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2025年1月,アゼルバイジャンに関連する主なニュース
1. アゼルバイジャン航空機の墜落事故
2024年12月,アゼルバイジャン航空の旅客機がカザフスタン西部アクタウ近郊で墜落し,多数の乗客が死亡しました。予備調査では,事故原因として「外部からの物理的・技術的干渉」が示唆されていますが,詳細は明らかにされていません。
アゼルバイジャンのアリエフ大統領は,ロシアが「偶発的」に攻撃した可能性が高いとの見解を示しています。
この事故を受け,欧州航空安全庁(EASA)は航空各社に対し,モスクワやサンクトペテルブルクを含むロシア南・西部の一部地域の領空を避けるよう勧告しました。
また,アゼルバイジャン航空はロシア南部2都市への運航を停止しています。
2. 経済成長の予測
アゼルバイジャン中央銀行(CBA)のタレ・カジモフ総裁は,2025年に同国の経済が3.3%成長すると予測しています。特に非石油部門のGDP成長率は5.2%に達すると見込まれています。
3. COP29の開催とその影響
2024年11月,アゼルバイジャンの首都バクーで第29回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP29)が開催されました。会議では,2025年以降の気候資金目標として,2035年までに年間3,000億米ドルを目指すことが合意されましたが,途上国のニーズと比較して低い金額であるとの批判もあります。
また,途上国への資金支援を巡り,数十カ国の代表が途中退席する事態も発生しました。