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ビストロ・コスモポリート / [kosmopoli:t]

デザイナー:Julien Prothière, Florent Toscano
アートワーク:Stéphane Escapa
出版社:Jeux Opla, すごろくや
プレイ時間:6分
プレイ人数:4~8人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

多国籍料理を提供するレストランの店員さんになって、正確にお客様に注文された料理を提供しよう、と言う協力ゲームです。

プレイヤーは1人がウェイター1人が支配人、そして残りはシェフと言った具合に役割を与えられます。ウェイター役にはヘッドフォンと専用アプリの入ったモバイル端末、支配人には鉛筆とメモ用紙、シェフには地域ごとのメニューカードが渡されます

推奨は地域ごとに担当するシェフを決めておく形。どこの地域を使うかは毎回選べる。

ゲームの準備として、シェフには各地域のメニューカードが渡されます。推奨はシェフごとに担当する地域を決める形。各地域には言語ごとに6枚のカードがあり、1枚のカードには複数のメニュー名と必要な素材が描かれています。

アフリカのメニューカード。一番上は言語の名前。各カード6つのメニューと必要な素材が書いてある。

シェフの近くには素材の山が並べられます。素材は野菜、果物、芋などの種類別に分けられた状態です。また、テーブル番号が描かれたカードも同様に置いておきます。

素材カードは種類ごとに山にしておく。

ウェイターはアプリを起動して、プレイ人数、難易度、使用する地域を選択します。ここまで終わったら、準備完了。ヘッドフォンかイヤホンをしておきます。

ウェイターが『営業開始』を押したらゲーム開始。お客さんがやってきて、テーブルにつきます。吹き出しが出たら、ウェイターが吹き出しを押すとお客さんが注文するメニューを話します

ウェイターはアプリを使って注文を聞く。イヤホンかヘッドフォンが必要。

ウェイターは注文を聞いたら、支配人にテーブル番号と注文を伝えます。支配人はテーブル番号とメニュー名を紙に記録して、シェフに伝えます。「1番テーブル!サムギョプサルです!!」みたいな感じ。

こんな感じでテーブル番号とメニュー名を記録してシェフとやり取りするのが支配人。

シェフは注文を聞いたら、手元のメニューから該当のメニューを探します。見つけたら、そこに描かれた素材を素材の山から探して、素材、メニュー、テーブル番号の3枚セットを支配人に返します

シェフはメニュー、素材、テーブル番号の3点セットを支配人へ返す。支配人からウェイターへ。

支配人はそのセットをウェイターに返し、ウェイターはアプリで該当のお客さんをタップして、素材、そのメニューの言語を入力します。組み合わせが正解ならOK。失敗なら、シェフにカードを突き返します。

注文を聞くときは吹き出しをタップ。回答はお客さんをタップ。次々、お客さんはやってくる。

基本的には、シェフとウェイターは支配人とコミュニケーションを取りながら進んでいきます。ウェイターは同じテーブルに注文を確認することができますが、一度他のお客さんの注文を聞いてから聞き直すとマイナス点になってしまいます。

また、時間が経つとお客さんからメニューの地域を教えてもらえるようになりますが、こちらもやはりマイナス点。なので、なるべくなら一発で何とかしたいところ。

制限時間は6分間。それまでになるべくたくさんの注文を捌きます。全ての注文を捌くかタイムオーバーでゲーム終了。得点が規定の点数をこえていればクリアとなります。

■遊んだ感想

『ミソカツ』を疑え!

やることは伝言ゲームに近いのですが、アプリから聞こえる言葉がおそらくネイティブに近い方の発音なので、とにかく正確に聞き取れません。

日本と韓国語は馴染みがあるので何とかなる。

正確に聞き取れない上にメニューも聞いたことがないものばかり、かつカタカナで書かれているので、これまた微妙にニュアンスが変わる。

この中に『ミソカツ』の正体がいる!

前半は、お客さんが徐々に増えていく感じなのでまだ余裕がありますが、すぐに「えっ!?そんなメニューないです!」となり始め、ワチャワチャしてきます。

アプリを使うだけでなく、ヘッドフォンなどを用意する必要があるので、遊ぶまでのハードルは結構高いですが、遊び始めると「こんなに分からないことある!?」って驚きます。


ルールの複雑さ  :★★☆☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★☆☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★★☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★★★☆☆


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