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ファイト / The Fight: We gonna fight them all!
デザイナー:Friedemann Friese
アートワーク:Lars-Arne "Maura" Kalusky
出版社:2F-Spiele
プレイ時間:5~10分
プレイ人数:2~5人
■ゲーム内容
手札から道具カードを出して、モンスターを討伐する協力ゲームです。デザイナーは緑の人、フリードマン・フリーゼ。ちょっと珍しいプリントアンドプレイとして発表された作品です。
ゲームはレベルが設定されており、最初に何れかのレベルを選びます。レベルが決まるとそれに応じたモンスターと武器カードを取り出します。モンスターは場に配置され、武器カードはシャッフルされて各プレイヤーに配られます。
モンスターと武器にはそれぞれ数字が描かれています。これが、いわばパワーになっています。
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ゲームが始まると各プレイヤーカードを1枚裏向きでプレイします。揃ったら公開して、数値の合計を計算します。その後、合計値より低い値のモンスターがいたら、それを討伐することができます。複数低いヤツがいても、1度に討伐できるのは1体だけです。
プレイヤー同士はどのモンスターを倒すだとか、何のカードをプレイするみたいな具体的な情報は共有できません。ただ、全く相談ができないわけではなく、「ガンガンいこうぜ!」みたいなフィーリングは共有できます。
カードは使いきりで、モンスターを倒せなくても捨てられてしまいます。手札が無くなっても全てのモンスターが討伐できていなければ、プレイヤーの敗北となります。また、各レベルでは様々な条件が付く事もあります。例えば『2ラウンドで全てのモンスターを倒さないといけない』や『モンスターはシャッフルされて1枚ずつ登場する』みたいな感じ。
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また、ラウンドによっては特殊カードも存在し、スタートプレイヤーは手札を公開した状態でプレイしたり、隣のプレイヤーにカードを回したりする事もあります。1枚だけ他のプレイヤーと手札の交換が行えるカードは全てのレベルで使用可能です。
基本的には全てのモンスターを討伐できればクリアです。
■遊んだ感想
考えるな、感じろ。
ザ・マインドほどではないにしろ、限られた情報の中で、他のプレイヤーとフィーリングを合わせていくタイプのゲームです。さらにはザ・クルー的なレベル毎の条件追加とかもあったりします。と、言うかマニュアルの冒頭に何となく匂わせてるフレーズがあるわけなんですけど。
全く情報がないわけではなく、力加減をどれくらいにするのかは相談できるので、そこら辺を頼りにカードをプレイしていくのが面白いと感じました。
レベルで使うカードの内訳と登場するモンスターが最初に情報として開示されているので、まずはモンスターのパワー合計とこちらのカードの合計値の差分を計算するところからスタートです。やってみると、「全然、余裕がないじゃん!」ってなることがあってざわつきます。
1プレイがすぐ終わるので、レベル1から始めなくても、適当に選んで遊んでみると良いかなと思います。
ルールの複雑さ :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き :★★★★★★☆☆☆☆
運の要素 :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度 :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆