌日以降になるようなので、切羽詰まってる時は向かないです。

あと、A4とB5のみのようです。

企業向けかなーという印象です。

6.お会計前にざっと計算しておくべし

これはまあよく起きることではないと思いますし、念のため言っておくとお店の方を悪くいいたいわけではないです。

ただ、人間なので間違いはあるということと、レシートがぱっと見で理解するにはピンときにくかったので、事前に見といた方が安心だよという話です。

逆に、こんな請求あるはずない!っていいにいって、正しいですって言われても迷惑だし恥ずかしいしですしね。。


今回、精算の時に料金が想定より1万円以上高くなっておりまして。

一応レシート見るとあれ?という数字があり、レジでもう一回確認してもらったところ多く請求されてた、ということがありました。

前述の通り、慣れないとピンとこないレシートだったので、原稿明けの頭にははてながとっ散らかりました。


何がピンとこなかったって、印刷単価の数です。

印刷単価は総数で表記され、両面印刷なら倍になった数が記載されています。(用紙の面数で計算されているとのことです。)

例えば、モノクロ両面印刷12ページの冊子印刷、紙の追加料金なし3部なら、


3(印刷枚数)×2(両面分)×3(部数)=18


この「18」が直接印刷単価にかけられているイメージです。


私が勝手に、「印刷単価×(紙単価×)ページ数×部数」みたいな表記を想像してたのもいけなかったのですが。

ページ数も部数もそれなりに多かったので、ぱっと計算するのはきついなぁと。

明らかに合計額がおやおや?という感じじゃなければ気づかなかったかもしれないので、事前計算大事だなーと思ったのでした。

ちなみに、セルフPC利用料もかかるのをお忘れなく。(忘れてました)



余談

その1~中綴じ作業~

今回結局私は自前中綴じにしたので、中綴じ用ホチキスを買いました。


今中綴じ用ホチキスとかあるんですね!便利!

針はよくあるホチキスの針が対応です。ありがたい。

いつからあったのか知らないので、もしかしたらいにしえに私がコピ本作ったときにもあったのかもしれませんが。

便利で楽しくてコピ本も楽しいなって思いました。またやりたいな。

しかし硬いなーと思ってたら15枚綴じで15枚、1枚は厚めの紙を綴じてました。ごめんねホチキスくん…。

これを知らないときは、消しゴム下に置いてホチキス上から押しこんで、消しゴムに刺さった針を抜いて折るっていう中々に面倒な作業をやっていました。懐かしいですね。

ちなみに無線綴じもチャレンジしましたが、撃沈しました。不器用に向かない。


その2~セブン冊子印刷~

当日、サークルメンバーと合同でもう一つコピ本を作ったので、当日の朝に仕上がったものをメンバーにセブン印刷してきてもらう、ということをやりまして。

はからずも、セブン印刷も経験することになりました。(印刷自分でやっていないですが)

何日か前から、やっぱり惑わされたのは冊子印刷。

しかも私がうっすらと「ホチキス止まって出てくる」みたいな話を聞いた気がする…みたいな誤情報をまことしやかに言ってしまったので、「念のためホチキスはもっとこう」で決行しました。

ええ、はい。

持っててよかったです。

セブンの冊子印刷も、ホチキス止めてくれません。


ホチキス代どこにも書いてないよね?どうなのこれ?って一緒にガタガタ調べさせてしまったメンバー、ごめんよ。

出てこないわけだよ。

ないんだもん、その機能。


キンコーズさんもセブンさんも、いつかはホチキスまで当たり前になってるかもしれませんね…。

なっててほしい気持ちと、中綴じホチキスも楽しいよ!という気持ちがあるので、複雑です。


ちなみに、中綴じホチキス、普通のホチキスとして使えるので学生さんめちゃ良さそうですが、特徴的なのでわかる人には一発でバレしそうですね。

オタ友増やしたい人にはいいかもしれません(?)

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