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マスカレイドトリック / Masquerade Trick

デザイナー:Makoto Akiyama, Pekora
アートワーク:Pekora
出版社:Mysboard Games
プレイ時間:15~30分
プレイ人数:1~4人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

招待隠匿要素のあるトリックテイキングです。3スートで1~7。さらに、切り札スートの王冠。王冠だけは、他のスートに比べると枚数が少なくなっています。

まずは準備。各プレイヤーには役職カードが与えられ、秘密裏に内容を確認します。役職には勝利条件として『特定の役職者を見つける』事と『トリックをどのように取るべきか』の2つが書かれています。

役職は『王様』。ゲーム終了時に『王子』を当てつつ、自分の獲得トリックを偶数にする必要がある。

各プレイヤーに配られなかった役職カードは、テーブルの中央に伏せられます。

ゲームは2ラウンド構成。最初のラウンドでは手札を6枚ずつ持ちます。カードが配られたら、まずは手札から1枚カードを選んで隣に渡します

全員、手札を1枚渡し終えたら、ラウンドの開始。スタートプレイヤーからマストフォローのトリックテイキングを行います。

トリックを取ったら自分の使ったカードだけ手元に伏せて、残りは共通の捨て山に。

トリックを取ったプレイヤーは、このトリックで使用されたカードのうち、自分の使ったカードを前に伏せておいて、他のカードを捨て札にします。

6トリック行ったら、最後にトリックを取ったプレイヤーが場に伏せられた役職カードの中から1枚確認します。

各ラウンド、最後のトリックを取るとテーブルに伏せられた役職カードを1枚確認できる。

次に2ラウンド目。捨て札となったカードをシャッフルして、4枚ずつカードを配ります。枚数が異なるだけで、1ラウンド目と同様にゲームを進めていきます。もちろん、最後に伏せられた役職カードも確認できる。

2ラウンド終わったら、役職の予想タイム。「せーの!」で、自分が探している役職を持っているであろうプレイヤー、またはテーブルの役職カードを指差します。

自分の勝利条件に記載された役職の場所を指差し。

最後に役職カードに示された順番で役職を公開していき、指差しの答え合わせをしていきます。この時点で正解者が1人なら、そのプレイヤーの勝利。複数人いたら、さらに獲得したトリックを確認して、役職に明記された条件を満たしたプレイヤーが勝利します。

■遊んだ感想

不確定な情報を集めて推理を進めるトリテ。確定要素を持つ事の強さ。

役職を推測するための情報が限られているため、1つ1つの情報の価値が高いゲームです。隣から回ってくるカードの内容や各トリックで何をプレイしているのかなどから役職を推測することになるわけですが、複数の役職が候補に上がり絞られないまま、決断を迫られる事が多い気がしました。

情報も意図的なのか、手札の都合上そうなったのかを判断することが難しく、正答率は低めな気がします。実際、2回ほど連続で遊びましたが、両方とも役職を特定できたのは1人だけとなりました。

不確定な情報が多いため、ラウンドの最終トリックを取ることで得られる役職確認が強く、それが取れると有利に立ち回れるように感じます。


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★☆☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★☆☆☆☆☆

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