3月の決意:病と向き合った1ヶ月のこととこれから
今日から3月!
私が一番好きな月、誕生月っていうことが一番だけど、私の名前にも由来しているし、大好きな桜が見始められたり、何より春の足音がたまらなく好きなのです♪
そんな3月を迎え、今年は大きく生まれ変わるようなタイミングになるかもしれないなと。
いろいろ考えながら、ちょっと別に書いてた記事もあったんですが、真面目な感じっぽいのも性に合わんなぁと思い、もう筆が進むままに書いてこうと思います。
それは突然やってきた
現在、38歳。今月で39歳になります。
30代最後の年、せっかくだしいろいろやっていこー!と昨年から割とテンションも高く、「30代最後はやっぱり海外に住もう!」と、そんなことをかなり現実的に考えながら動きだしていました。
それが、1月末のことでした。
乳がんだということがわかりました。
まさに晴天の霹靂、寝耳に水、不意打ち。
ある日、「こんなのあったっけ?」というしこりにふと気づいて、クリニックに行ったのがきっかけでした。
もちろん、あくまでも「大丈夫ですよ」をもらうための軽いノリです。
だって、ネットには9割は良性ですって書いてあるから…。
この時、ある海外派遣プロジェクトに応募もしていて、一次選考を通っていました。次の選考が通って、うまくいけば夏頃から行けるかもしれない!そのためにも、気になるものは全部クリアにしてからにしようとも思ってたので、たまたま婦人科にも行くついでに乳腺外科に立ち寄っちゃえ、とそんな感じでした。
生検の確定が出たのはそれから2週間後でしたが、もう生検するっていう時点で、かつ先生の話しぶりと画像を素人目に見ても、これはきっとがんなんだろうなということはわかりました。
2週間、あわよくばの奇跡、誤診をほんのり期待もしていましたが、やっぱり結果はそうでした。
自分の辞書にはまったくなかった、乳がんという病
この約1ヶ月。いろいろな方の本や記事を見ました。
その多くの方が「え?…なんで…」。もうほんと心の底からわかります。
ご多分にもれず、私も「ハイ…?」っていう…まさに同じ気持ちでした。
よく「なりやすい人の条件」というのもいろんなサイトに載ってますが、ほとんど当てはまらない。唯一、30代後半で出産経験がないってことくらい。
お酒は飲むけど、たまに嗜むくらい。
運動もちょこちょこはしている。
別に肉大好き至上主義!欧米化した食生活が好きというわけでもない。
なにせ親類に罹患したことがある人はゼロ。
さらに、がんそのものになりやすい原因といわれるストレス。
ここ数年は、私がストレスあるなんて言ったら申し訳ないくらい、自由気ままに過ごしていたし、コロナ以降、ハードな添乗の仕事は休業状態になったこともあって、好きなように寝て起きて、好きなようにゆるっと仕事して、私としては「ストレス」らしいものは感じていなかったと思います。
だからこそ、一体何がどうなってそうなったのか…
少なからずのショックとある種の不思議な思いが錯綜していました。
そして、一番は体調に変化がまったくないということ(それは今も変わらず)。乳がんというのはそういうものではあるようなのですが、だからこそ気持ちと今の自分の体の状態のちぐはぐ感に、何ともいえない気分になっていたのだと思います。
人に話すことで救われた
クリニックでの生検結果がわかり、大学病院での精密検査も一通り受け、つい先日、今の私の体の状態やがんの状態がわかり、治療方針などがもろもろ決まったこともあり、ここに書き留めておこうと思ったのです。
もともと全然隠す気もなく、検査結果を待ってる状態から会った人には話しまくっていました(言われた方もたまらんかったらごめんなさい…w)。
でもそうすることで、私が救われたことは間違いないです。身に覚えのある方へ、この場を借りて本当に心の底からありがとうと言いたいです。
正直、落ち込んでドーン…みたいな感じではなかったし、なにかマイナスなことが浮かんできても自分なりに切り替えようとしていました。何より、がんと診断されたという事実だけで、私自身の体調がなにか変わったわけではありません。
でも、やっぱり何度も何度も何度も何度も、思考はぐるぐるしていました。
「元気とはいえ、私は一体どうなるんだろうか…」
私の両親は、がんで他界しています。
それぞれまったく別のタイミングだし別の部位ではあるけれど、多少なりともどういう病気かということは知っているから、考えないようにしようと思っても、やはりなかなか難しいこともありました。
ただ、それが人に会って、話を聞いてもらいながらまったく別の話で盛り上がったり、とても前向きな言葉をかけてもらったりすることで、確実に気持ちが上向いてました。それは今も変わりません。
今、そしてこれから
今月終わりごろには手術、それ次第でその後の治療は確定していきますが、やっぱり今のところ、診断以前と体的にはなーんにも変わりません。
ただ、乳がんだとわかってから、「がんによくないといわれることはやめていこう」「自分ができる最大限ことをしよう」と、生活改善や食事改善をしているところ。そこは大きく変わりました。今できることはそれしかないかなと。
結果、未だかつてないほどの健康生活(笑)
ストレスはない、とんでもなくおかしな食生活もしていない、と自分では思っていても、やはり「がん予防のための生活」でできていないことはたっくさんありました。それがあるだけ、改善の余地と伸びしろがあるとプラスに捉えてます。
診断される前にみたら「まぁそうだろうねぇ」くらいにスルーしていたようなことですが、人間、必死になるとなんでもやるもんです。
というより、私が単純なだけなのかもしれませんが(;^ω^)
特別なことは何もしていなくて、自炊やら運動やら睡眠やら、冷やさないとか、当たり前のことを意識しているだけ。
料理に関しては、素材選びからいろいろ作ることからして、めちゃ楽しい。
朝のお散歩習慣もだいぶ慣れてきてイイ感じ。
今日からは、もうちょい寝る時間も早めようと必死。
絶対髪はロングにしてたい、服が合わない!とか思ってたのも「乾かす時間があるなら寝たい!」とスッパリ切る予定。
1か月前との変わりよう…恐るべしというか、なんというか。
よく言って、こだわりがないし柔軟性があるということにしておきましょう♪
すべては個体差、人それぞれ
統計や確立というのは、あくまでもそれ。
~しやすい、~の傾向があるというのも、あくまでもそれ。
人間というのは一人ひとり違う。このことを強く実感しました。
どんなに暴飲暴食して荒れた生活してようが何もならない人は何もならない。どんなに気を付けて健康的な生活を送っている人でも何か起こる時は起こる。これが身体にいいという人もいれば、合わない人もいる。
私の場合もきっとそう。
がん細胞は誰にでもあります。それが悪さをしないように自分でしっかり対処できていればなんの問題もないこと。日々、私たちの体はそうやって戦ってくれているのだそうです。
それが戦闘能力を失ったり弱くなると、がんという病になってしまう。
私が勝手に大丈夫だと思っていたこれまでのいろんな習慣なり生き方なりが、私にとってはその戦闘能力を弱めてしまっていた、体質的にちょっと違っていたという結果なだけ。
だから、これを読んでくださっている方が、やみくもに恐怖心に駆られたりすることはないと思います。
でも大切なのは、やっぱりみんなが平気だから私も平気。みんなと自分は同じではないということかなと。
あらためて自分と向き合ってみて、ちゃんと自分を観察してあげる。今のままではちょっと苦しいから、変えて欲しい!と訴えてきたら、ちゃんと変えてあげる。
私は今回の件を、そういうタイミングを与えられたんだろうなと思っています。
心持ちひとつできっと変わる、そこは元気でありたい
めちゃめちゃスムーズに受け止めているように見えるかもしれませんが、決してそんなこともなく…。
いろんな本を読んで気持ちを整えたり、思考は何周もしました。これからもしていくだろうし、やっぱり当たり前に怖いし、不安です。全然、煩悩だらけだし、解脱するような仙人思考なんて至りません。だって人間かつ凡人だもの。。
でも、どうとらえても事実は変わらない。
まだ治療がスタートしていないこともあって、ありがたいことに現状では体調に変化はないし、今は包丁で切った指先が痛くて困ってるくらいで、なにかできないことがあるわけでもない。
だとしたら、本当に私の気持ちひとつの問題なのだと。
そう思うと、やっぱりその時間もったいないんじゃない?と思ってしまうのです。不安や心配はしっかり認めつつも、基本は楽しく過ごしたいし、何でも面白がったもん勝ちだわとも思っています。(決して面白くはないが…( ;∀;)ww)
残念ながら、30代ラスト海外生活のほうは辞退。ただ、もしこのきっかけがなかったら病気がみつからなかったかもしれないと思うと、やはりタイミングなのだと思います。
「今は違う!」と、体が体を張って教えてくれたのかもしれません。
これから、体は確実に変わるし、私の気持ちもきっと波があるはず。
未知な事ばっかりだけど、そもそも明日のことなんてみんなわからないじゃない?と思えば、「だからなんだ!」という気持ちにもなります。
ここはひとつ生まれ変わる気持ちで、より一層、できることを全力で毎日楽しんでいこうと決意しました!
そんなわけで、2022年3月はきっと生まれ変わり記念。
人生の第二章をよりよく迎えていくために、しっかり整えてゆきます。
長文読んでいただきありがとうございました💜