アーボレータム / Arboretum
■ゲーム内容
ステキな樹木園を作り上げる事がテーマのカードゲームです。カードは1~8で最大10スート。人数によって、使うカードの範囲が変わります。各スートは樹木になっており、桜スートなんかもある。
最初にプレイヤーには7枚手札が配られます。残りは山札です。ゲームの終了は、山札が枯れてカードをドローできなくなったら。
ゲームが始まったら、スタートプレイヤーから時計回りに手番を行います。手番には、まず山札か各プレイヤーの捨て山のいずれかからカードを2枚引きます。1枚ずつ違うところから引いても良いし、同じところから2枚引いてもOK。引くのはいずれも山のトップです。
それが終わったら、手札から1枚を場に、1枚を自分の捨て山に置きます。場にカードを置く時は、いずれかの自分の場札に隣接する形で置かないといけません。
これだけ。
ゲームが終わったら得点計算です。得点計算は各スート毎に行います。最初に得点計算をするスートのカードを手札から公開します。公開された数字の合計が最大のプレイヤーにのみ得点を得る権利が与えられます。この時、『1』が公開されたら『8』は『0』として扱われます。
権利を得たプレイヤーは自分の場から1つ並木道を選びます。並木道は開始と終了が現在得点計算をしているスートのカードで、かつ数字の昇順になるように一筆書きした道のりを指します。
並木道を構成するカードは1枚に付き1点。ボーナスとして、『1』からスタートすれば+1点、『8』で終われば+2点です。さらに全て同じスートで揃えて、かつ4枚以上の並木道であれば、カード1枚に付き2点として計算します。
各スートでこれを計算して、合計点の最も高いプレイヤーの勝ちです。
■遊んだ感想
やることはカードを引いて、9枚の中から場にプレイするカードと捨てるカードを選ぶだけと割りと簡単なわけですが、とにかく1手番の思考量が多いゲームです。
どこからカードを引くのか?どれをマジョリティ争い用に残して、どれをプレイするのか?並木道をどのように作るのか?同じスートで並木道を揃えられるのか?相手の得にならない捨て札はどれか?などなど。とにかく考える事は多く、一手の重みを感じます。
まさにボードゲームにありがちな『やることは簡単』と言うやつで、華やかなテーマとカードには似つかわしくないソリッドなプレイ感のゲームです。
ルールの複雑さ :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き :★★★★★☆☆☆☆☆
運の要素 :★★★★☆☆☆☆☆☆
おすすめ度 :★★★★★☆☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆