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トゥエルブリバーズ / 12 Rivers

デザイナー:Romain Caterdjian
アートワーク:Dofinn
出版社:BGNation
プレイ時間:45~75分
プレイ人数:2~4人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

川の上流から流れてくるパールを運んで村人に渡すゲームです。ちょっと変わったワーカープレイスメントです。

ゲームは、規定ラウンド行って最も得点の高いプレイヤーが勝利します。各ラウンドはパールと村人の獲得を行い、その後で村人へのパールの配布を行います。

まず、各ラウンド開始時に川の上流にパールが配置されます。川は12本あり、パールは各川に1つずつ。パールは5色があり、それによって得点が変わったり欲しがる村人が変わったりします。

このBB弾みたいなのがパール。これが毎ラウンドセットされる。

準備が終わったら、ワーカーを置いていきます。このゲームでのワーカーはダム。つまり川の流れを塞き止める役割を担います。塞き止めた位置が上流になるほど、コストとしてテントカードが必要になります。最下流の場合は、テントカードが逆に貰える。

また、ワーカーを置くことで特殊な効果が発生する使いきりのトークンを貰える場所もあります。トークンは使用することで、ワーカーの配置コストを無視できたり、パールを2つ取ることができたりします。

ワーカーが置ける場所はそれ以外にも一番下にある湖、そして村があります。

ボードが斜めなので衝立を外すとダムまで転がってくる。

各プレイヤー、全てのワーカーを配置したら衝立を外します。上流からパールが転がってきて、各プレイヤーの塞き止めたポイントに溜まります。そしたら、上流から塞き止めたプレイヤーが1つパールを取ってアルパカに乗せ、塞き止めていたダムを外します。そうすると、下流のダムにパールが溜まる。

村とかにワーカーを配置してると結構下でも落ちてくる。こうなると湖にワーカー配置してるとお得。

これを繰り返していき、最終的に湖にワーカーを配置したプレイヤーは湖まで転がってきたパールを全て獲得します。

続いて村にワーカーを置いたプレイヤーが順番に村人タイルを獲得していきます。村人は毎ラウンド決まった数しか配置されず、獲得されないとラウンド終了時に捨てられます。早取りですね。

全てのワーカーの処理が終わったら、アルパカから獲得した村人にパールを置いていきます。村人には置けるパールの色が決まっていたり、条件に合うような組み合わせで置くことでボーナスが貰えたりします。村人に置かれたパールはそのまま勝利点となります。

村人に置かれたパールは得点になる。条件を満たすことでさらにボーナスがあったりする。

また、村人にはパールの素点を上げたり、他のプレイヤーとのマジョリティ争いに勝利する事を条件にボーナスが発生するものもあります。

注意が必要なのは村人は獲得したラウンドとその次のラウンドしかパールを置けない事です。それを超えると特定のトークンを使わないとパールが置けなくなります。

アクションをしたワーカーをここに置いていく事で、次のラウンドの手番順が今の逆順となる。

パールを村人に配置したら、ラウンド終了になります。次のラウンドの手番順はこのラウンドでアクションをした順番の逆になります。

ゲームが終わったら、村人上のパールの得点を計算し、村人の特殊勝利点を加えます。さらに村人のカード右上に示された色でのセットコレクションによる得点が入ります。

■遊んだ感想

独特なギミックのあるワカプレ。全体的にちょっとプレイアビリティに難がある。

上から玉が流れてきて、それを塞き止める事でアクションを発生させると言うギミックは、このゲームならではと言う気がします。相手が何を取るのかを予測しながら、どこにダムを築くのかを考えるのが面白いポイントです。実際に「これ、流れてくんのー!?」とか思いながらプレイしていました。

ちょっと残念なポイントとして、視認性の悪さやパールの取り出しにくさなどは強く感じました。特に紫と赤がコンポーネント全般で見にくくなっており、都度確認しながらのプレイングになりました。

また、村人も2ラウンドの間しかパールを置けないのに、それを判断する材料がないため、位置を変えたりして、まだ置けるのか置けないのかを判断するのが大変だった覚えがあります。

仕組みとしては面白くできているのですが、もう少し丁寧にコンポーネントが作り込まれているといいなと感じました。


ルールの複雑さ  :★★★★★☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★☆☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★☆☆☆☆☆

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