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トレッキング・ザ・ワールド / Trekking the World

デザイナー:Charlie Bink
アートワーク:Csaba Bernáth, Marta Danecka, Sebastian Koziner, Aleksey Shirokikh, Alexey Shirokikh
出版社:Underdog Games
プレイ時間:30~60分
プレイ人数:2~5人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

世界中を旅して、観光地を巡ったり、お土産を買ったりする旅行ゲームです。ボードがとっても特徴的。元々は『トレッキング・ザ・ナショナルパーク』と言うアメリカの国立公園を巡るゲームでした。

ゲームは終了条件に達するまで、各プレイヤーは手番を繰り返していきます。手番にできることは『移動』→『アクション』です。移動は可能ならしないといけない

お土産は個人のカバンに置かれる。ボードの右側に並んでいる数字とアイコンが描かれたカードがトレックカード。

移動は手札のトレックカードを使って移動します。手札から好きな枚数のトレックカードを支払って合計値だけコマを移動させます。この時、一筆書きになるようにしか移動できず、他人のコマがある場合は通過することもできません。

で、到着した場所にお土産キューブが残っていれば、それを自分のカバンに置きます

それが終わったらアクションを行います。アクションの種類はこんな感じ。

・トレックカードを2枚獲得
・コストを支払って、観光地の訪問
・コストを支払って、特殊アクションの実行

『トレックカードの獲得』は場に並んだトレックカードを引きます。欲しいのがなければ、山から引いてもOK。

『観光地の訪問』では、場に公開されている観光地カードの中から1枚を獲得します。獲得するには条件があり、まずプレイヤーがその観光地のマスにいる事、そして観光地カードに書かれたアイコンのトレックカードを手札から支払う事が必要になります。獲得すると勝利点が貰えますが、追加の勝利点トークンが貰えることもあります。

ロシアの辺りに置かれた2枚のカードが今回の特殊アクション。大体、複合的なアクションとなっている。

特殊アクションはゲーム開始時に2つランダムに選ばれていて、手札から同じアイコンのトレックカードを2枚もしくは3枚捨てる事で実行する事ができます。特殊アクションはいくつかのアクションの複合だったり、安いコストで観光地を訪問したりと通常のアクションよりも強くなっています

ボードは地域によって色分けされており、その地域で最後のお土産を獲得したプレイヤーにはボーナストークンが与えられ、追加の勝利点を獲得します。

ゲームの終了条件は、以下の条件のうち1つを満たしたら即座に終了します。

・誰かが観光地カードを規定枚数獲得した場合
・6つあるエリアのうち、5つのエリアでお土産がなくなった

得点計算では観光地やボーナスによる勝利点の他に、お土産の色によるマジョリティ争いとお土産を全色揃えると貰えるセットコレクションによる得点があります。

■遊んだ感想

美麗なイラストが目を引く、優等生的なゲーム。

アートワークが非常に美しく、観光地カードなどはイラストを見てるだけでも楽しい気分になります。

カードのイラストも素敵だけど、ボードも凝ってます。
カードの裏面に観光地の紹介が書かれているのもグッド!

しかしながら、ゲームとしても手番の開始時に移動してからアクションを行う所が小憎らしく、ゲーマー同士で遊ぶと言うよりかはファミリーや普段ボードゲームをやらないお友達と遊ぶとちょうどいい感じかなと思います。

移動の時に通せんぼが出来たり、相手よりも早く観光地に向かったり、地域最後のお土産を誰が取るのかなど、ちょっとしたプレイヤー間の絡みがあるので、ソロプレイ感もそんなになく、遊びながら会話が弾むのではないかと思います。

総合的に見た時に、ゲーマー向けではありませんが、間口が広く使いやすい優等生的な立ち位置のゲームだと思います。


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★☆☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★★☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★★☆☆☆

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