見出し画像

ダイアトムス / Diatoms

デザイナー:Sabrina Culyba
アートワーク:Nim Ben-Reuven
出版社:Ludoliminal25th Century Games
プレイ時間:30~45分
プレイ人数:1~4人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

珪藻アートをテーマにしたパズル要素のあるゲームです。タイル配置で珪藻トークンを獲得し、得点条件を満たすように個人ボードに配置していく形で進みます。

プレイヤーは個人ボードとヘクスタイルを2枚受け取って、ゲーム開始です。ゲームは規定のラウンドが終了するまで続きます。各ラウンド手番は時計回りです。

手番の最初に2つあるヘクスタイルの山のどちらかから、タイルを1枚引きます。そして、手元にある3枚のタイルのうち1枚をプレイします。

タイルは既にプレイ済のタイルに隣接するように。また、隣接するタイルと色を合わせないといけない。

プレイされたタイルはプレイ済のタイルに隣接させるように配置していきます。この時、隣接するタイルと色が完全に合っていないといけません。唯一、白だけは何色と隣接してもOK。

タイルを配置したら、そのタイルの各頂点を確認します。頂点の周囲がタイルで埋まっているなら、その頂点を中心にしてルーペを置きます。複数の頂点が対象になるなら、各頂点ごとに処理をします。

頂点を中心にしてルーペを置く。その結果、赤2、黄2、緑2が見えている事になる。

ルーペを置くと、6つのスイカみたいな三角形が作られるわけですが、各色でこの三角形の数を数えます。ただし、白は除外。

そして、シャーレから色と角の数が三角形の数と等しい珪藻トークンを獲得します。ルーペから見えている色が1色しかない場合は好きなように分割して2つトークンを持っていってもOK。

色と角の数が三角形の数と一致するトークンを持っていく。丸型は角が0、星型は角が5。

持ってきた珪藻トークンは個人ボードのマスに配置していきます。どこのマスに配置しても構いませんが、マスごとに置ける形が2種類くらいに限定されています。

獲得したトークンは即座に個人ボードに置いていく。

これを繰り返して、ゲームが終了したら得点計算です。得点方法は3種類。

1種類目は、ボード全体で各色のトークンがいくつあるかを数えて、その数によって得点が入ります。たくさんあった方が得点が高い。

2種類目は点対象になっているか。ど真ん中を中心にして点対象の位置に色と形が同じものがあるかで得点が入ります。

色ごとのトークン数、シンメトリー的なやつ、円周上のセットコレクションが得点要素。

3種類目はセットコレクション。個人ボードには、大きさの異なる円が三重になっています。この各円周上に異なる形がいくつ存在するかで得点になります。

これらによる得点を計算して、合計点の高いプレイヤーの勝ちです。

■遊んだ感想

二重のパズル、三重の得点計算。

やることはとてもシンプルでタイルを条件に合うように置いて、獲得したトークンを個人ボードに置いていくだけ。ボードゲームあるあるの『やることは簡単』の王道を行くようなゲームです。

白は配置するにはいいけど、トークンが貰えない。

ただ、タイルを置くにも隣接するタイルと色が一致していないといけなかったり、獲得したトークンを3種類の得点条件に合うように置かなければいけないため、結構考える要素が多いゲームになっています。タイル配置で何がもらえるかを考えて、さらにそれをどこに置けば得点が高いかを連続して考えることになるので、少し見通しはしづらさがある感じです。

コンポーネントはとても美しく出来ていて、特に珪藻トークンはキラキラとしているので、個人ボードに並べていった時の満足感は高めです。

実際は顕微鏡で見る世界なんですって。

珪藻アートと言う珍しいテーマなので馴染みはありませんが、逆に気になって調べてみると「ほほーん、こんな世界があるんだー!!」ってなります。


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★☆☆☆☆
運の要素     :★★★☆☆☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

いいなと思ったら応援しよう!