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とるネコ / Cat Lady

デザイナー:Josh Wood
アートワーク:Josh Wood
出版社:Alderac Entertainment Group, Arclight
プレイ時間:15~30分
プレイ人数:2~4人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

ネコを集めつつ、エサもちゃんと用意するカードゲームです。あとはネコの喜びそうなものを集めたり、衣装や、レジェンダリーねこちゃんを召喚したり。

ゲームの準備として、山札からカードを3×3の形に表向きで並べます。残りは裏向きで山札とします。また、今回のゲームで使うちょっと強めなレジェンダリーねこちゃんを選びます。ねこちゃんには白、黒、茶色がある。

3×3で並んだカードの中から縦横どこか1列まとめて引き取り。ネココマがいる列は取れない。

ゲームは山札が枯れるまで行い、時計回りにクルクルと手番が回ります。

各プレイヤーは手番に縦もしくは横一列のカードをまとめて獲得します。列を選ぶ時は1つだけルールがあり、ねこコマが置かれた列は選ぶことができません

カードには『ねこ』『えさ』『おもちゃ』『衣装』『またたび』『迷い猫』『ねこ避けスプレー』があります。

ねこ』は獲得したら手元に並べます。ねこには点数があり、中には特定の色のネコの数が得点になるようなものもいます。

えさ』は獲得したら、カードと引き換えにその色のキューブを獲得します。えさの種類は肉とミルクと缶詰の3種類です。ねこカードには必要なえさの種類と数が描かれており、ゲームが終わるまでに確保しないといけません。ねことえさは公開情報。

『えさ』カードは取ったら対応するキューブに変換して捨て札にする。

おもちゃ』はセットコレクション。集めたおもちゃの種類に応じて点数が入ります。『またたび』はたくさん持ってると得点が高くなりますが、下手に手を出すとマイナス点になる可能性を秘めています。

おもちゃはセットコレクション。衣装はマジョリティ争い。

衣装』はマジョリティ争い。衣装を一番多く持ってると得点になりますが、最小だと失点

迷い猫』は2枚集めるとゲーム開始時に公開されるレジェンダリーねこちゃんが手に入ります。もちろん、エサは必要。

今回使うレジェンダリーねこはこの3匹。『迷い猫』カードを2枚同時に支払うと好きなのが貰える。早い者勝ち。

ねこ避けスプレー』は獲得後に手札からプレイすることで、文字通りねこを追い払う効果があります。どのねこを追い払うかと言うと、取れない列を示したねこコマ。これを好きな場所に移動することができます。

1列取ったら、ねこコマを今取った列に移動して場札を補充します。これで手番終了。後はこれを繰り返していきます。

ゲームが終了したら得点計算。各種カードの得点を計算していきます。ねこはえさを満たしていないとマイナス点えさが余ってしまうとこちらもマイナス点。つまりなるべく需要と供給を一致させるようにカードを取っていかないといけません。

えさが貰えないねこ1匹とえさが3つ余ったので-4点。

得点の一番高いプレイヤーの勝ち。

■遊んだ感想

ほぼ必ず余分なものが物が付いてくるねこあつめ。

常に1列取るだけのシンプルなカードゲームです。一応、ねこコマによる取れる列の制限はありますが、そんなに制限がキツいわけではありません。

また、基本的に自分が欲しいものを集めていくゲーム展開になりがちで、わざわざ下家を絞めるような動きをする意味が薄いため、プレイヤー間のインタラクションは強くない印象です。

青青白のエサをどうにかしないといけない。

プレイヤーに用意された選択肢は、ねこコマの置かれた列以外の5列になるわけですが、選択肢が多い代わりに、大体どれを取っても『今はいらない』カードが付いてきます。これをどう調整して得点を高くするような動きに繋げるのかが、このゲームの面白いポイントかなと感じます。


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★☆☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★★☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★☆☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★☆☆☆☆☆

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