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フォージ・オブ・レイブンシャイア / Forges of Ravenshire

デザイナー:Sam Stockton
アートワーク:Liam Peters, Andrea Radeck
出版社:B.A. Games
プレイ時間:50~100分
プレイ人数:1~4人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

レイブンシャイアの鍛冶屋として注文を受けつつ、鍛冶屋としての名声を高めたりしながら、お金を稼ぐ事を目的としたゲームです。システムはダイスプレイスメント&リムーブメント。あとは資源コネコネ。

プレイヤーは最初に個人ボードと個人能力、ダイスなどを受けとります。個人能力はルールを覆すようなもので追加のダイスが得られたり、いきなりフルアップグレード状態でスタートしたり色々です。

ゲームは4ラウンド。各ラウンドは収集フェーズ製造フェーズに分けられます。収集フェーズは手番順がありますが、製造フェーズは同時進行でも特に問題はありません。

ラウンドの最初に各プレイヤーは手元のダイスを振ります。振ったら収集フェーズを始めます。

収集フェーズでは手番プレイヤーは最初に手元のダイスを1つ選んでいずれかのアクションエリアに配置します。配置したダイス目によって、アクションを実行します。

まずは手元のダイスをセットしてアクション。

その後、今度はメインボード上にあるダイスの中から(今置いたもの以外)1つ選んで獲得します。この時も同様に引っこ抜いた場所のアクションを実行します。

次に埋まってるダイスから1つ選んで抜く。この時も抜いたダイスのダイス目に従ってアクション。

引っこ抜いたダイスは、そのダイスの色と同じ個人ボードのダイス置き場に置かれます。そして、置かれた場所の個人ボードのアクションを順番に解決していきます。

引っこ抜いたダイス置き場。置いたら、その列の追加アクションを上から下へ解決していく。

メインボードのアクションは主に皮、木材、石材、木炭、鉄鋼などの資源の入手と個人ボードを強化するタイルの購入です。各アクションはダイスの目によって資源の貰える量やおまけで上級資源が貰えたりします。

個人ボードの左上にはフリーアクションで出来る資源の変換が描かれている。

また、アクションとは別でハンマーを消費することで注文を受ける事ができます。注文は武器、鎧、盾の3種類。このフェーズでは注文を受けるだけで達成はできません。なお、レベルの高い注文は名声がないと受けることができません

注文はこの中から選ぶ。カードを取る前に山から引き直しをしてもOK。

手持ちのダイス全てに対してアクションをしたら、フェーズ終了です。

続いて、製造フェーズ。

製造フェーズでは、個人ボードに置いたダイスを使って資源や受注した物の製造を行います。それ以外にもハンマーを獲得したり、どこかのダイス置き場のアクションを実行したり、名声を高めたり。

獲得したダイスをセットすることでアクションを行う。

さらには木材→木炭→鉄鋼(+石材)と言った具合に資源を変換していくことも可能です。変換ではダイス目によっておまけが付いてくるので重要です。

木材→木炭→鉄鋼の変換も、ダイスを置いてアクション。個人ボードはお金とハンマーでアップグレードできる。

製造フェーズでは、受けた注文カードの左側に書かれた資源を支払うことで達成することができます。達成することでお金、名声、ハンマーが貰えます。さらにこの時に特定の上級資源と木炭を追加で支払うことで貰えるお金や名声を増やす事が可能です。

達成した注文はここに置かれる。上級資源の琥珀やミスリル銀を追加で支払う事でボーナスが付く。

全員が製造フェーズを終えたら、ラウンド終了処理。ここでは、目標カードの達成をチェックします。目標カードは『盾を5つ作った』とか『個人ボードの左側を6箇所改良した』とかそんな感じ。各目標を最初に達成したプレイヤーは多めにお金が貰えます。それ以降は達成してお金を貰うことはできますが、少なめ。

ゲーム開始時にセットされる目標カード。達成するとボーナスとしてお金が貰える。

これを4ラウンド繰り返したら、ゲーム終了です。名声による報酬やフリーアクションを使うなどして、ゲーム終了時のお金を受け取ります。合計金額が一番多いプレイヤーの勝ち

メインボード下の名声トラック。進んだ数に応じて、ゲーム終了時にお金が貰える。

■遊んだ感想

ダイスの色と目の三段活用で全てをコントロールするリソースマネジメント。

ダイスを置いた時と取った時にアクションを実行するちょっと変わったダイスプレイスメントです。基本的には資源を揃えて目標達成を繰り返していくゲームなので、道筋は分かりやすいように感じました。

ギリギリ変換できるかできないかの注文を受け取って、それを資源をコネコネしていくことで何とか達成しようとするところが面白くできています。コネコネも基本的には一方向なので、そんなに難しくはない印象です。

伝説の武器的なやつは作るのも大変だけど、名声はスゴい。

ダイスは収集フェーズで入れ換える事になりますが、選んだ色と目は製造フェーズにも影響が出てくる所がポイントになっていて、資源が欲しいからダイスを取るのか、製造フェーズで使いたいから取るのか、はたまた獲得時の列アクションなのかを考えていくのが、なかなか悩ましくなっています。


ルールの複雑さ  :★★★★★★☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★☆☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★☆☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★★☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★★☆☆☆

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