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みんなでトリックビーノ / Minna de Trick Beano

デザイナー:Osamu Yamazaki
アートワーク:Osamu Yamazaki
出版社:輪骨舎
プレイ時間:15分
プレイ人数:1~99人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

マストフォロー、切り札なし、ビッドありのトリックテイキングです。プレイ可能な人数が99人までと言う異色のトリテ。プレイ人数でお気づきだとは思いますが、紙ペンゲームです。つまり、紙さえあれば無限にプレイ人数を増やせる。100人乗っても大丈夫。

ゲームは2つのフェーズに分かれていて、最初は手札を作るフェーズ。そして、実際のトリックテイキングのフェーズです。

最初にプレイヤーは4×4のマスになっているシートを1枚ずつ受けとります。そして、カードを1枚めくって今回の目標パターンを確認します。

緑の枠に今回の目標パターンを記述する。パターンは全員共通。パターンは必ず×を付ける。

パターンには×印が書かれていて、そのマスでは負けなさいよと言うことになります。何を言ってるのかは後で分かる。

カードが公開されるので、2枚選んで紫の枠のアルファベットと数字の組み合わせを紙に書き込む。

これが終わったら手札を作ります。手札を作る時は、山からカードを規定の枚数公開します。カードには紫の所にアルファベット+数字が書かれているので、2枚選んで4×4のどこかに書き込んでいきます。

こんな感じ。アルファベットはスートで数字はランク。選んだのはA4とC6。

アルファベットはスートを意味していてA~Dの4スート。ランクは1~6となっています。公開されたカードから2つ選んで紙に書き込んだら、次のカードが公開されます。同じように2つ選んで紙に書き込む。これを繰り返していき4×4のエリアを全て埋めたら準備完了。

パターンに合わせて弱そうなのをぶっ込んどいた。あとはビッドを行ったら準備完了。

最後にビッドを行います。何回勝てるかを予想して紙の青いエリアに記入しておきます。多く予想すればするほど得点は高くなり、全トリック取るもしくはミゼールだと高得点。

ここから、トリックの開始。このゲームではプレイヤー間でのトリックの取り合いを行うわけではなく、先程のカードを使って所謂オートマと勝負する事になります。

カードをめくって裏表の組み合わせでオートマのプレイした物を表現する。これをマストフォローする。

リードプレイヤーは常にオートマ。毎回、山からカードをめくって山のトップとめくられたカードの組み合わせでオートマのスートとランクが決まります

プレイヤーはオートマのプレイした内容を確認したら、マストフォローで自分の4×4のエリアのどこかを潰します。潰す時は、勝ったなら◯を描いて負けたなら×を描きます。なお、後勝ちなので同じランクはプレイヤーの勝ち。

こんな感じでオートマとの勝ち負けを◯×で表現していく。

もちろん、フォローできなかったら問答無用でどっかに×

これを16回行ったら、ゲーム終了。得点計算に移ります。

得点計算。ビンゴ、パターン目標、ビッドによる得点。そしてそもそも1トリック1点。

最初にビンゴの確認。縦横斜めで全て勝った列ごとに得点が入ります。斜めはちょっと高め。さらには目標の位置全てに×が入っていたら達成してたら得点。さらにビッド成功してたら得点。ビッドは誤差1でも半分の得点が入ります。最後に獲得トリック数(◯の数)を足して、合計点の高いプレイヤーの勝ち。

■遊んだ感想

マストフォローのトリテをベースにしたビンゴ。

最大99人のマストフォローのトリテと言う事ですが、どちらかと言うと近いのはビンゴ。序盤は比較的勝ち負けのコントロールはしやすく、後半困った事になるヤツです。

おや?ビッド、少なすぎたのでは?

特にビッドが問題で、序盤にコントロールができる分、予想よりも上振れしがちでした。基本的には勝った方が良いので、そもそも勝てる役を選んじゃいますしね。そして、悪いのはこのビッドの得点が大きいところ。

トリテなんですが、かなりソロプレイ感は強く何人で遊んでもこの辺りはほぼ変わりません。


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★☆☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★☆☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★☆☆☆☆☆

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