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プレイアナザーデイ / Prey Another Day

デザイナー:Matthew Dunstan, Brett J. Gilbert
アートワーク:Nele Brönner
出版社:Edition Spielwiese, Pegasus Spiele, Hobby Japan
プレイ時間:15~20分
プレイ人数:2~5人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

5枚のカードを使ったバッティングと読み合いのゲームです。複数のラウンドを行い、何れかのプレイヤーが5点を獲得したらゲーム終了です。

プレイヤーには手札として5枚のカードが配られます。それぞれ、1:クマ、2:狼、3:リンクス、4:フクロウ、5:ネズミとなっています。数字が小さい方が食物連鎖で上位にいるような感じ。

全員同じ5枚のカードを使って、ゲームを進める。

各ラウンドは3回のディールで構成されています。各ディールでは、最初に手札から1枚カードを選択し、手元に伏せておきます。全員が揃ったら、クマから数字の小さい順にコールしていきます。

自分の伏せたカードがコールされたら、カードを表返します。この時、複数のプレイヤーが公開したらバッティングで何も起こりません。

クマがバッティングしてるのでセーフ。

単独だった場合は、自分のプレイしたカードよりも数字の大きいカード(まだ、伏せられているカード)の動物を1つ宣言します。宣言された動物を伏せているプレイヤーはカードを表返して、そのラウンドは脱落となります。

単独クマなので、脱落させる動物を選べる。使用済みカードは公開情報なので、後半は当てられやすくなる。

使用したカードは手札には戻さず、ラウンド終了まで公開したままにしておき、生き残っているプレイヤーで次のディールを行います。つまり、1ラウンドでは、最大で5枚中3枚使用することになります。

3ディール終わったら、生き残っているプレイヤーで決算です。各プレイヤー使用した3枚のカードの数字の合計を計算し、最も合計が大きいプレイヤーに2点が与えられます。それ以外で生き残ったプレイヤーにはそれぞれ1点ずつ与えられます。途中で脱落したプレイヤーは0点。

最後に終了条件がクリアされているか確認して、ゲームが続くならば手札を全員回収して次のラウンドに進みます。

■遊んだ感想

獲物を求める者と救いを求める者の讃歌。

5枚のカードで行うシンプルな読み合いのゲームです。どこかで大きい数字のカードを出したいけど、脱落はしたくないと言うせめぎ合いになります。

一見、バッティングすることにあまり意味はないように見えますが、バッティングすると補食されずにすむので、大きいカードを伏せている時は「バッティングしてしまえ!」と念じる事になる感じです。

良くあるバッティングした人にデメリットがあるのではなく、単純に一部のプレイヤーが恩恵を受けるだけと言うのは、少し変わったアプローチだと感じました。

ネズミ伏せてる時に、フクロウ単独はあかん。

小さい数字を出していけば、比較的生き残りやすいので、生き残りを狙って得点を刻むのか、脱落のリスクを取ってでも大きく出るのかが悩ましく面白いゲームです。

余談ですが、箱に書かれたタイトルが一ヵ所だけ『Prey(獲物)』ではなく、『Pray(祈り)』となっています。これ、誤植ではなくイースターエッグのようなものだと言う事です。食べられないように祈ると言う事なのかな?


ルールの複雑さ  :★★☆☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★★☆☆☆
運の要素     :★★★☆☆☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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