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サンライズレーン / Sunrise Lane

デザイナー:Reiner Knizia
アートワーク:Francesco De Benedittis
出版社:Horrible Guild, Arclight
プレイ時間:45分
プレイ人数:2~4人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

建設会社の社員として、より良い土地に建物を作っていくゲームです。『ロンド』のリメイク作になります。

ゲームの準備として、プレイヤーには規定の数の建物コマと手札が3枚配られます。残ったカードは山札です。カード5色の建物が描かれていて、特に数字が書かれていたりとかはありません。そして、メインボードの各マスにもカードと同じ5色の色分けがされています。

各マスは色とダイス目のようなもので構成されている。

ゲームが始まると、終了条件を満たすまで手番が時計回りに回ります。手番にできることは、『カードを2枚引く』か『建物を建てる』のどちらか。

カードを2枚引く』のは山からカードを引くだけ。手札の上限が5枚なので、オーバーしたら5枚になるように手札を捨てます。

手札上限は5枚。カードのイラストがなかなかオシャレ。

建物を建てる』では、カードをプレイする事でその色の土地に建物を建てる事ができます。この時、同じ色のカードを複数枚同時にプレイする事で建物の高さを上げる事が可能です。また、1手番で建てられる数に限りはなく、条件が許すのであればいくつ作っても構いません。

赤プレイヤーが、こんな感じの手札をプレイしたら…

色が合っていれば好きな所に建てられるのかと言うとそうではなく、メインボードの中央にある噴水、もしくは何れかのプレイヤーが建てた建物や公園に隣接するマスでなければいけません。要は中央から少しずつ外側に広がっていくイメージです。

青のマスに2段、その先の緑マスに3段の建物が作れる。

建物を建てたら、即座に得点が入ります。得点の計算はマスに描かれたダイス目×建物の高さです。例えば、『3』のマスに4段の建物を建てたら、即座に3×4で12点入ります。

また、プレイヤーは建築を選んだ時に手番に1回だけ任意のカードを捨てることで公園を作る事ができます。公園を作る事で得点は発生しませんが、建物と同様にその先に建物を建てられるようになります。

公園で点数の低いとこ埋めて、その先に建物を建てる。

これを繰り返していき、何れかのプレイヤーの建物コマが2個以下になった場合、スタートプレイヤーの手前まで手番を行ってゲーム終了、もしくは4つの区切られたエリア全てに建物が建ったらその時点でゲームが即座に終了します。

ゲーム終了後は最終得点計算です。ボードを4つのエリアに区切り、うち2つは建物の高さを競い、もう2つは建物を建てたマス数を競います。どちらも上位になるほど高得点。

青の縁取りがされたエリアは高さを競う。より高い建物がある方が高得点。

それが終わったら、ボード全体で縦横で隣接している建物のエリアの大きさを比べて、順位に応じた得点を追加します。ゲーム中に得た得点も加えて、最も得点の高いプレイヤーの勝利です。

白の建物に隠れてるけど、奥の赤の建物が6軒連なってて、一番大きいエリアになっている。

■遊んだ感想

『やることは簡単だけど悩ましい』の王道を行くようなゲーム。

建物を建てるか、カードを引くかと言う単純な2択なのですが、美味しいところとそうでないところの差がハッキリしていて、カードを集めて大きく得点を取りに行きたいけど、他のプレイヤーに先を越されるかもしれないジレンマに苛まれます。

こうなってくると、高得点狙いたくなっちゃうよね。

また、建てた時の即時点だけでなく、エリアごとの得点など終了時の得点も考える必要があるので、『安くても踏んでおく』選択肢があるのと、他のプレイヤーへの妨害をしないといけない場面があったりするのもちょっとしたアクセントになっているように感じました。

ルール量などから、初心者の方から楽しめるゲームではないかなと言う印象です。プレイ時間も30分くらいで終わるので遊びやすいゲームだと思います。

ただ、建物によってはたくさん重ねたときにピサの斜塔みたいに歪むのがあるのは、ちょっとだけ残念。

ロンドはこんな感じ。

ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★★☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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