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シャーマンズ / Shamans

デザイナー:Cédrick Chaboussit
アートワーク:Maud Chalmel
出版社:Studio HHobby Japan
プレイ時間:30~60分
プレイ人数:3~5人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

メイフォローのトリックテイキングゲームです。ただのトリテではなく、招待隠匿のチーム戦トリテ。カードは7スート、ランクは1~8が1枚ずつ(プレイ人数によって使うスートとランクは変わります)。

ゲームはいずれかのプレイヤーの勝利点が規定値に達するまで行われます。条件が満たされるまで複数のラウンドが行われます。

ラウンドの最初に陣営を決めます。陣営は2つ。シャーマンかシャドウ。いわゆるシャーマンが村人でシャドウは人狼と思ってもらえれば良いかと思います。当然ですが、どちらの陣営についてるかは秘密。

陣営カード。今回はシャーマン側。

陣営が決まったら、トリテの開始です。メイフォローなので、リードプレイヤーの出したスートをフォローする必要はありません。しかし、フォローしなかった場合は、中央のボードでコマが月に向かって一歩動きます

シャドウ陣営はマーカーを左から右へ動かし、月面に到達したら勝ち。

各トリックの勝敗はリードスートをフォローしている中で数字が最大で勝ち。

この時にリードスートをフォローしていて、数字が最低のプレイヤーは遺物が貰えます。遺物は短刀や集めると得点になるアイテム、月から遠ざかる方向にマーカーを動かすアイテム、引いたプレイヤーがどちらの陣営か公開されてしまうアイテムなんかがあります。

なお、遺物は常に山から2枚公開されており、公開している2枚のどちらかを獲得しても良いですし、山のトップをガチャ引きしてもOKです。

ボードの右上に積まれているのが遺物。

さらに、各ディールでカードがプレイされた結果、あるスートのカードが全てプレイされたならば、そのディールでそのスートの最大のカードをプレイしたプレイヤーが儀式を行います

例えば、黄色スートの2と5がプレイされ、それによって黄色スートが全てプレイされたなら、5をプレイしたプレイヤーが儀式を行うと言った感じ。

儀式はスートごとに決まっており、中には短刀を使って、他のプレイヤーを脱落させる儀式もあります。

シャーマン側はラウンド終了時に、マーカーが月に到達していないかシャドウを全員脱落させたら勝ちとなります。シャドウはこのマーカーが終着地点の月に到達したら勝利になります。勝った陣営には勝利点が加算されます。

■遊んだ感想

トリテと人狼要素が有機的に繋がっているのかどうか。

招待隠匿ゲームで脱落要素はありますが、短刀を獲得して、それから儀式を行わないと刺す事ができないので、そんなに脱落が発生する事はありませんでした。

正体がバレても刺されなければゲームには参加をし続ける事ができるため、人狼的な要素はありつつも比較的プレイはしやすい印象です。

プレイ人数によって役割の人数が変わったり、使用するスートの数も変化するため、一概には言えませんが、シャーマン×3、シャドウ×2の5人戦をやった中ではシャドウ側が強すぎた感があります。

手札の関係から早々にフォロー出来なくなってしまうケースが発生し、外から見たらシャドウにしか見えないプレイングになってしまったり、シャーマン側も淡々と進めてしまうと、気付いたら負けそうみたいな事があり、人狼的な要素が上手く噛み合っていない印象でした。


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★★☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★☆☆☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★☆☆☆☆☆☆

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