先が見えない

勤務が始まってから、今日で10日目。本当にあっという間です。気づいたらもう6月になっていて、フィジーに来てから1ヶ月以上経ちました。

仕事はまだまだ何もわからないことだらけだけど、基本はオフィスの一員として、マンパワーとして言われたことをこなすだけのような気がしています。私はコミュニティ開発隊員として、派遣されていますが、どうしていけば良いのかよくわかりません。

仕事内容は、西部事務局が担当している女性の所得向上プロジェクトのモニタリングと評価、また評価をするプロセスについても意見が欲しいと言われています。これに加えて、年間スケジュールに組み込まれているたくさんのイベントのお手伝い。

この2つがメインの業務なのですが、このモニタリングしなければいけない数がまた膨大で6都市にある65のプロジェクトを四半期に一度巡回して、評価をしなければいけません。基本は日帰りで、1日に2〜3のプロジェクトを見て回るそうですが、そんな短期間でどう評価しているのかも正直不思議に感じています…。評価のcriteriaについてもあんまり納得出来ず…。

プロジェクトを視察して、評価をするにあたってどうしても評価する側の主観が入ってしまうのがSocial Scienceのフィールドワークの難しさであることは、大学院でも散々学んできました。同じ場所で同じことをリサーチする場合でも、リサーチする人間の考え方や視点によって、どう結論づけるかが変わってしまう。それを防ぐためにきちんとCriteriaを設けていて数値化してデータを集めているという点は評価できますが、どうしてもその項目内容が納得できません。。。それにたった1時間くらい話を聞きに行くだけでは、本当のニーズも見えなさそうですし、取り繕った姿しか見えない気がします。

そんなモヤモヤとした感情を抱えながら以前のJVが残してくれたレポートを読んでいます。

実際に巡回が始まったらこのモヤモヤは消えるのだろうか。数をこなすだけの巡回にならないよう、気をつけたいです。


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