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アーボレータム / Arboretum

デザイナー:Dan Cassar
アートワーク:Philippe Guérin, Chris Quilliams, Beth Sobel
出版社:Filosofia Éditions, Renegade Game Studios
プレイ時間:30分
プレイ人数:2~4人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

ステキな樹木園を作り上げる事がテーマのカードゲームです。カードは1~8で最大10スート。人数によって、使うカードの範囲が変わります。各スートは樹木になっており、桜スートなんかもある。

最初にプレイヤーには7枚手札が配られます。残りは山札です。ゲームの終了は、山札が枯れてカードをドローできなくなったら。

ゲームが始まったら、スタートプレイヤーから時計回りに手番を行います。手番には、まず山札か各プレイヤーの捨て山のいずれかからカードを2枚引きます。1枚ずつ違うところから引いても良いし、同じところから2枚引いてもOK。引くのはいずれも山のトップです。

ドローは山札以外にプレイヤーの捨て場のトップもOK。

それが終わったら、手札から1枚を場に、1枚を自分の捨て山に置きます。場にカードを置く時は、いずれかの自分の場札に隣接する形で置かないといけません。

これだけ。

ゲームが終わったら得点計算です。得点計算は各スート毎に行います。最初に得点計算をするスートのカードを手札から公開します。公開された数字の合計が最大のプレイヤーにのみ得点を得る権利が与えられます。この時、『1』が公開されたら『8』は『0』として扱われます。

場にプレイするカードと残しておくカードを考えないといけない。

権利を得たプレイヤーは自分の場から1つ並木道を選びます。並木道は開始と終了が現在得点計算をしているスートのカードで、かつ数字の昇順になるように一筆書きした道のりを指します。

桜スートの得点計算なら、桜2→桜3→オーク4→桜5→桜6の並木道になる。

並木道を構成するカードは1枚に付き1点。ボーナスとして、『1』からスタートすれば+1点『8』で終われば+2点です。さらに全て同じスートで揃えて、かつ4枚以上の並木道であれば、カード1枚に付き2点として計算します。

各スートでこれを計算して、合計点の最も高いプレイヤーの勝ちです。

■遊んだ感想

ディス・イズ・やることは簡単。

やることはカードを引いて、9枚の中から場にプレイするカードと捨てるカードを選ぶだけと割りと簡単なわけですが、とにかく1手番の思考量が多いゲームです。

どこからカードを引くのか?どれをマジョリティ争い用に残して、どれをプレイするのか?並木道をどのように作るのか?同じスートで並木道を揃えられるのか?相手の得にならない捨て札はどれか?などなど。とにかく考える事は多く、一手の重みを感じます。

桜ともみの木が取れればOK。紫もマジョリティ取れるといいんだけど。

まさにボードゲームにありがちな『やることは簡単』と言うやつで、華やかなテーマとカードには似つかわしくないソリッドなプレイ感のゲームです。


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★☆☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★☆☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆


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