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スプリングフィーバー / Spring Fever

デザイナー:Friedemann Friese
アートワーク:Olivier Fagnère
出版社:Filosofia Éditions
プレイ時間:20分
プレイ人数:3~6人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

手札の中からプレイヤーが選んだカードが最も小さいカードかどうかを見破るブラフゲームです。

このゲームはカードゲームとなっており、花カードカタツムリカードの2種類を使います。花カードは+3点、カタツムリカードは-1点~-10点です。カタツムリカードはマイナス点が大きいほどカードの枚数が少なくなっていきます。

最初にプレイヤーの場に、花カードが1枚ずつ配られます。その後、残ったカードをシャッフルして山にします。

最初は全員に花カードが1枚ずつ配られる。

スタートプレイヤーはそこから4枚カードを見て、それでゲームを始めるなら山から4枚カードを非公開のまま取り除きます。もし、見た結果が不満であれば、1回だけ引き直しが可能です。ここからゲームスタート。スタートプレイヤーから手番を開始します。手番は時計回りに回ります。

手番には4枚のカードを手札として持つ。一番小さい値のカードは-8。ホントはそれを公開しないといけないけど…

手番プレイヤーは4枚のカードを確認したら、そのうち1枚のカードを公開して、残り3枚を伏せたまま次の手番プレイヤーに渡します。公開するカードは『手札4枚のうち、最も数値の低いカード』と言うルールがあります。しかし、それに従わずに好きなカードを公開してもOK

-1を公開して残りの3枚を隣のプレイヤーへ。本当に一番小さいのは-1なのか?

次の手番プレイヤーは、公開されたカードが4枚の中で一番小さいカードであると思えば、そのまま渡されたカードに山から1枚カードを付け加えて手札とします。この場合、手番プレイヤーは公開したカードを自分の場札に追加します。

ゆるされたので、カードを1枚追加して手札とする。

一番小さいカードではないと思ったら、渡されたカードを全て全員に公開します。その結果、宣言が正しければ、手番プレイヤーの勝ち

公開されたカードが最低の値でないと思ったら、残り3枚を全員に公開して確認する。

渡された3枚のカードの中に、より小さい数字のカードが含まれていたら、次の手番プレイヤーの勝ちになります。負けたプレイヤーは、4枚のうち全てのカタツムリカードを引き取り、さらに勝者の場札からカタツムリカードを1枚押し付けられるか、自分の場札から花カードを奪われます

こんな状況でもダウトに勝てば、-10点を相手に渡すことができる!!

その後、残った花カードと山からカードを引いて、再び4枚にします。

これを繰り返していき、山札が補充できなくなったら、そこでゲーム終了。最後に手札を持ってるプレイヤーはその中から1枚を場札にします。

得点計算は場札の点数の合計となり、合計点の最も高いプレイヤーがゲームに勝利します。

■遊んだ感想

このマイナス点、いつからあったんだ?

4枚のカードから最も小さい数字を公開するだけの簡単なブラフゲームです。

特徴は手札をプレイヤー間で一部共有しているところだと思います。これにより、たまにあるのが「あのマイナス点のカード、どこ行った?」と言う状態。自分が前の手番で見たマイナスがどこにも公開されずに手元に戻ってきた時です。こうなるとウソをついてるかどうかが分かりやすい。

さらには、ちょいちょいカードが公開されるので、その都度、花カードが何枚あるかと言う情報が入ってきます。この時に花カードが3枚とか残ると、花を公開されても、ダウト宣言しづらくなります。

おや?このゲーム、弱いのでは?

また、大きめのマイナス点を獲得しても、勝負に勝てば相手に擦り付ける事ができるのも面白く、上家や下家が勝負を仕掛けづらくなったり、大きいマイナス点を持ってるから、怖いもの無しで勝負に出たり。

下手にカードを見た後で考えちゃったりすると、マイナス点を出さないとウソっぽく見えてしまうので、良い感じの間でカードを公開していきましょう。


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★★☆☆☆
運の要素     :★★★★☆☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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