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ロアリングトゥエンティース / Roaring 20s

デザイナー:Leo Colovini
アートワーク:Annika Heller
出版社:Deep Print GamesPegasus Spiele
プレイ時間:20~30分
プレイ人数:3~5人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

クールな恐竜たちを好物の食べ物や宝石で釣って、パーティーに来てもらおうと言うテーマのカードゲームです。

ゲームのメインシステムは競り。競る対象は毎回山からめくられる恐竜カードになります。

ゲームの準備として、恐竜カードの山からランダムにカードが抜かれます。各プレイヤーには食べ物カードが数枚、初期札として配られます。

食べ物と宝石。競りの支払いに使う。食べ物は恐竜の好物しか払えない。

恐竜カードは1~10の数字が振られていて、真ん中ら辺は枚数が多く、端は枚数が少なく素点が高い感じ。恐竜の数字は得点計算時のセットコレクションとかで使います。食べ物カードは1~5で3種類。さらには食べ物の代わりに使える宝石が入っています。

ゲームは全ての恐竜カードの競りが終わったら終了です。各ラウンドでは、最初に恐竜カードが1枚と食べ物カードがプレイ人数-1枚公開されます。

4人ならこんな感じ。恐竜を取るか、競りで使う食べ物カードを獲得するかどちらか。

カードが公開されたら、時計回りに各プレイヤーは数を宣言します。宣言する時は、このラウンドで宣言された最大の数より大きい数を宣言しないといけません。宣言したくない、もしくは宣言できない場合はパスをして、このラウンドから抜けます。

パスをした場合は、場に公開された食べ物カードの中から1枚選んで獲得します。

競りから降りたら、食べ物カードを1枚選ぶ。いったん、Mine!カードで予約しといてラウンド終わりに獲得。

これを繰り返して、最後の1人になったら宣言した数と同じになるように、手札から食べ物カードを支払って恐竜カードを獲得します。支払う時は枚数ではなく、食べ物カードの数字を合計します。

恐竜には好物があり、支払いに使える食べ物の種類が決められています。もしくは宝石で支払うこともできますが、食べ物と宝石を混ぜて支払うことはできません

恐竜カードの右上の星が勝利点。下に描かれているのが、支払いに使える好物の食べ物。

獲得した恐竜カードは手元の恐竜カードの上に表向きに置いて、個人の恐竜カードの山を作ります。個人の恐竜カードの山の内容はゲーム終了まで見ることができません。

これを繰り返して、全ての恐竜がいずれかのプレイヤーに渡ったらゲーム終了で得点計算に移ります。

得点は恐竜の星の数、同じ恐竜のペア、スリーカードによる得点。さらには連番になっている恐竜の枚数による得点を合計します。

この時に手元の『Mine!』カードを裏返して、恐竜を1匹破棄することで、素点はないが任意の数字として使えるカメレオンにすることができます。

6がないので、カメレオン君に間を取り持ってもらって、5枚の連番を作成。

得点の一番高いプレイヤーの勝ちです。

■遊んだ感想

使えるカードが制限されている変わった競り。お目当ての食べ物を集めて勝負。

基本的には、競りに参加して得点札を得るか、降りて手札を得るかの2択を行うゲームです。降りるなら早く降りた方が良い食べ物が貰えるので、一回の競りはそんなに長く続きません。

セットコレクションの関係などから、ある程度誰がどの恐竜を欲しがるかが分かるので、「まあまあ、それ欲しいよね。で、誰がお仕事する?」と言う展開になりがちです。

要は多分取られるであろうカードが出た時に安く落札されてもアレなので、誰か言い具合の値付けしといてね。なわけですが、降りるなら早く降りたいので、誰かがお仕事を押し付けられて割りを食う形になります。ここら辺のやり取りがなかなか面白いポイントだと思いました。

なかなか、渋いプレイ感のゲームだと思います。


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★★☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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