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サント・ドミンゴ / Santo Domingo

デザイナー:Stefan Risthaus
アートワーク:Klemens Franz
出版社:Pegasus Spiele
プレイ時間:20~30分
プレイ人数:2~6人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

サント・ドミンゴを舞台にしたマーケットと読みあいのゲームです。とにかく早く規定点数を越えたら勝ち。ちなみにサント・ドミンゴは現在のドミニカ共和国の首都らしいです。

プレイヤーは同じ構成のカードセットを持っており、毎ラウンドその中から1枚を選んで、同時に公開します。カードには数字が書かれており、数字の小さい順にアクションを行っていく事になります。カードは使いきりで、使ったカードは公開情報です。

カードの効果はざっくり言うと『勝利点の獲得』『商品の獲得』『商品→勝利点の変換』『使用カードの回収』と言った具合です。中には誰かが○○のカードをプレイしていたらと言う条件付きである代わりに獲得量が多いものもあります。

手札は使いきり。使った手札は8番のカードのアクションで手元に戻すことができる。

それとは別にマーケットボードが場に置かれ、そこには蓄えられた勝利点、商品。そして、商品→勝利点への変換レートが記録されています。マーケットに蓄えられたものは当然プレイヤーが獲得すれば減っていき、無くなればそれ以上獲得できなくなります。商品を勝利点に変換するレートも使うとその分変換レートが悪くなっていきます。

これらはラウンド開始時に一定数補充されます。

マーケットに蓄えられたものは、早取りで無くなったらそれ以上は貰えない。物はラウンド開始時に一定数増加する。

何かを獲得するカードは手番が先に来る代わりに、獲得する量は少ないものと、獲得する量は多いけど、その分手番が遅くなるものが用意されているため、同じものを獲得するにしても、周りがどうするのかを考えながら、先に取るのか後手番でも余っていそうなのかジレンマに苛まれます。

得点トラックと商品トラック。商品は一気に勝利点を獲得するために必要不可欠。

ゲーム終了は規定の点数を越えたプレイヤーがいた場合になり、その中で最も得点を稼いだプレイヤーが勝利します。

■遊んだ感想

マーケットと相手の手札を読みながら、相手の裏をかくのが面白いカードゲーム。

相手の場札やマーケットの状態から相手のプレイするカードを予測し、自分がうまく利するように立ち回る心理戦の要素が強いゲームです。さらには後半になると、「これをやらないと、あの人がゴールしてしまう。」と言った感じにお仕事をせざるを得ないシーンも出てきます。

君たち、めっちゃ商品売りたいやん。わいは勝利点を頂く。

使ったカードは回収するカードを使わないと戻ってこないわけですが、このカードを使われる事で相手の手札情報がリセットされてしまうため、最大限相手が情報を公開しているタイミングを見計らって勝負に出るなんて言う面白さもあります。

コンパクトなカードゲームなのでおかわりもしやすいですし、お手軽に腹のうちを探りあいたい時に良いゲームだと思います。


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★★★☆☆
運の要素     :★★☆☆☆☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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