見出し画像

カーボ / Cabo

デザイナー:Mandy Henning, Melissa Limes
アートワーク:Adam Peele, Agus Muqith
出版社:Smiling Monster Games, Bézier Games, Arclight
プレイ時間:30分
プレイ人数:2~5人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

配られた場札の中身を最も小さくする事を目指すカードゲームです。一応、臆病なユニコーンを探すと言うテーマが付いているみたい。

ゲームは複数のラウンドで行われます。カードには0~13の数字が描かれており、各ラウンドの目的は、誰よりも手元のカードの合計値を小さくすることです。

ラウンド開始時に各プレイヤーは4枚場札を受け取ります。この時、場札は裏向きで配置され、2枚だけ中身を見ることができます。また、山札のトップを捨てて、捨て山を作ります。

カードのイラストはファンタジックな感じ。

スタートプレイヤーから時計回りに手番を行います。手番には最初にカードを山札か捨て山から引きます。いずれの場合も引いたカードの内容を確認して、手元の場札と交換します。交換したカードは捨て山に表向きにして捨てます。

この時、同じ数字のカードが複数手元にあるのであれば、同時に捨てる事ができます。ゲーム開始時は全て裏向きになっているので内容は分かりませんが、ゲーム中にそれを知る術は用意されています。

なお、捨てるカードを複数選んだ場合に、それらが同じ数字でなかった場合は表向きのまま元の位置に戻します。要は手元のカードが1枚増えると言うことになります。

カードを山から引いた場合、引いたカードに特殊効果がある場合は、使用してそのまま捨て札とする事もできます。カードの効果は『自分または相手のカードを見る』『相手とカードを交換する』と言った具合。これらを使用しながら、自分のカードを少しずつ明らかにしていきます。

10の効果で相手の場札を確認しちゃう。

手元にあるカードの数字の合計が最も小さいと思ったら、手番の代わりに『カーボ宣言』をしてもOKです。宣言したら、他のプレイヤーが1手番ずつ手番を行ってラウンド終了です。

カードの数字を合計して得点としますが、カーボ宣言をしたプレイヤーが宣言通り合計が最低だった場合は、そのプレイヤーは得点が0になります。逆に宣言を守れなかった場合はペナルティで得点が上乗せされます。

12がなければ…!!

最終的に規定の点数を越えたプレイヤーが現れたらゲーム終了。その時点で、最も合計点が低いプレイヤーの勝利となります。

■遊んだ感想

シンプルなメモリー系カードゲーム。記憶の曖昧さがドラマを生む。

メモリー要素の強いカードゲームです。

特殊カードなどを使い、少しずつ中身を明らかにしていき、場札を減らしながらゲームを進めていく形になるのですが、意外とどこに何があったかを忘れている時があり、捲ってみたら全然違ったなんて事が笑いを誘います。

また、断片的な情報の中でカーボ宣言をするのかしないのかの判断が緊張感があり、ドキドキ感を与えてくれます。全てが明らかになった時に「いやー!いけると思ったんだけどなー!!」みたいに感想戦が盛り上がるのではないでしょうか。

カードの特殊効果も分かりやすく、覚えるのも難しくないため遊びやすいように思いますが、通常規定の点数が100点なので、意外と時間がかかるゲームと言う印象です。


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★☆☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★☆☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?